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『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』〜「いせフィルム」凱旋上映〜

1月19日(水)、26日(水) ①10時30分~11時58分 / ②17時00分~18時28分
(2021年製作/88分/日本)※日本語字幕・音声ガイドあり

「いせフィルム」凱旋上映開催!
伊勢真一監督・「いせフィルム」最新作『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』, アムステルダム・ドキュメンタリー国際映画祭(IDFA)2021 にて 3部門ノミネートを記念し、 「いせフィルム」特集上映を開催します! 最新作に併せ、認知症を描いたヒューマンドキュメンタリー2本をラインナップに加えた特別上映です。

10:30〜11:58 『 いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』>伊勢監督アフタートークつき上映
13:00〜14:25 『
ゆめのほとり−認知症グループホーム 福寿荘−
15:00〜16:27 『
妻の病 -レビー小体認知症-
17:00〜18:28 『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』

 

日本・インドネシア・オランダー
亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
戦時、日本はアジア各地を占領し植民地解放を謳った。 記録映画編集者・伊勢長之助(1912~1973)は、「文化戦線」の一員としてインドネシアに渡り、大東亜共栄圏という名目でプロパガンダ映画を創った。
長之助の長男・
伊勢真一(ドキュメンタリー映像作家)は、父たちがどんな思いで国策映画を手がけたのかを知るために、30年ほど前から取材を始める。
父の足跡と父たちが創った”幻のフィルム”の行方を追う長い旅。
やがて、その旅に伊勢真一の長男・
伊勢朋矢(ディレクター)、長女・伊勢佳世(俳優)も参加する。
父から子へ、そして孫へ、時代の記憶が手渡されていく。
オランダで発見されたその国策映画は、およそ130本。
日本未公開の貴重なフィルムである(『隣組』『東亜のよい子供』『防衛義勇軍』『ロームシャ』『マラリア撲滅』等)。
語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。
父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか
私が三歳の頃、父は家を出た。
ちょうどその頃の写真が手元にある。私が父と写っている、たった一枚の写真…

真一」という、ちょっと、気恥ずかしい私の名前は、戦時中、ジャワ(インドネシア)で国策映画を創っていた父が、もう二度と戦争をしてはならない、という思いで名付けたもののような気がしている。写真の中の幼い私が、じっと今の私を見つめている。
「いまは むかし むかしは いま」

記録というよりも、記憶。
語られなかったその声に、耳を澄ませてみたい。
そうして記憶に触れてみたい。

父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「

真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか…
(かんとく・伊勢真一)

監督:伊勢真一
公式HP:
https://www.isefilm.com

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『まちの本屋』
1月17日(月)~31日(月) 10:30~12:17 *水曜休 *1月22,23日は10:00〜

『まちの本屋』

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『ようこそ、革命シネマへ』

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『サマーフィルムにのって』
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『サマーフィルムにのって』

2020年製作/97分/日本
「私たちの青春は、傑作だ。」 勝新を敬愛する高校3年のハダシ。  キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていたが、目の前に武士役にぴったりな凛太郎が現れる。  すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。  恋と友情、時代劇、SF。全ての要素が華麗にシンクロ。新時代を代表する青春映画。 
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