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『まちの本屋』

1月17日(月)~31日(月) 10時30分~12時17分  ※水曜休み
※トーク付き上映 1月22日(土)、23(日)10時00分〜11時47分

(2020年製作/107分/日本/ドキュメンタリー)※日本語字幕・音声ガイドあり

◎上映後舞台挨拶をいただきました!
大小田 直貴監督が何度も駆けつけてくださいました!
 1月17日(月)、18(火)、24(月)、25(火)、28(金)、29(土)、30(日)、31(月)上映後、

1月22日(土)、23日(日)は特別登壇回
 ゲスト:・大小田 直貴監督[リアル登壇]  ・小林由美子さん(小林書店)[小林書店よりリモート登壇]

トークレポートはこちら↓
https://twitter.com/cinemachupki/status/1487290537631629315

◯ゲストプロフィール
大小田直貴(オオコタナオキ)
劇映画の監督を目指して大阪芸術大学映像学科に入学。卒業後はテレビ番組の制作会社に所属。介護、生活保護、東日本大震災など報道系のドキュメンタリー番組や海外取材を手がける。現在はフリーランスのディレクターとしてテレビ番組制作を続ける。2019年の夏から冬にかけて撮影し、翌年のコロナ禍で完成させたドキュメンタリー映画「まちの本屋」は初監督作品。大阪、愛知、鹿児島などで上映される。

小林由美子(コバヤシユミコ)
就職した大手ガラスメーカーで昌弘さんと出会い社内結婚する。小林書店は1952年、両親が尼崎市内で創業。幼少の頃から商売の大変さをそばで見てきたため本屋を継ぐ気は全くなかったが、昌弘さんに出た転勤の辞令と「家族一緒に暮らした方が後悔しないと思う」という昌弘さんの言葉がきっかけとなり店を継ぐことを決める。2020年に小林書店の実話を元にした小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」(川上徹也著/ポプラ社)が出版される。
◎オンラインイベント「ゆるっと話そう」を開催しました!
映画を観た人同士、感想を交わす場です。2022年1月は『まちの本屋』で開催しました!
もっと 本屋と 本と 人が 好きになる
兵庫県尼崎市。 立花駅前から続く商店街にあるのは売り場十坪の小さな本屋、小林書店
小さな本屋を取り巻く環境は厳しく、この20年間で書店は半数近くまで減った。 そんな中、店主の小林由美子さん、昌弘さん夫婦は様々なイベントを開催したり、地元客を大事にする商売で店を続けてきた。 しかし、突然、昌弘さんを襲った脳梗塞。店を続けるべきか悩む由美子さんは改めて書店という商売と向き合う。その時、見えてきたものとは…
小林書店
1952年、小林由美子さんの両親が尼崎市内で創業。幼少から商売の大変さを見てきた由美子さんは本屋はやらないと決めていたが、会社員で夫の昌弘さんの一言で店を継ぐことを決意する。 2020年12月、小林書店の実話から生まれた小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」(ポプラ社/川上徹也著)が発売された。
まちの本屋ができるまで
2015年、熱烈な小林書店ファンという出版社の社員に勧められ、由美子さんが登壇する講演会を聞きにいったのが小林書店との出会いだった。
小さな本屋のきびしい現状を紹介しつつ、話題の中心は「小さな店だからできることがある」。力強く、温かく、ユーモアにあふれた話に時間はあっという間に過ぎた。深く感動し直感的に映画を撮りたいと思ったが、性分から踏ん切りがつかなった。 
そこで、まずはJR立花駅近くにある小林書店に行ってみることにした。時間帯が悪かったのか意外にも客は少なく賑わう店内を想像していたため少し戸惑った。由美子さんは「時間大丈夫?」と気遣ってくれた後、両親から店を継いだ経緯、阪神淡路大震災がきっかけで傘を売るようになった話などしてくれた。それも講演会と同じような熱量で。勧めてもらった本を購入し、大満足の時間を過ごした。
その後、数年にわたり通ううちに映画を作る決意をし、撮影協力をお願いする手紙を出した。撮影期間は2019年夏から年末まで。その時間はとても楽しく充実し、たくさんのことを考え、気付きがあった。その私にとっては宝物のような時間を疑似体験してもらえるような映画にすることが編集のテーマとなった。
私は由美子さんに本を勧められると思わず買いたくなる。その理由は本の内容を、近所で起きた出来事のように、まるで身近な世間話のように、話すことだと分析している。そのため映画の中でも由美子さんが本を紹介するシーンは長くした。皆さんはどう感じるだろうか。
 ちなみに「由美子さんより本が好きな本屋さんはたくさん知ってるけど、由美子さんより人が好きな本屋さんは知らない」は、私がこの映画を作るきっかけをくれた出版社社員の言葉である。その人はもちろんのこと、小林書店、妻、撮影に協力して下さった全ての皆様に心から感謝しています。ありがとうございました。
(監督・大小田直貴)
 
監督・製作・撮影・編集:大小田直貴

同じ月の上映作品

『スズさん 昭和の家事と家族の物語』ポスター画像
1月4日(火)~16日(日) 12:30~13:56 *休映:12(水)〜14(金) 、*5(水)は営業

『スズさん ~昭和の家事と家族の物語~』

2021年製作/86分/日本/ドキュメンタリー
「貴重な記録映像のなかに、震災・戦争を生き抜いた母の姿がありました」 昭和26年に建てられた木造2階建の住宅・当時の人々の暮らしを伝える「昭和のくらし博物館」。 館長の小泉和子さんの実家であるこの博物館には、母・スズさんの思い出がたくさん。 生活の細部に工夫を凝らし、知恵を絞り、家族のために懸命に手を動かしながら生きてきた一人の女性の姿。 母から娘へ、娘から今を生きる私たちへ。スズさんが遺した3章からなる物語。
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『ようこそ、革命シネマへ』ポスター画像
1月4日(火)~16(日) 14:30~16:07/ 1月17日(月)~31(月) 12:50~14:27 *水曜休(5日は上映)

『ようこそ、革命シネマへ』

2019年製作/97分/フランス・スーダン・ドイツ・チャド・カタール合作/ドキュメンタリー
「 もう一度、愛する映画を、みんなで 」 56年に独立を遂げたスーダン。89年に軍事独裁政権が誕生し、言論の自由をはじめ様々な表現の自由が奪われる。 国内で映画作家となった4人は、思想犯としての拘禁や国外亡命を余儀なくされ、映画も発禁処分に。 長い年月を経て、還暦を過ぎた彼らは母国で再会する。 映画を再び人々のもとに取り戻したい。 郊外の村で細々と巡回上映を続けていたが、映画館の復活を目指して動き始める。
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『サマーフィルムにのって』
1月4日(火)~16日 16:30~18:07 / 1月17日(月)~31(月) 15:00~16:37 *水曜休(5日は上映)

『サマーフィルムにのって』

2020年製作/97分/日本
「私たちの青春は、傑作だ。」 勝新を敬愛する高校3年のハダシ。  キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていたが、目の前に武士役にぴったりな凛太郎が現れる。  すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。  恋と友情、時代劇、SF。全ての要素が華麗にシンクロ。新時代を代表する青春映画。 
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『映画大好きポンポさん』ポスター画像
1月4日(火)~16(日) 18:35~20:05 / 1月17日(月)~31(月) 17:00~18:30 *水曜休(5日は上映)

『映画大好きポンポさん』

2021年製作/90分/日本
「幸福は想像の敵ーー」 敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもと製作アシスタントを勤めるジーン。映画に心を奪われた彼だが、自分に才能はないと卑屈になる毎日。 だが、ある日監督に指名され、波瀾万丈の撮影が始まる! 豪華スタッフと声優陣が生き生きと描く、映画愛。夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る、青春“ものづくり”フィルム。
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