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10月1日(火)~10月15日(火) 10時00分~12時43分 *2日,9日,16日(水)休映
『正義の行方』
2024年製作/158分/日本
いまも〈真相〉は、あの森を彷徨さまよう「飯塚事件」とは何だったのか?
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
誰の〈真実〉が本当・・なのか? 誰の〈正義〉が正しい・・・のか?
スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
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1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
誰の〈真実〉が本当・・なのか? 誰の〈正義〉が正しい・・・のか?
スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
10月1日(火)~10月15日(火) 13時10分~14時56分 *2日,9日,16(水)休映
『かいじゅう』
2024年製作/101分/日本
画家・西村一成 一年の記録
一成さんは ふぅーっとタバコの煙を吐くと立ち上がり、耳栓をしてから、巨大なキャンバスの前に立つ。長い間黙って何かを見つめている。「何が起きるのだろうか ?」僕がカメラを手に緊張していると、突如、一成さんが絵筆を握り立ち上がる。「うぅー」と唸り声を上げながら、アクリル絵の具をたっぷりとつけた筆をキャンバスに叩きつける。目の前になんだかわからない模様が現れた。唸り声とともに、何度も何度も繰り返し絵筆を振るう姿を夢中になって撮影していると......いつのまにかキャンバスには「顔」のようなものが浮かびあがり、その目はじっとこっちを見つめていた。一成さんが家族以外に創作の現場を見せたのは、この日が初めてだったという。
あれから 1 年、僕は西村家に通い続けた。午前中 1 時間だけの撮影は、2 時間 3 時間...と伸びていき、2 泊 3 日で撮影したこともあった。カメラはただただ回り続け、西村一成の日常は 1 本の映画になった。映画のタイトルは甥っ子がつけた一成さんのあだ名にした。
『かいじゅう』
★10/3より劇場近くのギャラリーOGUMAGにて西村一成さんの作品展開催!10/5は雑談型鑑賞会もあります!
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一成さんは ふぅーっとタバコの煙を吐くと立ち上がり、耳栓をしてから、巨大なキャンバスの前に立つ。長い間黙って何かを見つめている。「何が起きるのだろうか ?」僕がカメラを手に緊張していると、突如、一成さんが絵筆を握り立ち上がる。「うぅー」と唸り声を上げながら、アクリル絵の具をたっぷりとつけた筆をキャンバスに叩きつける。目の前になんだかわからない模様が現れた。唸り声とともに、何度も何度も繰り返し絵筆を振るう姿を夢中になって撮影していると......いつのまにかキャンバスには「顔」のようなものが浮かびあがり、その目はじっとこっちを見つめていた。一成さんが家族以外に創作の現場を見せたのは、この日が初めてだったという。
あれから 1 年、僕は西村家に通い続けた。午前中 1 時間だけの撮影は、2 時間 3 時間...と伸びていき、2 泊 3 日で撮影したこともあった。カメラはただただ回り続け、西村一成の日常は 1 本の映画になった。映画のタイトルは甥っ子がつけた一成さんのあだ名にした。
『かいじゅう』
★10/3より劇場近くのギャラリーOGUMAGにて西村一成さんの作品展開催!10/5は雑談型鑑賞会もあります!
10月1日(火)~10月15日(火) 15時20分~16時59分 *2日,9日,16日(水)休映
『化け猫あんずちゃん』
メガネ型端末のみ日本語字幕対応
2024年製作/94分/日本・フランス合作
2024年製作/94分/日本・フランス合作
また、どこかで会える?
「母さんに会いたい。」母を亡くした少女と共に向かうのは地獄の果てー
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。 時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。 移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。 大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。 かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」 たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。
実写×アニメーション。
日本×フランス。
ジャンルや国を超えた才能がタッグを組んだ、前代未聞のアニメーション映画ついに公開!
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「母さんに会いたい。」母を亡くした少女と共に向かうのは地獄の果てー
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。 時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。 移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。 大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。 かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」 たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。
実写×アニメーション。
日本×フランス。
ジャンルや国を超えた才能がタッグを組んだ、前代未聞のアニメーション映画ついに公開!
10月1日(火)~10月15日(火) 17時25分~18時35分 *2日,9日,16日(水)休映
『スミコ 22』
2024年製作/65分/日本
自分とたしかに過ごす毎日
"今、考えてることは何?"
監督自身の日記をもとに綴られる、等身大の物語
友人とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。自分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を面白く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま人生を過ごしてしまっていると。
それからのスミコは自分と会話しながら日々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼女にとってとても大事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを食べる必要がある。白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になる。二日酔いで昨日のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。くしゃみをすると鼻水が出ることを意味わからないなと思う。
大学を卒業して入社した会社を4ヶ月でやめたスミコ。新生活の中で、自分がたしかに思っていることを たしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。
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"今、考えてることは何?"
監督自身の日記をもとに綴られる、等身大の物語
友人とエビフライパーティーをしている静岡スミコはふと思う。自分の感覚がいつの間にかひどく曖昧なものになっている。何が猛烈に好きで何が耐え難く嫌いか、何を面白く思っていて何を喋りたいのか、そのどれをもちっとも感じられないまま人生を過ごしてしまっていると。
それからのスミコは自分と会話しながら日々を過ごす。実家にいる猫のおこげが彼女にとってとても大事である。馴染めない空間に馴染もうと挑んだ後は、美味しいチョコを食べる必要がある。白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になる。二日酔いで昨日のことを思い出すはずが、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。くしゃみをすると鼻水が出ることを意味わからないなと思う。
大学を卒業して入社した会社を4ヶ月でやめたスミコ。新生活の中で、自分がたしかに思っていることを たしかに思っているな と思いながらすごそうとしている。
10月1日(火)~10月15日(火) 19時00分~20時13分 *2日,9日,16日(水)休映 *4日(金)休映
『数分間のエールを』
2024年製作/68分/日本
「何かを作りたい。自分が作ったモノで誰かの心を動かしたい」
高校生の朝屋彼方あさや かなたは、MV(ミュージックビデオ)の制作に没頭していた。ある夜、映像のモチーフを探して街を探索していた彼方は、雨の中でストリートライブをする女性に出会い、その歌に衝撃を受ける。「この歌のMVを作りたい、自分が待っていたのはこの曲だ」その歌声と、感情をぶつけながら歌い上げる姿に心が突き動かされた。そして翌日、彼方は教壇に立った新任教師の姿を見て驚愕する。そこにいた織重おりえ 夕ゆうは前夜、彼方の心を突き動かしたミュージシャンだった。
モノづくりを始め、その楽しさを糧に次に進む彼方とモノづくりを諦め、その苦しさから別の道に歩き出した夕。二人の作った作品は、それぞれに何をもたらすのだろうか。
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高校生の朝屋彼方あさや かなたは、MV(ミュージックビデオ)の制作に没頭していた。ある夜、映像のモチーフを探して街を探索していた彼方は、雨の中でストリートライブをする女性に出会い、その歌に衝撃を受ける。「この歌のMVを作りたい、自分が待っていたのはこの曲だ」その歌声と、感情をぶつけながら歌い上げる姿に心が突き動かされた。そして翌日、彼方は教壇に立った新任教師の姿を見て驚愕する。そこにいた織重おりえ 夕ゆうは前夜、彼方の心を突き動かしたミュージシャンだった。
モノづくりを始め、その楽しさを糧に次に進む彼方とモノづくりを諦め、その苦しさから別の道に歩き出した夕。二人の作った作品は、それぞれに何をもたらすのだろうか。
10月17日(木)~10月29日(火) 13時00分~14時32分 *16日,23日(水)休映
『わたしの物語』
2023年製作/87分/イギリス
“わたしと同じような脚の人っている──?”
極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督、エラ・グレンディニングが4年にわたり自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー 股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
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極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督、エラ・グレンディニングが4年にわたり自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー 股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
10月17日(木)~10月29日(火) 15時00〜16時38分 *16日,23日(水)休映
『まひるのほし 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
1998年製作/93分/日本
表現の快楽、芸術表現の根底に迫る傑作
本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
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本作に登場する7⼈のアーティストは知的障害者と呼ばれる⼈たちでもある。兵庫県⻄宮の武庫川すずかけ作業所、神奈川県平塚の⼯房絵(かい)、滋賀県信楽の信楽⻘年寮を舞台に、それぞれ独特のこだわりを⽣かして創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
10月17日(木)~10月29日(火) 17時00分〜18時05分 *16日,23日(水)休映
『花子 4K』暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
2001年製作/60分/日本
アートを入り口にしたこの映画の出口には
家族の日常が広がっていた。
京都府の南端、大山崎町に暮らす今村花子は、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発見者である母・知左は、6年に渡って花子の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
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家族の日常が広がっていた。
京都府の南端、大山崎町に暮らす今村花子は、夕食の残り物を素材にした「たべものアート」の作家である。このユニークなアートの発見者である母・知左は、6年に渡って花子の「作品」を写真に撮り続けてきた。一人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語。
暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE
17 年前、49 歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。 映画史に燦然と輝く傑作の数々が今蘇る。
暮らしの中にある もうひとつの世界の入り口
言葉にからめとられる前の 世界の感触
90 年代~00 年代にかけて数々の傑作を生み出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。彼は社会運動と映画を=(イコール)にしてきた日本ドキュメンタリーの系譜とは異なる独自のスタイルを探求した。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。2007年に突然この世を去ったが、その革新的な手法と映画哲学は高く評価されており現代映画作家を始め多くの人たちに今なお影響を与え続けている。
10月17日(木)~10月29日(火) 18時40分~20時02分 *16日,23日(水)休映
『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』
2024年製作/77分/日本
“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。
そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも友達がいないため、 一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。
上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”としてネットに投稿したり、文化祭ライブで活躍したりする妄想なんかをしていると、気づいたときにはバンドメンバーを見つけるどころか 友達が一人も出来ないまま高校生になっていた……!
ひきこもり一歩手前の彼女だったがある日“結束バンド”でドラムをやっている伊地知虹夏に 声をかけられたことで、そんな日常がほんの少しずつ変わっていく――
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そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも友達がいないため、 一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。
上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”としてネットに投稿したり、文化祭ライブで活躍したりする妄想なんかをしていると、気づいたときにはバンドメンバーを見つけるどころか 友達が一人も出来ないまま高校生になっていた……!
ひきこもり一歩手前の彼女だったがある日“結束バンド”でドラムをやっている伊地知虹夏に 声をかけられたことで、そんな日常がほんの少しずつ変わっていく――
2025年 3月12日(水) 10時30分~12時25分 *監督トークつき上映
『大好き 〜奈緒ちゃんとお母さんの50年〜』いせフィルム水曜ロードショー
2024年製作/110分/日本/ドキュメンタリー
50年におよぶ "大好き"の記憶
てんかんと知的障がいをもつ女性・西村奈緒さんとその母・信子さんの50年の歩みを描いたドキュメンタリー。1995年の「奈緒ちゃん」に始まる“奈緒ちゃんシリーズ”の第5作で、奈緒さんの叔父である伊勢真一監督が一貫して同シリーズを手がけている。
1973年に生まれた奈緒ちゃんは、生後まもなく難治性のてんかんと知的障がいがあることが判明する。幼い頃は重い発作を繰り返し、両親は医者から彼女が長く生きられないと宣告された。しかし、てんかん専門病院での持続的な治療と薬の効果に救われ、信子さんによる「積極的に地域で育てる」という方針のもと、奈緒ちゃんは明るく元気に成長していく。
現在は信子さんが仲間のお母さんたちと立ち上げた地域作業所「ぴぐれっと」のグループホームで暮らし、2週に一度は実家で過ごしている。ついに50歳を迎えた奈緒ちゃんと、常に彼女に寄り添いながら生きてきた信子さんの姿にスポットを当て、50年間におよぶ“いのち”の記憶を映し出す。
13時30分〜は『いのちのかたち ー画家・絵本作家 いせひでこー』を上映します。
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てんかんと知的障がいをもつ女性・西村奈緒さんとその母・信子さんの50年の歩みを描いたドキュメンタリー。1995年の「奈緒ちゃん」に始まる“奈緒ちゃんシリーズ”の第5作で、奈緒さんの叔父である伊勢真一監督が一貫して同シリーズを手がけている。
1973年に生まれた奈緒ちゃんは、生後まもなく難治性のてんかんと知的障がいがあることが判明する。幼い頃は重い発作を繰り返し、両親は医者から彼女が長く生きられないと宣告された。しかし、てんかん専門病院での持続的な治療と薬の効果に救われ、信子さんによる「積極的に地域で育てる」という方針のもと、奈緒ちゃんは明るく元気に成長していく。
現在は信子さんが仲間のお母さんたちと立ち上げた地域作業所「ぴぐれっと」のグループホームで暮らし、2週に一度は実家で過ごしている。ついに50歳を迎えた奈緒ちゃんと、常に彼女に寄り添いながら生きてきた信子さんの姿にスポットを当て、50年間におよぶ“いのち”の記憶を映し出す。
13時30分〜は『いのちのかたち ー画家・絵本作家 いせひでこー』を上映します。
9月1日(日)〜9月7日(土) *以降も『大好き』の上映あり
最新作『大好き』公開記念・いせフィルム特集
いせフィルム最新作『大好き』の公開を記念して、特集上映を開催いたします。
トーク企画も交え、新たに辿り出合い直すいせフィルムの映画たち。
いま、ヒューマンドキュメンタリーが語りかけてくれること。
ぜひこのご機会に、ご観賞いただけますと幸いです。
上映映画
『大好き ~奈緒ちゃんとお母さんの50年~』(110分) 『奈緒ちゃん』(98分)
『やさしくなあに ~奈緒ちゃんと家族の35年~』(110分)
『えんとこ』(100分)
『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋』(96分)
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』(89分)
*「水曜特集~認知症と生きる~」 でもいせフィルム作『ゆめのほとり』と『妻の病』を上映いたします。
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上映映画
『大好き ~奈緒ちゃんとお母さんの50年~』(110分) 『奈緒ちゃん』(98分)
『やさしくなあに ~奈緒ちゃんと家族の35年~』(110分)
『えんとこ』(100分)
『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋』(96分)
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』(89分)
*「水曜特集~認知症と生きる~」 でもいせフィルム作『ゆめのほとり』と『妻の病』を上映いたします。
9月1日(月)~7日(土) 16時45分~18時27分/9月8日(日)~15日(日) 17時25分~19時07分 *4日,11日(水)休映
『WALK UP』
2022年製作/97分/G/韓国
それはモノクロームの儚い夢か、
それともパラレルワールドかー
迷える映画監督と4人の女たちが織りなす映像世界
映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリア デザイナーとして活躍する旧友へオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階が レストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がへオクの 作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンス はその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はなく...
ベルリン国際映画祭で銀熊賞を5度受賞した名匠ホン・サンス監督の長編第28作目
都会の一角にたたずむ地上4階・地下1階建ての小さなアパートを舞台にした人間ドラマ
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それともパラレルワールドかー
迷える映画監督と4人の女たちが織りなす映像世界
映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリア デザイナーとして活躍する旧友へオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階が レストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がへオクの 作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンス はその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はなく...
ベルリン国際映画祭で銀熊賞を5度受賞した名匠ホン・サンス監督の長編第28作目
都会の一角にたたずむ地上4階・地下1階建ての小さなアパートを舞台にした人間ドラマ