Facebookアイコン Twitterアイコン YouTubeアイコン Instagramアイコン Noteアイコン

『津軽のカマリ』

11月1日(月)~16日(火) 13:10~14:54 <水曜休>
2018年製作/104分/日本)※日本語字幕・音声ガイドあり

舞台挨拶/生演奏をいただきました!
▼▼ ▼▼▼▼▼▼
 11月1日(月) 上映後 リモート舞台挨拶 ゲスト:大西 功一 監督
 11月6日(土) 上映後 津軽三味線 生演奏 ゲスト:高橋 竹音さん<初代 高橋竹山の直の弟子>

 11月7日(日) 上映後 津軽三味線 生演奏 ゲスト:山本 竹勇さん<初代 高橋竹山の孫弟子>
 11月12日(金)、 14日(日)  13時10分の回上映後 津軽三味線 太鼓 唄の生演奏あり ゲスト:佐々木鶴藤会   ★唄の柳田冨士子さん(93歳)は初代 高橋竹山と旅まわりをした方です。
 11月13日(土) 上映後 リモート舞台挨拶 ゲスト:大西 功一 監督
 11月16日(火) 13時10分の回上映後 津軽三味線 生演奏あり ゲスト:高橋竹春(ちくしゅん)さん<初代 高橋竹山の孫弟子>
▼▼▼▼▼▼▼▼
「それを聴けば津軽の匂い(カマリ)が湧き出るような そんな音を出したいものだ」
視力を失い、唯生きる為に三味線と共に彷徨った高橋竹山と 苦難の世を渡った名もなき北東北の人々の魂が 三弦の音色とともに蘇る。
津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山
明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代、唯生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。生前、竹山は
「津軽の匂いがわきでるような音をだしたい」と語っている。
彼を産み、視力を奪い、蔑み、また命の綱となった三味線を授けた恨めしくも愛おしいこの土地に初代竹山は終生拠点を置き、津軽の音を探し続けた。
映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。
そして、この地に今も残る風習や文化、人々の暮らしにレンズを向け、竹山の音に潜むであろう津軽の原風景を浮き彫りにしていく。
この映画のもう一人の主要人物、二代目 高橋竹山
師、初代竹山に見込まれ、長く付従い、1997年に襲名をした女性三味線演奏家である。しかし、津軽では彼女を認め、竹山と呼ぶ人は少ない。襲名以来、青森市での単独コンサートは一度も開かれてこなかった。
映画の中で、二代目はかつて師とともに訪れ、戦争に命を奪われた多くの人々のことを知るに至った沖縄や、師が旅芸人時代に大津波にあい、命の危険にさらされた三陸野田村などを巡り、初代竹山を再確認していく。
そして、かつて内弟子時代を過ごした津軽に久しぶりに帰り、師の墓前に花を手向ける。再び師と向き合った二代目は、襲名後、初となる青森市内での単独コンサートに臨み、目の覚めるような素晴らしい三味線の音を響かせるのだ。
 
風土、風習、文化、記憶、かつてどこにでもあったものがここにはある。 監督は『スケッチ・オブ・ミャーク』の大西功一。沖縄宮古諸島の老人達が記憶する古代の唄とかつての島の暮らしに焦点を当てたその前作は、2012年に公開され、3万人もの観客を動員した。
人々の暮らしと音楽を辿る旅は今作、北国に向かって大きく舵を切る。そのきっかけは19年前、鈍行列車に揺られ東北各地を巡る中、北上し行き着いた津軽半島北西部の日本海岸にある十三湖。その強い悲しみを湛えた情景が忘れられずにいた。その後に出会う竹山の子孫や弟子達との縁から、本映画の構想を得る。そして、2015年の春より約2年の撮影期間と約一年の編集期間を経て、前作を凌ぐ新たな作品を紡ぎあげた。
津軽三味線奏者 初代 高橋竹山の生涯、彼の記憶は音色として、そして津軽三味線という北東北の生業としていまも息づいている。
監督・製作・プロデューサー・撮影・編集:大西功一
音楽:パスカル・プランティンガ
配給:太秦
公式HP:http://tsugaru-kamari.com/index.html

同じ月の上映作品

『ベイビーわるきゅーれ』ポスター画像。女子高生殺し屋2人組のちさととまひろが銃を手にこちらを見つめている。
7月1日(土)〜15日(土) 17時10分〜18時45分 *水曜定休

『ベイビーわるきゅーれ』

2021年製作/95分/PG12/日本
【明るい殺し屋映画】があってもいいじゃないか!

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは高校卒業を前に途方に暮れていた… 明日からオモテの顔としての社会人。社会の公的業務や人間関係、理不尽に日々を揉まれていく。大人になるってこういうこと⁉︎ 社会不適合者な元女子高生殺し屋コンビが社会に馴染もうと頑張る異色の青春映画!

続編ベイビーわるきゅーれ2ベイビーとご一緒にどうぞ!
詳細ページ
『おらおらでひとりいぐも』ポスター画像。一人暮らしの桃子さん(田中裕子)が茶の間で机を前に正座をしている。後ろからしろこっそり覗き込んでいるのは・・・?
11月1日(月)~16日(火) 10:30~12:47 *水曜休

『おらおらでひとりいぐも』

2020年製作/137分/日本
「 ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。」 64年に故郷を飛び出した桃子さん。結婚し子供を育て、夫と2人の平穏な日常を迎えた矢先、夫に先立たれ、突然ひとりに。ある時、桃子さんの“心の声=寂しさたち”が、音楽に乗せて湧き上がる! 新しい日常を生きる今、不安や寂しさを受け入れ力強く歩む桃子さんの姿が優しく響く、可憐でたくましい感動作。
詳細ページ
『いとみち』ポスター画像。青森県弘前市の高校生、相馬いと(駒井蓮)が、メイド服姿で、三味線を構え、笑顔でジャンプしている。
11月1日(月)~16日(火) 15:20~17:16 *水曜休

『いとみち』

2021年製作/116分/日本
「おらんどみんな不確かだ。生きるってそういうことだべ。みんなで頑張るべや」 激しい津軽弁を話す人見知りの高校生、相馬いと。そんな彼女が意を決して始めたのはメイドカフェでのアルバイト!大好きな場所の廃業の危機に、得意だった津軽三味線を手に立ち向かう。 先の見えない時代、今を生きる人々へ贈る、「けっぱれ(頑張れ)」というメッセージ。至上の人間賛歌が、津軽の雄大な地に鳴り響く。
詳細ページ
『映画:フィッシュマンズ』ポスター画像。ボーカル・佐藤伸治がマイクを手に歌っている横顔。
11月1日(月)~16日(火) 17:50~20:42 *水曜休

『映画:フィッシュマンズ』

2021年製作/172分/日本
「音楽はマジックを呼ぶ」 90年代、ただ純粋に音楽を追い求めたバンド・フィッシュマンズ。 その作品は今も国内外で高く評価されているが、セールス不調、レコード会社移籍、相次ぐメンバー脱退、ボーカリスト佐藤伸治の突然の死と、その道のりは平坦ではない。 残された映像や言葉、メンバー・関係者の証言をつなぎ、デビュー30周年を迎えたフィッシュマンズの軌跡をたどる。
詳細ページ