CINEMA Chupki TABATA

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今月の上映

今月のテーマ(名言)

映画に溢れるいろんな気持ち。
映画を通したそれぞれとの出会い。
“わたし”を確かに感じられる、大切な時間となりますように。

10月17日(木)〜10月29日(火) *16日,23日,30日(水)休映

10:30〜12:34 マミー
13:00〜14:32 わたしの物語
15:00〜16:38 暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE『まひるのほし』
17:00〜18:05 暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE『花子』
18:40〜20:02 劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:
営業時間
◉オープン時間: 初回上映の30分前
10月17日(木)~10月29日(火) 10時30分~12時34分 *16日,23日(水)休映

『マミー』

2024年製作/119分/日本
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦

本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
ご予約・詳細
10月17日(木)~10月29日(火) 13時00分~14時32分 *16日,23日(水)休映

『わたしの物語』

2023年製作/87分/イギリス
“わたしと同じような脚の人っている──?”
極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督、エラ・グレンディニングが4年にわたり自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー
股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
ご予約・詳細
10月17日(木)~10月29日(火) 15時00〜16時38分 *16日,23日(水)休映

『まひるのほし 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE

1998年製作/93分/日本
表現の快楽、芸術表現の根底に迫る傑作
本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。

暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
ご予約・詳細
10月17日(木)~10月29日(火) 17時00分〜18時05分 *16日,23日(水)休映

『花子 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE

2001年製作/60分/日本
アートを入り口にしたこの映画の出口には
家族の日常が広がっていた。

京都府の南端、大山崎町に暮らす今村花子は、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発見者である母・知左は、6年に渡って花子の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。

暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
ご予約・詳細
10月17日(木)~10月29日(火) 18時40分~20時02分 *16日,23日(水)休映 

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』

2024年製作/77分/日本
“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。
そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも友達がいないため、 一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。
上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”としてネットに投稿したり、文化祭ライブで活躍したりする妄想なんかをしていると、気づいたときにはバンドメンバーを見つけるどころか 友達が一人も出来ないまま高校生になっていた……!
ひきこもり一歩手前の彼女だったがある日“結束バンド”でドラムをやっている伊地知虹夏に 声をかけられたことで、そんな日常がほんの少しずつ変わっていく――
ご予約・詳細

来月の上映

10月31日(木)〜11月16日(土) 10時00分~11時44分 *6日,13日(水)休映

『九十歳。何がめでたい』

2024年製作/99分/G/日本
生きづらい世の中を‘‘一笑両断‘‘。
人生100年時代に贈る、前向きになれる痛快エンターテインメント


歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子。 昨年100歳を迎えた彼女のベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作に、90歳を迎えた草笛光子が、 エネルギッシュかつチャーミングに等身大の佐藤愛子を熱演し、映画化! 彼女を支える頑固な中年編集者・吉川真也役に唐沢寿明、愛子の娘・響子役に 真矢ミキ、さらに豪華キャストとゲストが多数登場! 映画『老後の資金がありません!』で老若男女の共感を呼んだ前田哲監督がメガホンをとり、 2024年No.1の笑いと共感の痛快エンターテイメントをお届けします!
ご予約・詳細
10/31木~11/16土 15:55~17:45 / 11/17日~11/23土 18:30~20:20 *水曜休映

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

2024年製作/105分/G/日本
伝えられない想いがあふれだす―。
「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」などで国内外から高く評価されてきた呉美保監督が9年ぶりに長編映画のメガホンをとり、作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を映画化。「キングダム」シリーズの吉沢亮が主演を務め、きこえない母ときこえる息子が織りなす物語を繊細なタッチで描く。
宮城県の小さな港町。耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った五十嵐大にとって、幼い頃は母の“通訳”をすることもふつうの日常だった。しかし成長するとともに、周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、母の明るさすら疎ましくなっていく。複雑な心情を持て余したまま20歳になった大は逃げるように上京し、誰も自分の生い立ちを知らない大都会でアルバイト生活を始めるが……。
母役の忍足亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。「正欲」の港岳彦が脚本を手がけた。
ご予約・詳細
10月31日(木)~11月16日(土) 13時40分〜15時31分 *6日,13日(水)休映

『うんこと死体の復権』

2024年製作/106分/日本
探検界のレジェンド
関野吉晴が初監督!
うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡るいのちの循環の旅へ

「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集⺠と の暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいい かを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。
野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻 。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた...。
ご予約・詳細
10月31日(木)~11月16日(土) 12時05分~13時10分 ※6日,13日(水)休映

『手でふれてみる世界』

2022年製作/60分/日本語・イタリア語
彫刻に手で触れて、 この世界の一部を感じとる。
彫刻を抱擁する人が写し出された一枚の写真と出会った。
彼はなぜ、愛おしそうに触れているのか、知りたいと思った。

イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。 日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。
ご予約・詳細
10月31日(木)~11月16日(土) 18時10分~19時55分 *2日(土),6日(水),13日(水)休映

『きみの色』

2024年製作/100分/G/日本
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。 そんなある日、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、音楽好きの少年・ルイと古書店で出会う。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を備ったりー 勝手に退学したことを、家族に打ち明けられないきみ。母親からの将来の期待に反して、隠れて音楽活動をしているルイ。そして、自分の色だけは見ることができないトツ子。 それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。 よかったらバンドに、入りませんか? バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。
わたしたちの色、わたしたちの音やがて訪れる学園祭、初めてのライブ。
観客の前で見せた三人の「色」とは。
ご予約・詳細
11/17日~11/23土 16:10~18:06 / 11/24日~11/30土 10:00~11:56 *水曜休映

『掘る女 縄文人の落とし物』

2022年製作/111分/日本
夢中になれることが、人生をこんなに豊かにする。
土臭くてラヴリーな発掘ドキュメンタリー

2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。今から約1万6千年〜3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹き付けてやまない。しかし、本作が光を当てるのは、その「発掘」に魅せられた女性たち。『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督の最新作は、縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを3年間にわたって記録したドキュメンタリー。男仕事と思われがちな遺跡発掘で、汗だくになりながらスコップを地面に這わせる彼女たちが、あなたを縄文時代へと誘う。ナレーションは「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる池田昌子が担当。
ご予約・詳細
11/17日~11/23土 14:00~15:39 / 11/24日~11/30土 14:25~16:04 *水曜休映

サヘル・ローズ初監督作品『花束』<世界をとどける映画祭>

2024年製作/94分/G/日本
煌びやかな日本が抱える大きな闇
その犠牲になっているコドモたち
その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは?
大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない
大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている

これほど【あらすじ】を書くのが難しい映画があっただろうか? これほど【演技】という言葉が当てはまらない映画があっただろうか? 映画であって、映画ではない 物語というものは存在しない ドキュメンタリーと、ノンフィクションと、ドラマ これらを融合させた実験映画と云うべきなのか? それとも言葉とお芝居による記億映画とでも云うべきか?
8人の少年少女が主人公である 誰ひとり役者ではない 一見、どこにでもいる普通の少年少女たち ・・・・だが
彼らは幼少期、思春期に普通とは言い難い体験をしている 彼等が児童養護施設で過ごした記憶を辿ると 彼等自身、忘れ難い瞬間(ひととき)があった 奪われた時間 怯え続けた日々の中で 彼等が望んだもの その忘れ難い瞬間を カメラの前で彼等自身が演じていく 主人公たちが実際に生きてきた痕跡を辿る 記憶の断片を表現する 全てのコドモが 生まれてきたこの世界で祝福されるべきだ ・・・・けど 現代の日本では叶わぬ希望となりつつある 煌びやかな日本が抱える大きな闇 その犠牲になっているコドモたち その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは? 憎むことを放棄し、 人を許し、 そして・・・・愛されたい 大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない 大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている
ご予約・詳細
11月17日(日)~11月19日(火) 12時00分~13時34分

『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』<世界をとどける映画祭>

2013年製作/89分/シリア・ドイツ合作
世界中の兄弟たちよ
この叫びを無視するというのか?

中東シリアで祖国の民主化を求めて戦う若者たちの姿をとらえたドキュメンタリー。2011年にアラブから始まった民主化運動の波を受け、2人のシリア人青年が立ち上がった。サッカーのユース代表チームで活躍していた19歳のバセットは、そのカリスマ性で若者たちの心をつかみ、民主化運動のリーダーになる。一方、彼の友人であるカメラマンのオサマは、デモの様子を撮影してインターネットで公開することで民主化運動を広げようとする。非暴力の抵抗運動を続けていた彼らだったが、12年2月に状況は一変。政府軍の攻撃により、ホムスで170人もの市民が殺害された。政府との対話が不可能であることを知ったバセットたちは、武器を手に取り命がけの戦いに身を投じる。11年夏より彼らの活動を追ってきたシリア人監督タラール・デルキが、今なお戦いの中で生きる彼らの姿をありのままに映し出す。サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門でグランプリを獲得。
ご予約・詳細
11月21日(木)~11月23日(土) 12時00分~13時34分

『バベルの学校』<世界をとどける映画祭>

2013年製作/89分/フランス
違ってたっていい。
違ってるからいい。

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。
ご予約・詳細
11月24日(日)~26日(火) 16時30分~18時08分

『燃えあがる女性記者たち』<世界をとどける映画祭>

2021年製作/93分/インド/ドキュメンタリー/ヒンディー語
たくさんの人に知ってほしい。
世の中のために書く、女性記者のことを。

インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」。 独立した草の根メディアとして、大手メディアが注目しない農村の生活や開発など地方自治の問題を報道し続けてきた「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、怯まず粘り強く小さな声を取材していく。
知識も経験も豊富な「カバル・ラハリヤ」主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に苦慮している。有望記者のスニータは、意欲も能力の十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と生活の問題の先にある反社会勢力の存在や警察の怠慢などをあきらかにしていく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと波紋のような広がりを見せるのだった――。
ご予約・詳細
11月28日(木)~30日(土) 16時30分~18時21分

『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』<世界をとどける映画祭>

2020年製作/106分/日本
とどいてほしい ひとりの少女が紡いだ言葉。
あなたが知らない 沖縄の明るさの向こう側。

沖縄の言葉、ウチナーグチには「悲しい」という言葉はない。 それに近い言葉は「肝(ちむ)ぐりさ」。誰かの心の痛みを自分の悲しみとして一緒に胸を痛めること。 それがウチナーンチュの心、ちむぐりさ。
そんな沖縄に、ひとりの少女がやってきた。北国・能登半島で生まれ育った、坂本菜の花さん、15歳。 彼女が通うのは、フリースクール・珊瑚舎スコーレ。既存の教育の枠に捉われない個性的な教育と、お年寄りも共に学ぶユニークな学校だ。 70年あまり前の戦争で学校に通えなかったお年寄りとの交流を通して彼女は、沖縄ではいまなお戦争が続いていることを肌で感じとっていく。
次々に起こる基地から派生する事件や事故。それとは対照的に流れる学校での穏やかな時間。 こうした日々を、彼女は故郷の新聞コラム「菜の花の沖縄日記」(北陸中日新聞)に書き続けた。
「おじぃ なぜ明るいの?」。疑問から始まった日記は、菜の花さんが自分の目で見て感じることを大切に、自分にできることは何かを考え続けた旅物語だった。
少女がみた沖縄の素顔とは―。
ご予約・詳細
12/1日~12/7土 10:30~12:12 / 12/8日~12/14土 10:00~11:42 *水曜休映

『奇跡の子 夢野に舞う』

2024年製作/97分/G/日本
人の知恵と都合と
愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。

農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
ご予約・詳細
12/5木~12/7土 15:00~16:35 / 12/8日~12/14土 16:25~18:00 *水曜休映

『劇場版 荒野に希望の灯をともす』<世界をとどける映画祭>

2022年製作/90分/日本
百の診療所より一本の用水路を
解説 2019年、アフガニスタンで用水路建設に邁進するなか武装勢力に銃撃されて死去した医師・中村哲の足跡を追ったドキュメンタリー。アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた中村哲医師。現地の人びとにその誠実な人柄が信頼され、医療支援が順調に進んでいた2000年、アフガニスタンの地を大干ばつが襲う。農業は壊滅し、人びとは渇きと飢えで命を落とす中、中村医師は医療で人びとを救うことに限界を感じる。そこで彼は医療行為のかたわら、大河クナールから水を引き、用水路を建設するという事業をスタートさせる。これまでにテレビなどで放送された映像に、未公開映像、最新の現地映像も加えて劇場版として再編集し、中村哲の生き様を追った。
ご予約・詳細
『この空の花 長岡花火物語』ポスタービジュアル
12月1日(日)~12月3日(火) 15時00分~17時45分

『この空の花 長岡花火物語』<世界をとどける映画祭>

2011年製作/160分/日本
世界中の爆弾が花火に変わったら、
きっとこの世から戦争はなくなる。

「まだ、戦争には間に合いますか?」2004年の新潟県中越地震から復興をとげ、11年の東日本大震災発生時には被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡市を舞台に、ひとりの女性新聞記者がさまざまな人と出会い、不思議な体験を重ねていく姿を大林宣彦監督が描く。11年夏、熊本・天草の地方紙記者の玲子が新潟・長岡を訪れる。目的は、中越地震を乗り越え復興し、東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた同地を取材すること。そして、長年音信不通だった元恋人からの「長岡の花火を見てほしい」という便りに心ひかれたためだった。
ご予約・詳細
12月1日(日)~12月7日(土) 18時45分~20時30分 *4日(水)休映

『Keememej』 <世界をとどける映画祭>

2021年製作/100分/日本
私のことを忘れないでください。 かつて日本の委任統治下にあったマーシャル諸島共和国。 いまだ戦争の爪痕が残るが映画館はひとつもないこの国で、 2019年8月、1本の映画を上映した。 タイトルは“keememej”  マーシャル語で“憶えている”。 ジャルート島で会った、軍歌を歌う88歳の元少女。 ウォッチェ島に眠る、消えゆくハングル文字の詩。 2012年から追いかけた環礁に散らばる記憶のピース。 元日本兵の父の最期の地を探していた78歳の息子は 母の骨と共に、 家族を連れて3年ぶりに島を訪れる。 マーシャル、日本、朝鮮、アメリカ。 時を越え、再び出会った私たちが新しい物語を編む時、 何を共有し、誰を忘れずにいたいのだろう。
ご予約・詳細
12月5日(木)~12月7日(土) 16時50分~18時28分

『タリナイ』<世界をとどける映画祭>

2018年製作/93分/日本
忘れた環礁は、憶えている
太平洋戦争時にマーシャル諸島で命を落とした日本人兵士の息子が、父が最期を過ごした地を訪れる姿を記録したドキュメンタリー。太平洋戦争中、日本の委任統治下にあったマーシャル諸島では2万人の日本兵が死亡した。その中のひとり、佐藤冨五郎さんも飢えで命を落とすが、冨五郎さんが死の直前まで書き続けていた日記は戦後、戦友の手により家族のもとに届けられる。2歳で父親と別れ、74歳になった息子の佐藤勉さんは2016年4月、日記を手がかりに、マーシャル諸島に住んだことのある若者2人に案内役を頼み、父の最期の地を巡る。旧日本軍の建物など、いまだ多くの戦跡が残るマーシャル諸島の地を巡る佐藤さんの旅を通して、「タリナイ」が意味するものなどを描き出していく。監督は、これが初監督作となる大川史織。大川監督と同い年で、タレントやラジオパーソナリティとして活躍する藤岡みなみがプロデューサーを務めた。
ご予約・詳細
ビッグ・リトル・ファーム
12月8日(日)~12月14日(土) 12時10分~13時46分 *11日(水)休映

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』<世界をとどける映画祭>

2018年製作/91分/アメリカ/ドキュメンタリー
\アンコール上映!/
大自然と共に”究極の農場”を作る、
8年間の夫婦の奮闘を追った奇跡のドキュメンタリー。

殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。 その鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心する。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった―。
時に、大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちと未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていく―。自然を愛する夫婦が夢を追う8年間の奮闘を描いた感動の軌跡。
ご予約・詳細
12月8日(日)~12月14日(土) 14時15分~16時02分 *11日(水)休映

『ぼくたちの哲学教室』<世界をとどける映画祭>

2021年製作/106分/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス合作
人生は正解のない問いの連続
考えて、考えて、歩む

 北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴力で問題解決を図ってきた後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。
ご予約・詳細

チュプキについて

チュプキはアイヌ語で「自然界の光」
誰もが楽しめる映画館です。

目の不自由な人も、耳の不自由な人も、
車いすの人も、小さなお子様連れの人も、
だれもがいつでも安心して、
一緒に映画を楽しむことができる、
すべてのお客様を対象とした映画館、
それが、ユニバーサルシアターです。

劇場案内

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チケット料金やご入場に際するご注意、ユニバーサルシアターの特徴や、劇場設備、シアターレンタルについて。

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上映会のサポート

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ユニバーサル上映会の開催をお手伝いいたします。ユニバーサル上映のノウハウと対応作品の検索もできる情報サイトです。

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トピックス

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メディア掲載、noto、過去のトークショーのログ、事業報告など、読みものを集めたページです。

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ショップ

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チュプキのオリジナルグッズや書籍・パンフレットなどが買えるお買い物ページです。

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地図・アクセス

チュプキまでのアクセス
  • ● JR山手線・京浜東北線 田端駅北口を出て、右方向徒歩5分
  • ● 田端駅北口有人改札にて地図を配布しています。
階段とスロープが並行しています。下りきったところで右折し、
車道の下をくぐって信号のある横断歩道を渡ってください。

ご支援のお願い

日本で唯一の
ユニバーサルシアターとしての運営を継続し、
今後もっと広げていくために、
小さな映画館シネマ・チュプキ・タバタを
皆様に支えていただけましたら幸いです。
ご支援よろしくお願いします。

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個人サポーター年会費
3,000円/5,000円/10,000円
法人サポーター年会費
50,000円/100,000円
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物品のご購入でのご支援

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映画の割引チケットや、
シネマチュプキのオリジナルグッズを
ご購入できます。

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