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『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』

10月1日(金)~15日(金) 12:30~13:58<水曜休>
10月6日、13日、20日(水) ①10:30~11:58 / ②16:10~17:38

(2021年製作/88分/日本)※日本語字幕・音声ガイドあり

★10月6日、13日、20日(水) 「いせフィルム」特集上映を開催しました!
伊勢真一監督最新作『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』公開を記念した「いせフィルム」特集上映。
伊勢真一監督の父・伊勢長之助監督の遺作
『森と人の対話』
伊勢真一監督が 、父代わりのような存在・名カメラマン瀬川順一を映した
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』
父から子へと紡がれる最新作に併せ、こちらの2本をラインナップに加えた特別上映です。

日本・インドネシア・オランダー
亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
戦時、日本はアジア各地を占領し植民地解放を謳った。 記録映画編集者・伊勢長之助(1912~1973)は、「文化戦線」の一員としてインドネシアに渡り、大東亜共栄圏という名目でプロパガンダ映画を創った。
長之助の長男・
伊勢真一(ドキュメンタリー映像作家)は、父たちがどんな思いで国策映画を手がけたのかを知るために、30年ほど前から取材を始める。父の足跡と父たちが創った”幻のフィルム”の行方を追う長い旅。 やがて、その旅に伊勢真一の長男・伊勢朋矢(ディレクター)、長女・伊勢佳世(俳優)も参加する。
父から子へ、そして孫へ、時代の記憶が手渡されていく。
オランダで発見されたその国策映画は、およそ130本。 日本未公開の貴重なフィルムである(『隣組』『東亜のよい子供』『防衛義勇軍』『ロームシャ』『マラリア撲滅』等)。
 
 
 
語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。
父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか
私が三歳の頃、父は家を出た。
ちょうどその頃の写真が手元にある。私が父と写っている、たった一枚の写真…

真一」という、ちょっと、気恥ずかしい私の名前は、戦時中、ジャワ(インドネシア)で国策映画を創っていた父が、もう二度と戦争をしてはならない、という思いで名付けたもののような気がしている。写真の中の幼い私が、じっと今の私を見つめている。
「いまは むかし むかしは いま」記録というよりも、記憶。
語られなかったその声に、耳を澄ませてみたい。
そうして記憶に触れてみたい。

父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「

真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか…
(かんとく・伊勢真一)

 
監督:伊勢真一
公式HP:
https://www.isefilm.com

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