過去のアーカイブ
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10月16日(土)~31日(日) 12:45~14:18 *水曜休
『東京自転車節』
2021年製作/93分/日本/ドキュメンタリー
「漕げや、稼げや、生き抜けや。」
2020年3月。監督はコロナ禍で失職し、東京で自転車配達員をすることに。そうして見えてくるのは、ゆとり世代の自分自身、日常が続くも何かが欠けた“焼け野原”の東京、現代を取り巻く得も言われぬどん詰まり感とそこを突破せんとする活力。勢いだけではない現代への批評性も兼ね備えた、血沸き肉躍る快作。
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10月1日(金)~15日(金) 16:30〜18:54 10月16日~31日 14:50~17:14 *水曜、23日休み
『茜色に焼かれる』
2021年製作/144分/R15+/日本
「悪い冗談みたいなことばかり起きるこの世界で 母ちゃんも、僕も、生きて、生きる。」
7年前、事故で夫を亡くした田中良子とその息子・純平。新型コロナが追い討ちをかける。弱者ほどに生きにくいこの時代。社会の歪みが浮き彫りになった日本。そこで生きていくことは決して楽じゃない。それでも茜色の希望をたなびかせる、厳しくも澄み切った人間賛歌。
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10月16日(土)~31日(日) 17:45~19:32 *水曜休 *23日は特別上映
『狂猿』
2021年製作/107分/PG12/日本/ドキュメンタリー
「デスマッチに狂った猿と、その生き様に人生を狂わされてしまったものたちの饗宴が幕をあける。」
プロレス界でも限られた強者の世界、デスマッチ。そこで20年以上暴れ廻る狂猿・葛西純。その肉体は限界を迎え、長期欠場を余儀なくされた。復帰に意気込む姿と、レスラーとしての軌跡、家族との日常を、先鋭的な音楽ドキュメントで注目を集める川口潤監督が映す。
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10月1日(金)~15日(金) 12:30~13:58、10月6日、13日、20日 の水曜日は10:30~/16:10〜
『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』
2021年製作/88分/日本/ドキュメンタリー
「語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。
父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか」
戦時、記録映画編集者・伊勢長之助はインドネシアでプロパガンダ映画を創った。長之助の長男・伊勢真一は、彼の子らと共に、父たちが国策映画を手がけた想いを探る旅へ出る。日本・インドネシア・オランダ。亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
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10月6,13,20日(水) 13:00~13:50
『森と人の対話』いせフィルム特集
1972年製作/50分/日本/ドキュメンタリー
静岡県井川山林を舞台にした東海パルプのPR映画。 長之助監督の親友であった名カメラマン・瀬川順一が映す山で働く人々、彼らを囲む森の四季が、巧みな編集で構成されていく。国策映画の名編集者としてキャリアを築いた長之助監督の遺作は、森と人の暮らしを見つめる映画であった。
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10月6,13,20日(水) 14:10~15:39
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』いせフィルム特集
1996年製作/89分/日本/ドキュメンタリー
戦前から戦後にかけ、数々の劇映画、記録映画、短編映画の撮影に携わり、95年10月5日に80歳で亡くなった名カメラマン・瀬川順一がドキュメンタリーについて、カメラマンについて語る貴重な記録。彼を父親のように慕う伊勢真一監督が、10年近くに渡ってカメラを向けた。題名の「ルーペ」とはカメラマンが撮影中に覗くファインダーを意味する。
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9月2日~12日 10:30~12:22 *水曜休
『太陽の塔』
2018年製作/112分/日本/ドキュメンタリー
「私は進歩に疑問を持っている」
1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博。そこでひときわ異彩を放っていたのが、テーマに反して周りと調和しようとしない太陽の塔だった。あれから約半世紀、今もなおそびえ立つ太陽の塔に惹かれるのは、岡本太郎が込めたメッセージが、今にこそ人々の心に響くからに他ならない。それはなぜなのか?それは何なのか? 当時の岡本太郎を知る人々の貴重な証言と、美術研究家やアーティスト、クリエイターへのインタビュー、同時期に制作された“明日の神話”のテーマを探る取材を通して、現代に生きる我々への太陽の塔からのメッセージを浮き彫りにしていく。
スタッフコメント有り👇
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9月2日~12日 12:50~14:39 *水曜休
『ニーゼと光のアトリエ』
2015年製作/109分/ブラジル
「私の武器は、愛と絵筆」
1940年代のブラジル。精神病院で働くことになった医師のニーゼは、患者に対するショック療法など、暴力的な治療が日常茶飯事になっている現実を目の当たりにし、衝撃を受ける。
男性医師ばかりの病院で身の置き場も少ないニーゼは、冷遇にも怯まず病室を快適な場所に変えようと試みる。そうして生まれたのが、患者たちに絵の具と筆を与え、心を自由に表現するアトリエであった。
「私たちの仕事は、まずよく聞き、観察すること。口は出さない」
次第に思い思いの絵を描くようになる患者たち。論理的な言葉を失っても、患者は別の言葉で対話し、彼らの絵には無意識のイメージが表れているのだとニーゼは語る。
第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最高賞の東京グランプリと最優秀女優賞を受賞した。
スタッフコメント有り👇
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9月2日~12日 15:00~16:33 *水曜休
『行き止まりの世界に生まれて』
2018年製作/93分/アメリカ/ドキュメンタリー
閉塞感に満ちた小さな町で必死にもがく若者3人の12年間を描く エモーショナルな傑作ドキュメンタリー!
「アメリカで最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビン。幼い頃から、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。彼らにとって唯一の居場所、もう一つの家族だったスケート仲間。だが大人になるにつれ、3人は少しずつ道を違えていく。映画監督になったビンのカメラは、明るさの内にある3人の悲惨な過去や葛藤、思わぬ一面を露わにしていく。それでも、彼らの笑顔に未来を想い、応援せずにはいられない。
痛みと希望を伴った傑作が誕生した。
★『プリズン・サークル』を観た人はぜひ本作も!
スタッフコメント有り👇
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9月13日(月)~21日(火) 10:30~11:37 9月20日(月・祝)のみ10:20開始
『世界一と言われた映画館』
2017年製作/67分/日本/ドキュメンタリー
40年前存在した、「世界一」と謳われた奇跡のような映画館にまつわる、証言集。
上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れると、暗がりの中で映画が始まる……。
山形県酒田市に、映画評論家・淀川長治氏が「世界一の映画館」と評した映画館、グリーン・ハウスがあった。
その当時東京の映画館でも存在しなかった設備やシステムを取り入れ、人々を魅了したそこは、20歳の若さで支配人となった佐藤久一が作り上げた夢の映画館。しかし、1976年の大火災で焼失してしまう。時を越えた今、あの場所へかつて集った人々が、煌めいた思い出をもとに言葉を紡いでいく……。ナレーションは名優・大杉漣。スタッフコメント有り👇
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9月13日(月)〜21日(火) 12:00〜13:26 *水曜休
『うたのはじまり』
2020年製作/86分/日本/PG12/ドキュメンタリー
写真家、齋藤陽道(さいとうはるみち)。16歳のとき手話と出会い「声には、様々な色がある」と実感し、20歳で補聴器を捨て、カメラを持つ。「聞く」ことよりも「見る」ことを選んだ彼と、同じく“ろう”の写真家である妻・盛山麻奈美。二人は”聴者”の息子を授かった。抱いた赤子に突然泣かれ、ふと子守歌がこぼれる、音は「どんな色をして、どんな形をしているのだろうか?」。“ろう”の写真家が、嫌いだった「うた」と出会うまでの記録。
バリアフリー【絵字幕版】での上映。映画のなかで“音楽”について、字幕ではなく、絵で表現しています。
スタッフコメント有り👇
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9月13日(月)〜21日(火) 14:00〜16:00 *水曜休
『カンタ!ティモール』
2012年製作/110分/東ティモール・日本/ドキュメンタリー
「彼らのことばが、うたが、いつまでも心をはなれないのは、それがほんとうの物語だから。」
舞台は南海に浮かぶ神々の島、2002年に独立を果たした東ティモール。ひとつの歌から始まった運命の旅が、音楽あふれるドキュメンタリー映画となった。当時23歳だった監督広田奈津子は、彼らの歌に隠された本当の意味に触れてゆく。そして出会う、光をたたえるまなざし。詩のようにつむがれる言葉の数々。日本人が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモールの悲劇と人々が起こした奇跡の歴史。自主映画ながらも感動は国境を越え、5カ国100カ所以上の試写会で会場が心を震わせた。
スタッフコメント有り👇
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