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過去のアーカイブ

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3月16日(日)~30日(日) 10時00分~12時09分 *5日,12日(水)休映

『杳かなる』(はるかなる)

2024年製作/124分/日本/ドキュメンタリー
闇夜のような日々―
沈黙を照らすものはあるか?

「私の声を奪うな 私をいなかったことにするな」。
全身の筋力が徐々に弱まり、病状の進行によっては声も失われ、意思を通わせることもむずかしくなる難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)。6年前に確定診断を受けた佐藤裕美さんは、身体を動かすことが徐々に不自由になり不安を募らせている。発症前は活動的な日々を送っていたが、生死のはざまに揺れる今、自宅の部屋でひとり生を証しするように詩を綴っている。
春もまだ浅い頃、障害のある友人を通じて同じ病を生きる先行者・岡部宏生さんとめぐり合う。48歳でALSを発症して18年。呼吸苦のために気管切開をして人工呼吸器を装着し声を失った岡部さんは、透明な文字盤を介して介助者に自身の言葉を伝える。 病への不安と戸惑いを吐露する裕美さんに、「生きることを一緒に考えたい」と告げる岡部さん。そして、ふたりの長い旅ははじまった。
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『映画 ◯月◯日、区長になる女。』ポスタービジュアル
【アンコール上映!】3月16日(日)~22日(土) 12時35~14時30分 *19日(水)休映

『映画 ◯月◯日、区長になる女。』

2024年製作︎/110分/日本/ドキュメンタリー︎
第79回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞受賞記念 アンコール上映決定!

監督 ペヤンヌマキ コメント
こんにちは、杉並区に住んで20年になるペヤンヌマキです。
私が住んでいる閑静な住宅街に大きな道路を通す計画があることを知りました。計画が進むと私の家は立ち退きになってしまいます。自分のことに精一杯で社会問題のことなんてちっとも考えてこなかった私ですが、自分の住まいが奪われる危機に直面して初めて、政治や選挙が私たちの生活につながっていることに気づきました。
そして・・・カメラを回し始めました。投票率を少しでも上げるために。

これは現在私に起きていることであり、杉並区で起きていることであり、どこでも誰にでも起こりうること。
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3月1日(土)~15日(土) 12時10分〜13時38分 *5日,12日(水)休映

『その街のこども 劇場版』

2010年/83分/日本
1995年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。
こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。
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3月1日(土)~15日(土) 13時55分~16時03分 *5日,12日(水)休映

『大きな家』

2024年製作/123分/G/日本
生きてきた。つよく。この先も。
密着したのは、児童養護施設の”ふつう”の日常。

東京のとある児童養護施設。 ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、 さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしています。 家族とも他人とも言い切れない、 そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、 彼らを支える眼差しに密着しました。 生きることへの不安。うまく築けない人間関係。 変えられないものと、ともに生きていくということ。 ここに映っているのは、特別なものではなく、 葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、 それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。 この映画を観終わったあとは、 彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。 そして、あなたの"ふつう"が少しだけ広がるかもしれません。 配信やパッケージ化は予定しておりませんので、ぜひ劇場でご覧ください。
※本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています
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【アンコール上映】2025年2月1日(土)~14日(金) 10時00分〜12時04分 *5日,12日(水)休映)

『マミー』

2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦

本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
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2月1日(土)〜14日(金) 12時30分~13時51分 *5日,12日(水)休映

『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』

2024年製作/76分/日本/ドキュメンタリー
ニキ・ド・サンファルのスピリットは永遠に
20世紀を代表するフランス生まれの造形作家、ニキ・ド・サンファル(1930 - 2002)。 ニキの芸術は、60年代の苦悩に満ちた作品を経て、カラフルで解放的な女性像「ナナ」シリーズ、独創的な野外彫刻と、さまざまに変化してきた。 その集大成ともいえるのが、イタリア、トスカーナに20年以上の歳月をかけて創り上げた彫刻庭園「タロット・ガーデン」。22枚のタロットカードが彫刻や建造物へと姿を変えた、色彩と造形のマジカルワールドだ。 本作「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」は、初期作品から、20代の頃夢に描いた自らの彫刻による庭園実現までの、ひとりのアーティストの生涯と作品を追ったドキュメンタリー・フィルムである。ニキのスピリットは、ニキ財団の代表で、彼女の孫であるブルーム・カルデナスをはじめとする多くの人々によって守られ、受け継がれている。
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2月1日(土)〜14日(金) 14時15分〜16時24分 *5日,12日(水)休映

『花嫁はどこへ?』

2024年製作/124分/G/インド
インド、大安の吉日。
同じ赤いベールで顔が隠れた2人の花嫁が、たまたま同じ満員列車に乗り合わせて―!?

2001年、とあるインドの村。プールとジャヤ、結婚式を終えた2人の花嫁は同じ満員列車に乗って花婿の家に向かっていた。だが、たまたま同じ赤いベールで顔が隠れていたことから、プールの夫のディーパクがかん違いしてジャヤを連れ帰ってしまう。置き去りにされたプールは内気で従順、何事もディーパクに頼りきりで彼の家の住所も電話番号もわからない。そんな彼女をみて、屋台の女主人が手を差し伸べる。一方、聡明で強情なジャヤはディーパクの家族に、なぜか夫と自分の名前を偽って告げる。果たして、2人の予想外の人生のゆくえは──?

※本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています。
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2月1日(土)~14日(金) 16時50分~18時25分 *5日,12日(水)休映

『ぼくのお日さま』

2024年製作/90分/日本
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生のタクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。 ある日、苦手なアイスホッケーでケガをしたタクヤは、フィギュアスケートの練習をする少女・さくら(中西希亜良)と出会う。「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、心を奪われてしまうタクヤ。 一方、コーチ荒川(池松壮亮)のもと、熱心に練習をするさくらは、指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。コーチが元フュギュアスケート男子の選手だったことを友達づてに知る。 荒川は、選手の夢を諦め東京から恋人・五十嵐(若葉竜也)の住む街に越してきた。さくらの練習をみていたある日、リンクの端でアイスホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て、何度も転ぶタクヤを見つける。 タクヤのさくらへの想いに気づき、恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習につきあうことに。 しばらくして荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……
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2月1日(土)~14日(金) 18時50分〜20時07分 *5日,12日(水)休映

『地獄のSE』

2024年製作/72分/日本
中学生天野モモ(14)は電車の中で町に狂いの雰囲気が解き放たれる瞬間を目撃するが、天野は恋に忙しかったため気に止める余裕が無かった。天野の想い人である早坂にに子(14)はその狂いの波に乗る。海が近くなった町で、中学生たちが恋をして愛をしなかったりします。

監督は川上さわ。19歳の時に初めて撮った映画『散文、ただしルール』(2022)が同年のカナザワ映画祭でグランプリを受賞。そのスカラシップ作品として川上が20歳の時に撮った初長編映画が『地獄のSE』(2023)となる。本作は海外の映画祭にも複数ノミネートされ、川上のユニークな独創力で組み立てられた異質な劇空間に数多の観衆が驚き、戸惑い、そして魅了された。映画はこれからも変革し続ける。そんな予感が、得体のしれないこの怪作には飄々と流れている。
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2月15日(土)~28日(金) 10時00分〜12時04分 *21日のみ9時30分〜11時34分 *水曜休映

『五香宮の猫』(ごこうぐうのねこ)

2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
ある港町のお宮に たくさんの猫が住み着いたそうな
めでたしめでたし――
なんてそう簡単にはいかんなあ

ニューヨークから小さな港町へーーー
瀬戸内の風光明媚な港町・牛窓。古くから親しまれてきた鎮守の社・五香宮(ごこうぐう)には参拝者だけでなく、さまざまな人々が訪れる。近年は多くの野良猫たちが住み着いたことから“猫神社”とも呼ばれている。2021年、映画作家の想田和弘とプロデューサーの柏木規与子は、27年間暮らしたニューヨークを離れ、『牡蠣工場』(15)や『港町』(18)を撮ったこの牛窓に移住した。新入りの住民である夫婦の生活は、瀬戸内の海のように穏やかに凪ぎ、時に大小の波が立つ。猫好きのふたりは、地域が抱える猫の糞尿被害やTNR活動、さらには超高齢化といった現実に住民として関わっていくことになる。
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2月15日(土)~28日(金) 12時30分~14時04分 *21日のみ、11時50分〜13時24分 *水曜休映

『いもうとの時間』

2024年製作/89分/日本/ドキュメンタリー
兄の無罪を信じて64年ーーー
いつか真実がわかるその日まで、
「いもうと」は生きる。

1961年、三重と奈良にまたがる集落・葛尾で凄惨な事件が起こった。村の懇親会で振舞われたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡。世にいう名張毒ぶどう酒事件である。犯人と目されたのは、奥西勝(当時35歳)。客観的証拠はなく、あるのは自白調書のみ。一審判決では無罪を勝ち取ったが、二審では一転して死刑判決が言い渡される。以降、無実を訴え続けるも、奥西は89歳で獄中死した。再審請求を引き継いだのは妹の岡美代子。弁護団を結成し、新証拠を出し続けるが、再審の扉は開かない。遂に10度目の再審請求も幕を閉じ、棄却され続けた月日はなんと半世紀。再審請求は配偶者、直系の親族及び兄弟姉妹しかできない。美代子は現在94歳。美代子がいなくなれば、事件は闇の彼方に消える。残された時間はそう長くはない。それでも兄の無罪を信じ、長生きを誓う。あまりにも長く辛い「いもうとの時間」は果たしていつまで続くのか。
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1月4日(土)〜10日(金) 10時00分~11時57分 *8日(水)休映

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』【西田敏行さん追悼】

2008年製作/112分/日本
夢はいつか必ず叶う―
北国の動物園から届いた、大きな愛の物語

北海道旭川市旭山動物園。園長の滝沢は、老朽化し年々来場者が減り続ける動物園を立ち直らせるべく、日々奔走していた。そんな中、小さい頃からいじめられっ子で、人間よりも昆虫が好きな青年・吉田が、新人飼育係としてやって来る。情熱あふれる園長、ベテラン飼育係らとともに、少しでも動物園を盛り立てようと努力を続けるが、園への予算を渋る市長や市議会、突然のゴリラの死など、状況は悪くなるばかりだった。そこへ園内でエキノコックスの感染が発見され、とうとう廃園の危機が迫る・・・。
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