同じ月の上映作品
6月16日(月)〜7月1日(火) 19時20分~20時48分 *18日,25日(水),20日(金)休映
『Underground アンダーグラウンド』
2024年製作/83分/日本
鬼才タル・ベーラの愛弟子、小田香が描き出す、ドキュメンタリーを遥かに超えた異形の空間
世界が開いていく
五感を研ぎ澄ませ
地下の暗闇から、蠢く怪物のように「シャドウ(影)」が姿を現す。シャドウ(影)はある女の姿を借りて、時代も場所も超えて旅を始める。滲み出す地下水に濡れる、地下鉄が走る音を聞き、戦争により多くの人々が命を失ったほら穴の中で死者達の声に耳を澄ませる。山奥の寺では、洞窟に続く、壁面に掘られた仏たちのために読経する僧侶の傍らに身を寄せる。そんな道行きの中、シャドウ(影)は、かつてそこで起きたことをトレースしていくようになり、ふと入った映画館で出くわした映像に導かれ、湖の底に沈んだ街に向かうのだったーー
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世界が開いていく
五感を研ぎ澄ませ
地下の暗闇から、蠢く怪物のように「シャドウ(影)」が姿を現す。シャドウ(影)はある女の姿を借りて、時代も場所も超えて旅を始める。滲み出す地下水に濡れる、地下鉄が走る音を聞き、戦争により多くの人々が命を失ったほら穴の中で死者達の声に耳を澄ませる。山奥の寺では、洞窟に続く、壁面に掘られた仏たちのために読経する僧侶の傍らに身を寄せる。そんな道行きの中、シャドウ(影)は、かつてそこで起きたことをトレースしていくようになり、ふと入った映画館で出くわした映像に導かれ、湖の底に沈んだ街に向かうのだったーー
5月31日(土)~6月15日(日) 10時00分~11時50分 *4日,11日(水)休映
『みんな笑え』
2025年製作/105分/日本
しょうもない俺、それこそが落語だ
人気もない、人望もない、野心もない、恋人もずっといない、五十歳の最低な落語家・太紋。家に帰れば認知症によって引退した師匠である父の介護の毎日。そんなある日、売れない若手漫才師・希子と出会ったことで太紋は自分の人生を見つめ直していく。落ちぶれた落語家の虚しい生き様を通して描く、落語と漫才、親と子をめぐる、熱くほろ苦い人間賛歌。
五十歳の弱者男性、二代目の落ちぶれた落語家を主人公に、演芸の世界で生きる人々の現実や、親子、師弟の関係、介護問題、歪な恋愛模様を独自の視線で描き、野辺富三主演デビューにふさわしい不器用な快作がここに誕生した。
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人気もない、人望もない、野心もない、恋人もずっといない、五十歳の最低な落語家・太紋。家に帰れば認知症によって引退した師匠である父の介護の毎日。そんなある日、売れない若手漫才師・希子と出会ったことで太紋は自分の人生を見つめ直していく。落ちぶれた落語家の虚しい生き様を通して描く、落語と漫才、親と子をめぐる、熱くほろ苦い人間賛歌。
五十歳の弱者男性、二代目の落ちぶれた落語家を主人公に、演芸の世界で生きる人々の現実や、親子、師弟の関係、介護問題、歪な恋愛模様を独自の視線で描き、野辺富三主演デビューにふさわしい不器用な快作がここに誕生した。
5月31日(土)~6月15日(日) 12時15分~14時23分 *4日,11日(水)休映
『美晴に傘を』
2025年製作/123分/日本
言葉が心を紡ぐ、家族再生の物語
北の小さな町の漁師である善次は、喧嘩別れをした息子の光雄をがんで亡くす。葬儀にも出席せず四十九日を迎えようとしていたところに、光雄の妻の透子が娘の美晴と凛を連れて訪ねてくる。善次は、突然の訪問に戸惑い、うまく接することができないが、彼女たちを通して亡き息子に想いを馳せる。透子は、聴覚過敏を持つ自閉症の美晴を守るのに必死だ。「もう自分しかいない」という決意は、夫である光雄が亡くなってから更に強まっている。美晴は、守られてきた世界から一歩でも外に踏み出したいと願うものの、失敗したり不安を感じると、布団を被り夢の中に逃げ込む。そこは、父の光雄が生前病床で書いた『美晴に傘を』という絵本の世界であった——。
劇団牧羊犬を主宰し、短編映画では国内外の数々の賞を受賞してきた渋谷悠の初長編作品。家族の再生という、映画では幾度となく語られてきたテーマを新鮮な物語へと昇華させ、魅力的な登場人物たちが観る者を心地よく包み込む。
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北の小さな町の漁師である善次は、喧嘩別れをした息子の光雄をがんで亡くす。葬儀にも出席せず四十九日を迎えようとしていたところに、光雄の妻の透子が娘の美晴と凛を連れて訪ねてくる。善次は、突然の訪問に戸惑い、うまく接することができないが、彼女たちを通して亡き息子に想いを馳せる。透子は、聴覚過敏を持つ自閉症の美晴を守るのに必死だ。「もう自分しかいない」という決意は、夫である光雄が亡くなってから更に強まっている。美晴は、守られてきた世界から一歩でも外に踏み出したいと願うものの、失敗したり不安を感じると、布団を被り夢の中に逃げ込む。そこは、父の光雄が生前病床で書いた『美晴に傘を』という絵本の世界であった——。
劇団牧羊犬を主宰し、短編映画では国内外の数々の賞を受賞してきた渋谷悠の初長編作品。家族の再生という、映画では幾度となく語られてきたテーマを新鮮な物語へと昇華させ、魅力的な登場人物たちが観る者を心地よく包み込む。
5月31日(土)~6月7日(土) 17時10分~18時49分/6月8日(日)~15日(日) 19時35分~21時14分/*4日,11日(水)休映
『花束』<サヘル・ローズ初監督作品>
2024年製作/94分/日本
【アンコール上映】
幼少期を孤児院で過ごした俳優サヘル・ローズが、日本の児童養護施設で育った8人の若者たちと作り上げた作品。ドキュメンタリーとノンフィクションが交わる先に見えるのは——。
煌びやかな日本が抱える大きな闇
その犠牲になっているコドモたち
その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは?
大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない
大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている
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幼少期を孤児院で過ごした俳優サヘル・ローズが、日本の児童養護施設で育った8人の若者たちと作り上げた作品。ドキュメンタリーとノンフィクションが交わる先に見えるのは——。
煌びやかな日本が抱える大きな闇
その犠牲になっているコドモたち
その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは?
大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない
大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている