9月13日(月)~21日(火) 12:00〜13:26 <水曜休>
(2020年/86分/日本/PG12/ ドキュメンタリー)
(2020年/86分/日本/PG12/ ドキュメンタリー)
※絵字幕版(日本語字幕あり)・イヤホン音声ガイドあり
★9月18日(土) 上映後舞台挨拶をいただきました!
ゲスト:河合宏樹監督、齋藤陽道さん (※齋藤さんはリモートご登壇)、手話通訳:橋本一郎先生
ゲスト:河合宏樹監督、齋藤陽道さん (※齋藤さんはリモートご登壇)、手話通訳:橋本一郎先生
だいじょーぶって、心からこぼれおちた。
ある日、息子への子守歌が生まれた――。
“ろう”の写真家が、嫌いだった「うた」と出会うまでの記録。
写真家、齋藤陽道(さいとうはるみち)。16歳のとき手話と出会い、おのおのの手話に違いがあることを知るにつれ「声には、様々な色がある」と実感し、20歳で補聴器を捨て、カメラを持った。
写真家として俳優・窪田正孝の写真集やさまざまなミュージシャンの撮影、著書『異なり記念日』『声めぐり』で広く知られる存在となり、昨年は写真集『感動、』を刊行した。
「聞く」ことよりも「見る」ことを選んだ彼と、同じく“ろう”の写真家である妻・盛山麻奈美。”聴者”の息子を授かった。
幼少期より対話の難しさや音楽教育への疑問にぶち当たり、「うた」を嫌いになってしまった彼が、自分の口からふとこぼれた子守歌をきっかけに、ある変化が訪れる。
(抱いた赤子に突然泣かれ、ふと子守歌がこぼれる、誰にでもある経験。音は「どんな色をして、どんな形をしているのだろうか?」。無意識に現れた「うた」は一体どこから来たのか。)
監督は、古川日出男等による朗読劇「銀河鉄道の夜」の活動を追ったドキュメンタリー映画『ほんとうのうた 朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って』、七尾旅人が戦死自衛官に扮したライブ映像作品『兵士A』を手がけた河合宏樹。
〈絵字幕版(バリアフリー日本語字幕付き上映)〉について
本作では音楽を字幕ではなく、絵で表現しています。 映画のなかの「うた」をどのように表現するか頭を悩ませていた齋藤陽道さん。 ”まったく新しい形による「うた」の表現となっているのではないか”、と話されています。 ぜひ新しい「うた」を感じてください。
映画『うたのはじまり』劇中出産シーンについて
本作の劇中には出産シーンがあります。映倫(映画倫理機構)の審査結果では【PG12】(※小学生には助言・指導が必要)という区分ではございますが、お子様や体調の優れない方、持病をお持ちの方には刺激の強い描写となっておりますので、予めご留意のうえご鑑賞ください。
本作の劇中には出産シーンがあります。映倫(映画倫理機構)の審査結果では【PG12】(※小学生には助言・指導が必要)という区分ではございますが、お子様や体調の優れない方、持病をお持ちの方には刺激の強い描写となっておりますので、予めご留意のうえご鑑賞ください。
監督・撮影・編集:河合宏樹
整音:葛西敏彦
字幕作成:Palabra株式会社
Score Drawing:小指
整音:葛西敏彦
字幕作成:Palabra株式会社
Score Drawing:小指
出演:齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、飴屋法水、CANTUS、ころすけ、くるみ、齋藤美津子、北原倫子、藤本孟夫
配給:スペースシャワーネットワーク
【5周年記念上映作品 スタッフ推薦コメント】
出産を映した場面はひりひりします。音楽を「聴く」、言葉を「話す」、生まれて生きる。私も確かに体験したであろう光景が懐かしくも、もっと素敵に生きられるんだという新鮮な発見をこの映画からいただきました。(柴田)