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過去のアーカイブ

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『彼方のうた』ポスター
2月29日(木)~3月5日(火) 15時55分〜17時24分/3月7日(木)〜12日(火) 17時50分〜19時19分 *水曜休映

『彼方のうた』

2023年製作/84分/日本
『春原さんのうた』で第32回マルセイユ国際映画祭グランプリを含む3冠を獲得、その後も世界各地の主要映画祭を巡り、国内外で評価の高まりを見せた杉田協士による待望の長編4作目。

書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかける。春は雪子の顔に見える悲しみを見過ごせずにいた。一方で春は剛の後をつけながら、その様子を確かめる日々を過ごしていた。春にはかつてこどもだった頃、街中で見かけた雪子や剛に声をかけた過去があった。春の行動に気づいていた剛が春の職場に現れることで、また、春自身がふたたび雪子に声をかけたことで、それぞれの関係が動き出す。春は二人と過ごす日々の中で、自分自身が抱えている母親への思い、悲しみの気持ちと向き合っていく。
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『きのう生まれたわけじゃない』ポスター
2月29日(木)~3月5日(火) 17時50分〜19時21分/3月7日(木)〜12日(火) 15時55分〜17時26分 *水曜休映

『きのう生まれたわけじゃない』

2023年製作/86分/日本
これから生きる時間とこれまで生きてきた時間。 二つの人生が交差するとき、止まった時間がふたたび動きはじめる。

常に既成概念にとらわれない自由で豊かな映画表現を探求してきた福間健二監督。最新作となる本作は、学校に行かない中学2年生の七海(ななみ)と、妻を亡くした元船乗りの77歳の老人、寺田との心の交流を描いている。第七作目となる本作を完成させた直後、監督は脳梗塞で倒れ、療養中に肺炎を起こして本年4月26日に74歳で亡くなった。『きのう生まれたわけじゃない』は、福間健二が最後に遺した、この世界への希望の贈りものなのです。
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『カラフルな魔女』ポスタービジュアル
4月18日(木)〜30日(火) 10時30分〜12時11分 *水曜休映

『カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし〜

2024年製作/96分/日本/ドキュメンタリー
88歳、「魔女の宅急便」の作者が贈る、毎日を輝かせる魔法。

「魔女の宅急便」の作者として知られる、児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリーです。
鎌倉の自宅では自分で選んだ「いちご色」の壁や本棚に囲まれ、カラフルなファッションと個性的な眼鏡がトレードマーク。一方、5歳で母を亡くし戦争を経験。結婚後24歳でブラジルに渡り、35歳で作家デビューするなど、波乱万丈な人生を歩みながら、持ち前の冒険心と好奇心で幾多の苦難を乗り越えてきました。
“想像力こそ、人間が持つ一番の魔法”と語る角野栄子とはどういう人物なのか?88歳のキュートな“魔女”が、老いや衰えさえも逆手にとって今もなお、夢いっぱいな物語を生み出す秘訣とはー。
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『フジヤマコットントン』ポスタービジュアル
4月18日(木)~30日(火) 14時55分〜16時35分 *水曜休映

『フジヤマコットントン』

2023年製作/95分/日本/ドキュメンタリー
育てて 織って 生きるリズムがコットントン

障害者福祉施設に集う、愛すべき人々の日常を豊かに描いたドキュメンタリー


山梨県は甲府盆地のど真ん中にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」。繰り返される日々に目を凝らし、仕事に取り組むさまを見つめていると、その手つきに確かに「その人らしさ」が現れてきます。季節が移ろうように、少しずつ変化していく「みらいファーム」の人たち。友情、恋心、喪失とそこからの回復。他者との関わりの中で醸成されていく感情と言葉をカメラは丁寧に記録します。
「みらいファーム」を見守る富士山と、ふわふわとすべてを柔らかく包む綿という二つのモチーフから生まれた、カメラに映る全てを優しく力強く肯定するドキュメンタリー。<フジヤマコットントン>それは、何度も唱えたくなる幸福のおまじないです。
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映画「枯れ葉」のポスタービジュアル
4月18日(木)〜30日(火) 17時00分〜18時26分 *水曜休映

『枯れ葉』

2023年製作/81分/フィンランド・ドイツ
突然の監督引退宣言から6年。
最高のラブストーリーとともに、アキ・カウリスマキが帰ってきた!

新作『枯れ葉』の主人公は、孤独さを抱えながら生きる女と男。 ヘルシンキの街で、アンサは理不尽な理由 から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオ ケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをさ さやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのか? いくつもの回り道を経て、物語はカウリスマキ流の最高のハッピーエンドにたどりつくー。

ノスタルジックな風景と多様な音楽、 とぼけたユーモア、溢れ出る映画愛。 悲痛な現実のなかで、それでも「愛」を信じつづけるために。
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『ブリング・ミンヨー・バック!』ポスタービジュアル
4月18日(木)~30日(火) 19時00分〜20時35分 *水曜、19(金)休映

『ブリング・ミンヨー・バック!』

2022年製作/90分/日本/ドキュメンタリー
民謡とは、民衆の生活の中から自然発生的に生まれ、伝承されてきた音楽である。

失われた音楽「日本民謡」をもう一度「民の歌」として蘇らせるため、クンビア、ラテン、アフロ、レゲエなど様々なダンス・ミュージックとの融合を試みるバンド、民謡クルセイダーズに5年間密着したドキュメンタリー!

「ここ数年ぼくにとって日本で最も好きなバンドは民謡クルセイダーズです。日本独自の音楽をここまでダイナミックに聞かせるという型破りな姿勢に唸ります。」
ピーター・バラカン(ブロード・キャスター)
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2024年 7月14日(日)~7月30日(火) 10時00分〜12時04分 *水曜休映

*2024年上映『倭文(しづり) ー旅するカジの木』

2024年製作/119分/日本
なぜ人は衣服をまとうのか・・・ 化学繊維が人間の体を覆い尽くす現代に 〈衣〉の神秘的な始源へとダイブするドキュメンタリー

日本神話に現れる幻の織物〈倭文(しづり)〉。その白さは光の象徴とされ、邪悪なものを祓い、身体を護る神聖な力を持っていた。

『チロンヌプカムイ イオマンテ』の北村皆雄監督が〈衣服〉の始源を求めて遥か海上の道を遡り 台湾・インドネシア・パプアニューギニアへ 武神にも勝る〈倭文神〉の力とはなんだったのか? 第一線の織物作家たちが、日本神話に秘められた謎から聖なる布を織り出す!
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7月14日(日)~7月30日(火) 12時30分~14時00分 *水曜休映

『フィシスの波文』

2023年製作/85分/日本
遠く、深く、文様に導かれた旅。
京都に400年受け継がれる唐紙文様を起点に、 太古から文様にかたどられたフィシス(あるがままの自然)を辿る。 時空を超えて、そのあわいに見えてくるものはー

京都の唐紙工房「唐長」は、和紙に文様を手摺りする唐紙を400年間継承してきた。その手仕事の現場から、本作は始まる。 植物文、雲や星を表す天象文、渦巻きや波文などが刻まれた江戸時代の板木に、泥絵具や雲母を載せ、和紙に文様を写していく。その反復によって生み出される唐紙の、息をのむような美しさ。あるがままの自然のかたち、動き、リズム、色合い。文様と、自然の「かたち」や「気配」をカメラは丁寧に追っていく。 葵祭や祇園祭、寺社や茶事の空間に息づく文様。1万年余り前のイタリアの線刻画や古代ローマの聖堂を飾るモザイク。北海道のアイヌの暮らしに受け継がれている文様。まるで文様に導かれるように、時空を超えて旅は繋がっていく。 エルメスのアーティスティック・ディレクター、デザイナーの皆川明(ミナ ペルホネン)、美術家の戸村浩は、自然からのインスピレーションと、自らの創作について真摯に語る。密やかに行われるアイヌの儀式や山の神への祈りは、人と自然と文様との関係性を、より鮮明に浮きあがらせる。 小さな京都の工房から多層的に拡がる文様を巡る旅の記録が、私たちが忘れてしまった大切な感覚、全人類の古層とのつながりを思い出させてくれる。
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『スープとイデオロギー』
3月14日(木)~31日(日) 18時00分〜20時03分 *19日(火),23日(土),水曜休映

『スープとイデオロギー』

2021年製作/118分/韓国・日本/ドキュメンタリー
ひとりの女性の生き様をとおして 国家の残酷さと運命に抗う愛の力を唯一無二の筆致で描き出す

大阪・生野区生まれ、在日コリアンのオモニ(母)。2009年にアボジ(父)が亡くなってからは大阪でずっと一人暮らしだ。ある夏の日、朝から台所に立ったオモニは、高麗人参とたっぷりのニンニクを詰め込んだ丸鶏をじっくり煮込む。それは、ヨンヒとの結婚の挨拶にやって来るカオルさんにふるまうためのスープだった。新しい家族に伝えたレシピ。突然打ち明けた「済州4・3事件」の壮絶な悲劇。アルツハイマーでしだいに記憶を失なっていく母を、ヨンヒは70年ぶりに春の済州島へ連れていくー
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『こんにちは、母さん』ポスター画像
2月1日(木)~13日(火) 10時00分〜11時55分 *7日(水)休映

『こんにちは、母さん』

2023年製作/110分/日本
山田洋次×吉永小百合×大泉洋が贈る
「母と息子」の新たな出発の物語
大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、 大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。 「こんにちは、母さん」 しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい...。 割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。 おまけに恋愛までしているようだ! 久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。
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『巡る、カカオ』ポスタービジュアル
2月8日(木)~13日(火) 12:10〜13:44/2月15日(木)〜27日(火) 10:00〜11:34 *水曜休映

『巡る、カカオ〜神のフルーツに魅せられた日本人〜』

2023年製作/89分/日本/ドキュメンタリー
これを観れば、あなたのチョコレートを選ぶ基準が変わる!

チョコレートの原料である“カカオ”の歴史、栽培する農家の現状や、カカオの可能性に魅せられて、彼らの労働環境の向上やカカオのビジネスモデル構築に奔走する日本人の活躍を追ったドキュメンタリー映画。
ナレーションを担当するのは、歌手でタレントの堀ちえみ。
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2月1日(木)~6日(火) 12:10〜14:06/2月8日(木)〜13日(火) 14:10〜16:06 *水曜休映

『掘る女 縄文人の落とし物』

2022年製作/111分/日本/ドキュメンタリー 
夢中になれることが、人生をこんなに豊かにする。
土臭くてラヴリーな発掘ドキュメンタリー

2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。今から約1万6千年〜3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹き付けてやまない。しかし、本作が光を当てるのは、その「発掘」に魅せられた女性たち。『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督の最新作は、縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを3年間にわたって記録したドキュメンタリー。男仕事と思われがちな遺跡発掘で、汗だくになりながらスコップを地面に這わせる彼女たちが、あなたを縄文時代へと誘う。ナレーションは「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる池田昌子が担当。
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