- 2024年08月29日
- 【U-22★ギフトチケット】ご利用の方へ
- 2024年08月24日
- <事前予約をお勧め>24年10月の上映スケジュールのお知らせ[9/10更新]
- 2024年08月03日
- 9月開催 水曜特集〜認知症と生きる〜[8/26更新]
- 2024年08月03日
- 9月開催 最新作『大好き』公開記念・いせフィルム特集[8/20更新]
- 2024年08月03日
- <事前予約をお勧め>24年9月の上映スケジュールのお知らせ[9/11更新]
今月の上映
今月のテーマ(名言)
あのかけがえのない時間へ。
スクリーンでまた、出会い直す。
そして未来を描けるような、映画体験をお過ごしいただけましたら幸いです。
スクリーンでまた、出会い直す。
そして未来を描けるような、映画体験をお過ごしいただけましたら幸いです。
営業時間
◉オープン時間: 初回上映の30分前
◉オープン時間: 初回上映の30分前
9月16日(月)~9月30日(月) 10時00分~11時44分 *18日,25日(水)休映
『九十歳。何がめでたい』
2024年製作/99分/G/日本
生きづらい世の中を‘‘一笑両断‘‘。
人生100年時代に贈る、前向きになれる痛快エンターテインメント
歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子。 昨年100歳を迎えた彼女のベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作に、90歳を迎えた草笛光子が、 エネルギッシュかつチャーミングに等身大の佐藤愛子を熱演し、映画化! 彼女を支える頑固な中年編集者・吉川真也役に唐沢寿明、愛子の娘・響子役に 真矢ミキ、さらに豪華キャストとゲストが多数登場! 映画『老後の資金がありません!』で老若男女の共感を呼んだ前田哲監督がメガホンをとり、 2024年No.1の笑いと共感の痛快エンターテイメントをお届けします!
ご予約・詳細 人生100年時代に贈る、前向きになれる痛快エンターテインメント
歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子。 昨年100歳を迎えた彼女のベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作に、90歳を迎えた草笛光子が、 エネルギッシュかつチャーミングに等身大の佐藤愛子を熱演し、映画化! 彼女を支える頑固な中年編集者・吉川真也役に唐沢寿明、愛子の娘・響子役に 真矢ミキ、さらに豪華キャストとゲストが多数登場! 映画『老後の資金がありません!』で老若男女の共感を呼んだ前田哲監督がメガホンをとり、 2024年No.1の笑いと共感の痛快エンターテイメントをお届けします!
9月16日(月)~9月30日(日) 12時05分~14時27分 *18日,25日(水)休映
『エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
2005年/137分/日本
パレスチナの窮状を、真実を、
和解と共生の地平を、探る。
パレスチナの窮状を全世界に⽰し、生涯にわたりパレスチナ問題に向き合い続けたエドワード・サイード。彼の不在をみつめ、イスラエル・アラブ双⽅の知識⼈たちの証⾔を道標にサイードが求め続けた和解と共⽣の地平を探る映画の旅。
そこにサイードが終生希望を託そうとした未来が見えると思った。(佐藤真/さとう・まこと)
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
ご予約・詳細 和解と共生の地平を、探る。
パレスチナの窮状を全世界に⽰し、生涯にわたりパレスチナ問題に向き合い続けたエドワード・サイード。彼の不在をみつめ、イスラエル・アラブ双⽅の知識⼈たちの証⾔を道標にサイードが求め続けた和解と共⽣の地平を探る映画の旅。
そこにサイードが終生希望を託そうとした未来が見えると思った。(佐藤真/さとう・まこと)
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
9月16日(月)~9月30日(日) 14時50分~17時14分 *18日,25日(水)休映
『違国日記』
2024年製作/139分/G/日本
わかり合えなくても、寄り添えることを知った―。
両親を交通事故で亡くした15歳の朝(早瀬憩)。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。そんな時、槙生(新垣結衣) がまっすぐ言い放った。 「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」。 槙生は、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに。こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。人見知りで片付けが苦手な槙生の職業は少女小説家。人懐っこく素直な性格の朝にとって、槙生は間違いなく初めて見るタイプの大人だった。対照的なふたりの生活は、当然のことながら戸惑いの連続。それでも、少しずつ確かにふたりの 距離は近付いていた。だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう―。
原作は、累計発行部数180万部突破のコミック・ヤマシタトモコ作『違国日記』。脚本・監督は瀬田なつき
ご予約・詳細 両親を交通事故で亡くした15歳の朝(早瀬憩)。葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す。そんな時、槙生(新垣結衣) がまっすぐ言い放った。 「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」。 槙生は、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに。こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった。人見知りで片付けが苦手な槙生の職業は少女小説家。人懐っこく素直な性格の朝にとって、槙生は間違いなく初めて見るタイプの大人だった。対照的なふたりの生活は、当然のことながら戸惑いの連続。それでも、少しずつ確かにふたりの 距離は近付いていた。だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう―。
原作は、累計発行部数180万部突破のコミック・ヤマシタトモコ作『違国日記』。脚本・監督は瀬田なつき
9月16日(月)~9月30日(月) 17時40分~19時33分 *18日,25日(水)休映
『アイアム・ア・コメディアン』
2022年製作/108分/G/日本・韓国合作
テレビから消えた男
テレビに居場所を失った村本大輔は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い《スタンダップコメディ》を追求する。 本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実に『東京クルド』の新鋭ドキュメンタリスト日向史有が迫った3年間の記録。
世間は彼の事を、嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄する。彼のことが大嫌いなアンチ村本も多数存在する。テレビで政治的なネタを繰り返したことで、テレビ局が使いにくいから干されたのだと言うと、いや単に面白くないからでしょ、と返される。 本当にそうだろうか?彼が独演会を開催するとLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)が札止めとなる。そう言えば最近テレビで見ないな…。本当にそこにメディアの忖度は働いていなかったのだろうか。
しかし、もはやそんな事はどうでも良いようだ。テレビに居場所を失った彼は日本ではなく世界に目を向けたのだ。世界は広い。そう言うと今度は、日本で通用しなかったから逃げたんでしょ?とまたもや返されるかもしれない。 アンチの皆さん、それももうどうでも良いのです。間違いないことは村本が世界に出てお笑いを追求している。自身がメディアとなって日本ではタブーとされていることを表現するためにもがいている。
そしてもう一つ間違いないことは、彼は日本のテレビから、消えた=言葉を消された。この国ではミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある。 お茶の間に問題提起の声は届かなくなる。
彼を毛嫌いしている皆さん、是非スタンダップして、この映画で彼のコメディ=言葉に触れてみませんか。
ご予約・詳細 テレビに居場所を失った村本大輔は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い《スタンダップコメディ》を追求する。 本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、知られざる家族との関係。世間から忘れ去られた芸人の真実に『東京クルド』の新鋭ドキュメンタリスト日向史有が迫った3年間の記録。
世間は彼の事を、嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄する。彼のことが大嫌いなアンチ村本も多数存在する。テレビで政治的なネタを繰り返したことで、テレビ局が使いにくいから干されたのだと言うと、いや単に面白くないからでしょ、と返される。 本当にそうだろうか?彼が独演会を開催するとLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)が札止めとなる。そう言えば最近テレビで見ないな…。本当にそこにメディアの忖度は働いていなかったのだろうか。
しかし、もはやそんな事はどうでも良いようだ。テレビに居場所を失った彼は日本ではなく世界に目を向けたのだ。世界は広い。そう言うと今度は、日本で通用しなかったから逃げたんでしょ?とまたもや返されるかもしれない。 アンチの皆さん、それももうどうでも良いのです。間違いないことは村本が世界に出てお笑いを追求している。自身がメディアとなって日本ではタブーとされていることを表現するためにもがいている。
そしてもう一つ間違いないことは、彼は日本のテレビから、消えた=言葉を消された。この国ではミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある。 お茶の間に問題提起の声は届かなくなる。
彼を毛嫌いしている皆さん、是非スタンダップして、この映画で彼のコメディ=言葉に触れてみませんか。
9月4日, 9月11日, 9月18日, 9月25日(水) *「水曜特集〜認知症と生きる〜」開催
『認知症と生きる 希望の処方箋』水曜特集〜認知症と生きる〜
2022年製作/日本/110分
認知症にかかっても幸せに生きなければならない
助け合う人々と場所がある
そこには音楽の力が溢れていた
特効薬のない病、認知症が増えている中で、人々は認知症とどう付き合って生きていくのが問われている。 認知症の症状を薬で和らげたり、進行を遅らせたりする様々な療法がある。 映画では、名古屋の病院で音楽療法を実践する二人の音楽療法士にスポットを当てる。 うどん屋を営んでいた夫婦、脳梗塞で半身麻痺になった女性、認知症高齢者グループホームで療養する男性・・・ そんな彼らに、音楽療法士が、優しく音楽を投げかける。 相手の病状と人生を鑑みながら適切な音楽療法を施していく。すると、そこには、誰も予想しなかった結果が。 「認知症は治らなくても幸せになる時があればいい」認知症の夫を介護する女性が言い放つ。 まだ知られていない音楽療法。 音楽と人の深いつながりの中に希望が見えてくる。 ●水曜特集〜認知症と生きる〜
上映映画とスケジュールはこちら↓
https://chupki.jpn.org/archives/13378
ご予約・詳細 助け合う人々と場所がある
そこには音楽の力が溢れていた
特効薬のない病、認知症が増えている中で、人々は認知症とどう付き合って生きていくのが問われている。 認知症の症状を薬で和らげたり、進行を遅らせたりする様々な療法がある。 映画では、名古屋の病院で音楽療法を実践する二人の音楽療法士にスポットを当てる。 うどん屋を営んでいた夫婦、脳梗塞で半身麻痺になった女性、認知症高齢者グループホームで療養する男性・・・ そんな彼らに、音楽療法士が、優しく音楽を投げかける。 相手の病状と人生を鑑みながら適切な音楽療法を施していく。すると、そこには、誰も予想しなかった結果が。 「認知症は治らなくても幸せになる時があればいい」認知症の夫を介護する女性が言い放つ。 まだ知られていない音楽療法。 音楽と人の深いつながりの中に希望が見えてくる。 ●水曜特集〜認知症と生きる〜
上映映画とスケジュールはこちら↓
https://chupki.jpn.org/archives/13378
来月の上映
10月1日(火)~10月15日(火) 10時00分~12時43分 *2日,9日,16日(水)休映
『正義の行方』
2024年製作/158分/日本
いまも〈真相〉は、あの森を彷徨さまよう「飯塚事件」とは何だったのか?
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
誰の〈真実〉が本当・・なのか? 誰の〈正義〉が正しい・・・のか?
スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
ご予約・詳細 1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
誰の〈真実〉が本当・・なのか? 誰の〈正義〉が正しい・・・のか?
スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
10月17日(木)~10月29日(火) 10時30分~12時34分 *16日,23日(水)休映
『マミー』
2024年製作/119分/日本
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
ご予約・詳細 和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
10月1日(火)~10月15日(火) 13時10分~14時56分 *2日,9日,16(水)休映
『かいじゅう』
2024年製作/101分/日本
画家・西村一成 一年の記録
一成さんは ふぅーっとタバコの煙を吐くと立ち上がり、耳栓をしてから、巨大なキャンバスの前に立つ。長い間黙って何かを見つめている。「何が起きるのだろうか ?」僕がカメラを手に緊張していると、突如、一成さんが絵筆を握り立ち上がる。「うぅー」と唸り声を上げながら、アクリル絵の具をたっぷりとつけた筆をキャンバスに叩きつける。目の前になんだかわからない模様が現れた。唸り声とともに、何度も何度も繰り返し絵筆を振るう姿を夢中になって撮影していると......いつのまにかキャンバスには「顔」のようなものが浮かびあがり、その目はじっとこっちを見つめていた。一成さんが家族以外に創作の現場を見せたのは、この日が初めてだったという。
あれから 1 年、僕は西村家に通い続けた。午前中 1 時間だけの撮影は、2 時間 3 時間...と伸びていき、2 泊 3 日で撮影したこともあった。カメラはただただ回り続け、西村一成の日常は 1 本の映画になった。映画のタイトルは甥っ子がつけた一成さんのあだ名にした。
『かいじゅう』
ご予約・詳細 一成さんは ふぅーっとタバコの煙を吐くと立ち上がり、耳栓をしてから、巨大なキャンバスの前に立つ。長い間黙って何かを見つめている。「何が起きるのだろうか ?」僕がカメラを手に緊張していると、突如、一成さんが絵筆を握り立ち上がる。「うぅー」と唸り声を上げながら、アクリル絵の具をたっぷりとつけた筆をキャンバスに叩きつける。目の前になんだかわからない模様が現れた。唸り声とともに、何度も何度も繰り返し絵筆を振るう姿を夢中になって撮影していると......いつのまにかキャンバスには「顔」のようなものが浮かびあがり、その目はじっとこっちを見つめていた。一成さんが家族以外に創作の現場を見せたのは、この日が初めてだったという。
あれから 1 年、僕は西村家に通い続けた。午前中 1 時間だけの撮影は、2 時間 3 時間...と伸びていき、2 泊 3 日で撮影したこともあった。カメラはただただ回り続け、西村一成の日常は 1 本の映画になった。映画のタイトルは甥っ子がつけた一成さんのあだ名にした。
『かいじゅう』
10月1日(火)~10月15日(火) 15時20分~16時59分 *2日,9日,16日(水)休映
『化け猫あんずちゃん』
2024年製作/94分/日本・フランス合作
また、どこかで会える?
「母さんに会いたい。」母を亡くした少女と共に向かうのは地獄の果てー
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。 時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。 移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。 大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。 かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」 たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。
実写×アニメーション。
日本×フランス。
ジャンルや国を超えた才能がタッグを組んだ、前代未聞のアニメーション映画ついに公開!
ご予約・詳細 「母さんに会いたい。」母を亡くした少女と共に向かうのは地獄の果てー
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。 時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。 移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。 大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。 かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」 たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。
実写×アニメーション。
日本×フランス。
ジャンルや国を超えた才能がタッグを組んだ、前代未聞のアニメーション映画ついに公開!
10月1日(火)~10月15日(火) 17時25分~18時35分 *2日,9日,16日(水)休映
『スミコ 22』
2024年製作/65分/日本
自分とたしかに過ごす毎日
"今、考えてることは何?"
監督自身の日記をもとに綴られる、等身大の物語
友人とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。自分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を面白く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま人生を過ごしてしまっていると。
それからのスミコは自分と会話しながら日々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼女にとってとても大事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを食べる必要がある。白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になる。二日酔いで昨日のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。くしゃみをすると鼻水が出ることを意味わからないなと思う。
大学を卒業して入社した会社を4ヶ月でやめたスミコ。新生活の中で、自分がたしかに思っていることを たしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。
ご予約・詳細 "今、考えてることは何?"
監督自身の日記をもとに綴られる、等身大の物語
友人とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。自分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を面白く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま人生を過ごしてしまっていると。
それからのスミコは自分と会話しながら日々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼女にとってとても大事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを食べる必要がある。白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になる。二日酔いで昨日のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。くしゃみをすると鼻水が出ることを意味わからないなと思う。
大学を卒業して入社した会社を4ヶ月でやめたスミコ。新生活の中で、自分がたしかに思っていることを たしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。
10月1日(火)~10月15日(火) 19時00分~20時13分 *2日,9日,16日(水)休映 *4日(金)休映
『数分間のエールを』
2024年製作/68分/日本
「何かを作りたい。自分が作ったモノで誰かの心を動かしたい」
高校生の朝屋彼方あさや かなたは、MV(ミュージックビデオ)の制作に没頭していた。ある夜、映像のモチーフを探して街を探索していた彼方は、雨の中でストリートライブをする女性に出会い、その歌に衝撃を受ける。「この歌のMVを作りたい、自分が待っていたのはこの曲だ」その歌声と、感情をぶつけながら歌い上げる姿に心が突き動かされた。そして翌日、彼方は教壇に立った新任教師の姿を見て驚愕する。そこにいた織重おりえ 夕ゆうは前夜、彼方の心を突き動かしたミュージシャンだった。
モノづくりを始め、その楽しさを糧に次に進む彼方とモノづくりを諦め、その苦しさから別の道に歩き出した夕。二人の作った作品は、それぞれに何をもたらすのだろうか。
ご予約・詳細 高校生の朝屋彼方あさや かなたは、MV(ミュージックビデオ)の制作に没頭していた。ある夜、映像のモチーフを探して街を探索していた彼方は、雨の中でストリートライブをする女性に出会い、その歌に衝撃を受ける。「この歌のMVを作りたい、自分が待っていたのはこの曲だ」その歌声と、感情をぶつけながら歌い上げる姿に心が突き動かされた。そして翌日、彼方は教壇に立った新任教師の姿を見て驚愕する。そこにいた織重おりえ 夕ゆうは前夜、彼方の心を突き動かしたミュージシャンだった。
モノづくりを始め、その楽しさを糧に次に進む彼方とモノづくりを諦め、その苦しさから別の道に歩き出した夕。二人の作った作品は、それぞれに何をもたらすのだろうか。
10月17日(木)~10月29日(火) 13時00分~14時32分 *16日,23日(水)休映
『わたしの物語』
2023年製作/87分/イギリス
“わたしと同じような脚の人っている──?”
極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督、エラ・グレンディニングが4年にわたり自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー 股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
ご予約・詳細 極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督、エラ・グレンディニングが4年にわたり自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー 股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
10月17日(木)~10月29日(火) 15時00〜16時38分 *16日,23日(水)休映
『まひるのほし 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
1998年製作/93分/日本
表現の快楽、芸術表現の根底に迫る傑作
本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
ご予約・詳細 本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
10月17日(木)~10月29日(火) 15時00分〜16時38分 *16日,23日(水)休映
『花子 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
2001年製作/60分/日本
アートを入り口にしたこの映画の出口には
家族の日常が広がっていた。
京都府の南端、大山崎町に暮らす今村花子は、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発見者である母・知左は、6年に渡って花子の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
ご予約・詳細 家族の日常が広がっていた。
京都府の南端、大山崎町に暮らす今村花子は、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発見者である母・知左は、6年に渡って花子の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
12月前半・約2週間 *水曜休映 上映時間調整中・近日予約開始
『奇跡の子 夢野に舞う』
2024年製作/97分/G/日本
人の知恵と都合と
愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。
農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
ご予約・詳細 愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。
農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
チュプキについて
チュプキはアイヌ語で「自然界の光」
誰もが楽しめる映画館です。
目の不自由な人も、耳の不自由な人も、
車いすの人も、小さなお子様連れの人も、
だれもがいつでも安心して、
一緒に映画を楽しむことができる、
すべてのお客様を対象とした映画館、
それが、ユニバーサルシアターです。
地図・アクセス
- ● JR山手線・京浜東北線 田端駅北口を出て、右方向徒歩5分
- ● 田端駅北口有人改札にて地図を配布しています。
階段とスロープが並行しています。下りきったところで右折し、
車道の下をくぐって信号のある横断歩道を渡ってください。
車道の下をくぐって信号のある横断歩道を渡ってください。
絵でわかるイラスト地図を ダウンロードする
言葉による道案内を ダウンロードする
ご支援のお願い
日本で唯一の
ユニバーサルシアターとしての運営を継続し、
今後もっと広げていくために、
小さな映画館シネマ・チュプキ・タバタを
皆様に支えていただけましたら幸いです。
ご支援よろしくお願いします。