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過去のアーカイブ

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【アンコール上映】2025年2月1日(土)~14日(金) 10時00分〜12時04分 *5日,12日(水)休映)

『マミー』

2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦

本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
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2月1日(土)〜14日(金) 12時30分~13時51分 *5日,12日(水)休映

『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』

2024年製作/76分/日本/ドキュメンタリー
ニキ・ド・サンファルのスピリットは永遠に
20世紀を代表するフランス生まれの造形作家、ニキ・ド・サンファル(1930 - 2002)。 ニキの芸術は、60年代の苦悩に満ちた作品を経て、カラフルで解放的な女性像「ナナ」シリーズ、独創的な野外彫刻と、さまざまに変化してきた。 その集大成ともいえるのが、イタリア、トスカーナに20年以上の歳月をかけて創り上げた彫刻庭園「タロット・ガーデン」。22枚のタロットカードが彫刻や建造物へと姿を変えた、色彩と造形のマジカルワールドだ。 本作「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」は、初期作品から、20代の頃夢に描いた自らの彫刻による庭園実現までの、ひとりのアーティストの生涯と作品を追ったドキュメンタリー・フィルムである。ニキのスピリットは、ニキ財団の代表で、彼女の孫であるブルーム・カルデナスをはじめとする多くの人々によって守られ、受け継がれている。
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2月1日(土)〜14日(金) 14時15分〜16時24分 *5日,12日(水)休映

『花嫁はどこへ?』

2024年製作/124分/G/インド
インド、大安の吉日。
同じ赤いベールで顔が隠れた2人の花嫁が、たまたま同じ満員列車に乗り合わせて―!?

2001年、とあるインドの村。プールとジャヤ、結婚式を終えた2人の花嫁は同じ満員列車に乗って花婿の家に向かっていた。だが、たまたま同じ赤いベールで顔が隠れていたことから、プールの夫のディーパクがかん違いしてジャヤを連れ帰ってしまう。置き去りにされたプールは内気で従順、何事もディーパクに頼りきりで彼の家の住所も電話番号もわからない。そんな彼女をみて、屋台の女主人が手を差し伸べる。一方、聡明で強情なジャヤはディーパクの家族に、なぜか夫と自分の名前を偽って告げる。果たして、2人の予想外の人生のゆくえは──?

※本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています。
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2月1日(土)~14日(金) 16時50分~18時25分 *5日,12日(水)休映

『ぼくのお日さま』

2024年製作/90分/日本
雪が積もる田舎街に暮らす小学6年生のタクヤ(越山敬達)は、すこし吃音がある。タクヤが通う学校の男子は、夏は野球、冬はアイスホッケーの練習にいそがしい。 ある日、苦手なアイスホッケーでケガをしたタクヤは、フィギュアスケートの練習をする少女・さくら(中西希亜良)と出会う。「月の光」に合わせ氷の上を滑るさくらの姿に、心を奪われてしまうタクヤ。 一方、コーチ荒川(池松壮亮)のもと、熱心に練習をするさくらは、指導する荒川の目をまっすぐに見ることができない。コーチが元フュギュアスケート男子の選手だったことを友達づてに知る。 荒川は、選手の夢を諦め東京から恋人・五十嵐(若葉竜也)の住む街に越してきた。さくらの練習をみていたある日、リンクの端でアイスホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て、何度も転ぶタクヤを見つける。 タクヤのさくらへの想いに気づき、恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習につきあうことに。 しばらくして荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……
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2月1日(土)~14日(金) 18時50分〜20時07分 *5日,12日(水)休映

『地獄のSE』

2024年製作/72分/日本
中学生天野モモ(14)は電車の中で町に狂いの雰囲気が解き放たれる瞬間を目撃するが、天野は恋に忙しかったため気に止める余裕が無かった。天野の想い人である早坂にに子(14)はその狂いの波に乗る。海が近くなった町で、中学生たちが恋をして愛をしなかったりします。

監督は川上さわ。19歳の時に初めて撮った映画『散文、ただしルール』(2022)が同年のカナザワ映画祭でグランプリを受賞。そのスカラシップ作品として川上が20歳の時に撮った初長編映画が『地獄のSE』(2023)となる。本作は海外の映画祭にも複数ノミネートされ、川上のユニークな独創力で組み立てられた異質な劇空間に数多の観衆が驚き、戸惑い、そして魅了された。映画はこれからも変革し続ける。そんな予感が、得体のしれないこの怪作には飄々と流れている。
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1月4日(土)〜10日(金) 10時00分~11時57分 *8日(水)休映

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』【西田敏行さん追悼】

2008年製作/112分/日本
夢はいつか必ず叶う―
北国の動物園から届いた、大きな愛の物語

北海道旭川市旭山動物園。園長の滝沢は、老朽化し年々来場者が減り続ける動物園を立ち直らせるべく、日々奔走していた。そんな中、小さい頃からいじめられっ子で、人間よりも昆虫が好きな青年・吉田が、新人飼育係としてやって来る。情熱あふれる園長、ベテラン飼育係らとともに、少しでも動物園を盛り立てようと努力を続けるが、園への予算を渋る市長や市議会、突然のゴリラの死など、状況は悪くなるばかりだった。そこへ園内でエキノコックスの感染が発見され、とうとう廃園の危機が迫る・・・。
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1月11日(土)〜17日(金) 10時00分~12時14分 *15日(水)休映

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』【西田敏行さん追悼】

2017年製作/129分/G/日本
東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作
世界累計800万部を突破し、「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と発売より高い支持を受ける小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が待望の映画化!
一夜を明かすため、悪事を働いた敦也が幼馴染みと一緒に忍び込んだ古い家。そこはかつて店主・浪矢雄治が悩み相談を請け負っていたナミヤ雑貨店だった。廃業したはずの店内に、突然32年前からの悩み相談の手紙が舞い込んでくる。時を越え、手紙のやり取りをはじめる敦也たちは、次第に相談者たちから届く手紙と自分たちとの不思議な共通点に気付き始める。そして、ナミヤ雑貨店との繋がりが明らかになり・・・。
時間と空間を越えて、繋がりの謎が明らかとなる時、思いもよらない感動と驚きのラストが待ち受ける——。
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1月4日(土)〜10日(金) 12時15分~13時53分 *8日(水)休映

『息の跡』

2016年製作/93分/日本/ドキュメンタリー
陸前高田から届いた忘れられない風景の記録
映像作家・小森はるか 劇場長編デビュー作

ひとりのたね屋が綴った、彼の町の物語
いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。 いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか?
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1月11日(土)〜17日(金) 12時30分~13時48分 *15日(水)休映

『空に聞く』

2018年製作/73分/日本/ドキュメンタリー
忘れたとかじゃなくて、 ちょっと前を見るようになった かつての町の上に、新しい町が作られていく。
震災後の陸前高田で、いくつもの声を届けた あるラジオ・パーソナリティの物語。
空から見たら私たち、 どんなふうに見えているのかな? 東日本大震災の後、約三年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さん。 地域の人びとの記憶や思いに寄り添い、いくつもの声をラジオを通じて届ける日々を、キャメラは親密な距離で記録した。 津波で流された町の再建は着々と進み、嵩上げされた台地に新しい町が造成されていく光景が幾重にも折り重なっていく。 失われていく何かと、これから出会う何か。 時間が流れ、阿部さんは言う——忘れたとかじゃなくて、ちょっと前を見るようになった。
監督は、震災後のボランティアをきっかけに東北に移り住み、刻一刻と変化する町の風景と出会った人びとの営みを記録してきた映像作家の小森はるか。傑作『息の跡』と並行して撮影が行われた本作は、映像表現の新たな可能性を切り拓くことを目的としたプロジェクト「愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品」として完成。あいちトリエンナーレ、山形国際ドキュメンタリー映画祭、恵比寿映像祭と立て続けに上映され、先鋭的なプログラムの中でもひときわ大きな反響を呼んだ。
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1月4日(土)〜17日(金) 14時15分~15時30分 *8日,15日(水)休映

『ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ』

2023年製作/70分/日本/ドキュメンタリー
福島県復興公営住宅を舞台にした、ちょっと変わった被災地支援活動。
「被災者」という括りでは収まらない、一人ひとりの人生が滲んだ声の記録。

ラジオ、歌声喫茶、宅録、ミュージックビデオ……次々と変化する「伴走」のかたち

いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。 2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。 監督は、震災後の東北の風景と人の営みを記録し続けている映像作家の小森はるか(『息の跡』『二重のまち/交代地のうたを編む』)。本作は、文化活動家のアサダワタルを中心にした活動に、2018年から小森が記録として参加することによって生まれた。 カラオケとは違い、歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。
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1月4日(土)~17日(金) 15時55分~17時53分 *8日,15日(水)休映

『HAPPYEND』

2024年製作/113分/PG12/日本・アメリカ合作
目まぐるしく変わりゆく世界で、変わらない友情など存在するのだろうかー。

今からXX 年後、日本のとある都市。 ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。こんな幸せな日常は終わらないと思っていた。 高校卒業間近のある晩、いつものように仲間と共にこっそり学校に忍び込む。そこでユウタはどんでもないいたずらを思いつく。「流石にやばいって!!」と戸惑うコウ。「おもろくない??」とニヤニヤするユウタ。 その翌日、いたずらを発見した校長は大激怒。学校に四六時中生徒を監視する AI システムを導入する騒ぎにまで発展してしまう。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。 2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ...。
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1月11日(土)~17日(金) 18時20分~20時42分 *15日(水)休映

『ナミビアの砂漠』

2024年製作/137分/PG12/日本
私は私が大嫌いで、大好き
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。 優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?

『ナミビアの砂漠』は、運命的に出会っていた山中瑶子と河合優実、ふたつの才能が、ついに念願のタッグを組み、“ 今” の彼女たちでしか作り出せない熱量とセンスを注ぎ込んで生み出された。カンヌ国際映画祭でも「若き才能が爆発した傑作」と絶賛され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞する快挙を成し遂げた。2020年代の〈今〉を生きる彼女たちと彼らにとっての「本当に描きたいこと」を圧倒的なパワーとエネルギーで描き切った『ナミビアの砂漠』が、先の見えない世の中に新しい風を吹き込む!
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