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『くじらびと』

2021年 12月18日(土)~31日(金) 12時45分~14時38分 *水曜休
2022年 2月11日(金・祝)~19日(土) 18時
30分~20時23分 *水曜休
2022年 4月16日(土)~30日(土) 18時50分~20時43分 ※水曜休み

(2021年製作/113分/PG12/日本/ドキュメンタリー)※日本語字幕・音声ガイドあり

石川 梵監督舞台挨拶をいただきました!

2021年12月ご登壇時のレポートはこちらhttps://twitter.com/cinemachupki/status/1475103154442498053

<プロフィール>
石川
梵(写真家・作家・映画監督)
ネパール地震を描いた「世界でいちばん美しい村」、インドネシアの生存捕鯨「くじらびと」を監督。クレイジージャーニー出演。写真集に「海人」「伊勢神宮 遷宮とその秘技」「The Days After東日本大震災の記憶」「くじらの子」、著書は「鯨人」「祈りの大地」「伊勢神宮の祈り」他がある。写真協会新人賞、作家賞、講談社出版文化賞他を受賞。

くじらと生きる 
命を賭けてモリ一本で巨大なマッコウクジラに挑む、インドネシア・ラマレラ村の人々。
壮絶な狩りの背景には、400年に渡り命を繋いできた鯨と人間の魂の物語があった。
 
自然とともに生き、命に感謝し、祈りを捧げるーー
ーーSDGsの本質がここにある。
インドネシア・ラマレラ村。ガスも水道もない素朴な村に1500人が暮らす。火山岩に覆われた土地は作物が育たず、太古さながらのクジラ漁が村の生活を支え、年間10頭獲れれば村人全員が生きていけるという。
手造りの舟と銛(もり)1本でマッコウクジラに挑むラマファ(銛打ち)。村を支えるため、危険な鯨漁に挑むラマファは村の英雄であり、子どもたちの憧れでもある。伝統捕鯨の歴史は400年に及び、 “くじらびと”たちは互いの和を最も大切なものとして支え合って暮らしている。 父で舟作りの名人・イグナシウスはバラバラになりそうな家族の結束の象徴として、息子のデモと伝統の鯨舟を作り直すことを決心。 「鯨舟は生きている。だから釘は刺せない。設計図もスケールも使わない。魂と会話しながら造るのだ」 1年後、彼らの新しい舟はまだ見ぬ鯨を目指し大海に漕ぎ出すー。
 
本作では、ドローンなど最新機材を駆使し世界で初めてラマレラでの鯨漁の空撮と水中撮影に成功し、海の上の人間の物語だけではなく、海中のクジラたちのドラマまでカメラに収めており、舟にクジラが体当たりするなか、死と隣合わせ鯨漁の緊迫感を捉えた映像など、その臨場感はスクリーンを超えて見るものに迫って来るだろう。
コロナ禍で急激に生活スタイルが変化し、生きる意味を模索する現代社会。SDGsを合言葉に「持続可能な世界」を模索する私たちにとって、本作品が描く、眩しいほどの生命力に満ちた人々の生き方、そして激しくも厳かな命のやりとりは美しさすらたたえ、人間と大自然の本来あるべき関係を思い起こさせてくれる。
2017年ロングランヒットした『世界でいちばん美しい村』でネパール大震災後懸命に生きる人々を捉えた写真家であり映画監督の石川梵は1991年からこの村を取材、過去の貴重な記録とともに2017年から2019年までの3年間に撮影された映像が本作として結実した。“生きること”の本質に触れるドキュメンタリー映画。
監督・プロデューサー:石川梵
エクゼクティブプロデューサー:広井王子
撮影:石川梵、山本直洋、宮本麗
録音:Jun Amanto
音響:帆苅幸雄
編集:熱海鋼一、簑輪広二

同じ月の上映作品

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第九番ポスター画像
4月16日(木)~30日(金) 10時00分~12時03分 *水曜休映(第一番〜第八番を上映)

『地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番』龍村仁監督 追悼上映

2021年製作/123分/日本/ドキュメンタリー
「この宇宙に普く満ちている音は森羅万象の創造に深く関わっている」

「地球はそれ自体がひとつの生命体である」というガイア理論に勇気づけられ、龍村仁監督によって制作されたドキュメンタリー映画シリーズの最新作。美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々で、調和を求める宇宙の「大いなる意志」を描く。 本作では、世界的指揮者・小林研一郎が率いる「コバケンとその仲間たちオーケストラ」と、本作のために結成された「ガイアシンフォニー第九合唱団」が、年末恒例のベートーヴェンの交響曲第九番「第九演奏会」に向けてリハーサルを重ねる様子に密着。
1月に亡くなられた龍村監督への追悼として、上映いたします。

◆水曜日は第一番〜第八番を上映いたします。詳しくはこちら
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『『明日をへぐる』ポスター画像
12月2日(木)~17日(金) 13:00~14:13 *水曜休

『明日をへぐる』

2021年製作/73分/日本
「土佐和紙の原料となる楮(こうぞ)をめぐる 山里の人々の暮らしを記録したドキュメンタリー。」 高知県のローカルな方言「へぐる」は、特殊な包丁で土佐楮の皮から表皮部分を削ぎ取る作業。楮の外皮を何度も削り落とし、繊維だけを残していくことで、千年残る和紙が生まれる。山あいの暮らしや和紙文化を通して、効率・利便性を求めるが故に余裕が失われた現代社会の日常を見つめ直す。
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『MINAMATA ミナマタ』ポスター画像
12/2木~17金 14:40~16:35 / 12/18土~31金 10:30~12:25 *水曜休

『MINAMATA -ミナマタ-』

2020年製作/115分/アメリカ
「一枚の写真が 世界を呼び覚ます」 1971年、ニューヨーク。写真家・ユージン・スミスは酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。ジョニー・デップがキャリアの全てをかけて伝える世界への警告と希望の光。
詳細ページ
『阿賀に生きる』ポスター画像
12月2日(木)~17日(金) 16:50~18:45 *水曜休

『阿賀に生きる』

1992年製作/115分/日本
「豊かな暮らしとは何か その答えがここにある」 新潟県の大河・阿賀野川。佐藤真監督ら7人のスタッフが、3年間住み込み、田植えを手伝い、酒を呑みかわし、阿賀の人々の暮らしに寄り添って撮影した。新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、そこからはみ出す人間賛歌を3組の老夫婦を通して収めたドキュメンタリー映画の金字塔。
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