Facebookアイコン Twitterアイコン YouTubeアイコン Instagramアイコン Noteアイコン

『いとみち』

11月1日(月)~16日(火) 15:20~17:16 <水曜休>
2021年製作/116分/日本)※日本語字幕・音声ガイドあり

舞台挨拶をいただきました!
・11月1日(月) 上映後 リアル登壇  ゲスト:横浜 聡子監督
お客様のご質問を受け付け、QA方式でお話しいただきました。
「わぁ、三味線弾ぐ」
青森県弘前市の高校生、相馬いとはこの世代には珍しく激しい津軽弁で、授業中にみんなから笑われるほど。訛りと人見知りで本当の自分を見せることができず、友人もいない。得意だったはずの津軽三味線も気乗りせず、弾かないままずっとしまい込んでいる。
「人が歩げば道ができ、道を振り返れば歴史という景色が見えるど言う。わあの歴史はまんだ、どごさも見当たらね」
そんなもやもやした日々を過ごすいとが意を決して始めたアルバイト先は、なんとメイドカフェ!
五能線と奥羽本線を乗り継ぎ“大都会”青森市の津軽メイド珈琲店へ。 初めて着るメイド服はばっちり似合って喜んだものの、キメ台詞が言えないいと。
「お、お、おおんがえりなさいませ、ご、ごすずんさま!」
ある日、テレビのニュースでオーナーが逮捕されたことが報じられ驚愕するいと。突然のメイドカフェ廃業の危機に、いとが立ち上がった。
「わあ、好ぎだ人だちど、ずっと一緒に働きてえです。まんだいっぺえお客さんさ来てもらいてえんです。三味線弾がせでください!」。
オール青森ロケ。鬼才横浜聡子監督が「市井の人々」を描いた最高傑作
心を震わす日本のソウルミュージックー一津軽三味線がつむぐ珠玉の人間ドラマ
脚本・監督は 青森出身の鬼才・横浜聡子。原作は映画化され大ヒットした「陽だまりの彼女」の越谷オサムのベストセラー青春小説『いとみち』(新潮文庫刊)。
シングルマザー、若者の困窮、友人関係・・・格差社会や女性問題など、現代が抱える社会問題がさりげなく盛り込まれているが、我々に与える感動はシンプルだ。 「けっぱれ」(津軽弁で「頑張れ」)という方言が熱くストレートに胸に迫る。 どこを切っても本物の味。先の見えない時代に贈る至上の人間賛歌が、津軽の雄大な地に鳴り響く一。
 
ぶっきらぼうな中に、凛とした意志を感じさせるヒロイン・いとを演じたのは青森出身の駒井蓮。未経験の津軽三味線を約1年かけて猛特訓し、劇中で演奏に挑んだ。 シングルファーザーで民俗学者の耕一役には名優 豊川悦司。幼くして母を亡くした思春期の娘の自立に動揺しながらも、懸命に寄り添おうとする。祖母ハツヱ役、津軽三味線奏者の西川洋子は見事な合奏シーンを披露。
いとがアルバイトを始める津軽メイド珈琲店店長を中島歩 、先輩たちを黒川芽以、横田真悠が演じる。怪しげなオーナー役は青森出身・古坂大魔王。また、高校の同級生早苗役・弘前のダンス・ボーカルユニット <りんご娘>ジョナゴールドがフレッシュな輝きを放っている。
 
「おらんどみんな不確かだ。生きるってそういうことだべ。みんなで頑張るべや」
★第44回山路ふみ子映画賞にて「第36回山路ふみ子文化賞」受賞!
 
監督・脚本:横浜聡子
原作:越谷オサム
音楽:渡邊琢磨
主題歌:人間椅子「エデンの少女」
出演:駒井蓮、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、宇野祥平、ジョナゴールド 西川洋子 豊川悦司
配給:アークエンタテインメント
公式HP:http://www.itomichi.com

同じ月の上映作品

『ベイビーわるきゅーれ』ポスター画像。女子高生殺し屋2人組のちさととまひろが銃を手にこちらを見つめている。
7月1日(土)〜15日(土) 17時10分〜18時45分 *水曜定休

『ベイビーわるきゅーれ』

2021年製作/95分/PG12/日本
【明るい殺し屋映画】があってもいいじゃないか!

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは高校卒業を前に途方に暮れていた… 明日からオモテの顔としての社会人。社会の公的業務や人間関係、理不尽に日々を揉まれていく。大人になるってこういうこと⁉︎ 社会不適合者な元女子高生殺し屋コンビが社会に馴染もうと頑張る異色の青春映画!

続編ベイビーわるきゅーれ2ベイビーとご一緒にどうぞ!
詳細ページ
『おらおらでひとりいぐも』ポスター画像。一人暮らしの桃子さん(田中裕子)が茶の間で机を前に正座をしている。後ろからしろこっそり覗き込んでいるのは・・・?
11月1日(月)~16日(火) 10:30~12:47 *水曜休

『おらおらでひとりいぐも』

2020年製作/137分/日本
「 ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。」 64年に故郷を飛び出した桃子さん。結婚し子供を育て、夫と2人の平穏な日常を迎えた矢先、夫に先立たれ、突然ひとりに。ある時、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が、音楽に乗せて湧き上がる! 新しい日常を生きる今、不安や寂しさを受け入れ力強く歩む桃子さんの姿が優しく響く、可憐でたくましい感動作。
詳細ページ
『津軽のカマリ』ポスター画像。モノクロの写真。津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山さんが三味線を構えている。真っ赤な筆字で映画のタイトルが書かれている。
11月1日(月)~16日(火) 13:10~14:54 *水曜休

『津軽のカマリ』

2018年製作/104分/日本
「それを聴けば津軽の匂い(カマリ)が湧き出るような そんな音を出したいものだ」 津軽三味線の巨星、故初代・高橋竹山。残された映像や人々の言葉、この地の風土、二代目 高橋竹山が師の壁に挑む姿を通し、彼の人生や心模様、音に潜むであろう津軽の原風景を浮き彫りにしていく。 視力を失い、唯生きる為に三味線と共に彷徨った高橋竹山と苦難の世を渡った名もなき北東北の人々の魂が、三弦の音色とともに蘇る。
詳細ページ
『映画:フィッシュマンズ』ポスター画像。ボーカル・佐藤伸治がマイクを手に歌っている横顔。
11月1日(月)~16日(火) 17:50~20:42 *水曜休

『映画:フィッシュマンズ』

2021年製作/172分/日本
「音楽はマジックを呼ぶ」 90年代、ただ純粋に音楽を追い求めたバンド・フィッシュマンズ。 その作品は今も国内外で高く評価されているが、セールス不調、レコード会社移籍、相次ぐメンバー脱退、ボーカリスト佐藤伸治の突然の死と、その道のりは平坦ではない。 残された映像や言葉、メンバー・関係者の証言をつなぎ、デビュー30周年を迎えたフィッシュマンズの軌跡をたどる。
詳細ページ