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『行き止まりの世界に生まれて』

9月2日(木)~12日(日) 15:00〜16:33 <水曜休>
(2018年/93分/アメリカ/ドキュメンタリー)※日本語字幕・音声ガイドあり

閉塞感に満ちた小さな町で必死にもがく若者3人の12年間を描く
エモーショナルな傑作ドキュメンタリー!
「アメリカで最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は、幼い頃から、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとって唯一の居場所、もう一つの家族だった。
いつも一緒だった彼らも、大人になるにつれ、少しずつ道を違えていく。ようやく見つけた低賃金の仕事を始めたキアー、父親になったザック、そして映画監督になったビン。
ビンのカメラは、明るく見える3人の悲惨な過去や葛藤、思わぬ一面を露わにしていくー。
希望が見えない環境、大人になる痛み、根深い親子の溝…ビンが撮りためたスケートビデオと共に描かれる12年間の軌跡。彼らの姿を通して、親子、男女、貧困、人種といった様々な分断を見つめ、アメリカの知られざる現実を映し出す。
痛みと希望を伴った傑作が誕生した。
 
★第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート
★第71回エミー賞 ドキュメンタリー&ノンフィクション特別番組賞ノミネート ほか、59の賞を総なめ!
 
監督・撮影:ビン・リュー
製作:ダイアン・クォン ビン・リュー
製作総指揮:ゴードン・クイン、スティーブ・ジェームズ、ベッツィ・スタインバーグ、サリー・ジョー・ファイファー、クリス・ホワイト
編集:ジョシュア・アルトマン、ビン・リュー
音楽:ネイサン・ハルパーン クリス・ルッジェーロ

配給:ビターズ・エンド

5周年記念上映作品 スタッフ推薦コメント】
◉スケートボードのカッコよさ楽しさ悔しさ。 家族と向き合った時のヒリヒリする葛藤。 仲間との時間があったからこその今の自分というリアル。 人は拠り処があれば次に踏み出せる。 そんな優しい勇気をもらえる映画です。(まな)

 
◉心の傷、体の記憶。 外側からはわからない、その人が抱える痛みや喜び。 仲間にカメラを向け続けてきたビン・リュー監督だからこそ撮れた距離感。カメラの前だからこそ話せた、笑えたこと。 痛いです。その痛みに蓋をしなかった監督が描いた、その先にあるものー。「プリズン・サークル」を観た人にも届けたい。(miyagi)

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9/11(土)20時!オンラインイベント『プリズン・サークル』でゆるっと話そう

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『太陽の塔』ポスター画像
9月2日~12日 10:30~12:22 *水曜休

『太陽の塔』

2018年製作/112分/日本/ドキュメンタリー
「私は進歩に疑問を持っている」 1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博。そこでひときわ異彩を放っていたのが、テーマに反して周りと調和しようとしない太陽の塔だった。あれから約半世紀、今もなおそびえ立つ太陽の塔に惹かれるのは、岡本太郎が込めたメッセージが、今にこそ人々の心に響くからに他ならない。それはなぜなのか?それは何なのか? 当時の岡本太郎を知る人々の貴重な証言と、美術研究家やアーティスト、クリエイターへのインタビュー、同時期に制作された“明日の神話”のテーマを探る取材を通して、現代に生きる我々への太陽の塔からのメッセージを浮き彫りにしていく。 スタッフコメント有り👇
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『ニーゼと光のアトリエ』ポスター画像
9月2日~12日 12:50~14:39 *水曜休

『ニーゼと光のアトリエ』

2015年製作/109分/ブラジル
「私の武器は、愛と絵筆」 1940年代のブラジル。精神病院で働くことになった医師のニーゼは、患者に対するショック療法など、暴力的な治療が日常茶飯事になっている現実を目の当たりにし、衝撃を受ける。 男性医師ばかりの病院で身の置き場も少ないニーゼは、冷遇にも怯まず病室を快適な場所に変えようと試みる。そうして生まれたのが、患者たちに絵の具と筆を与え、心を自由に表現するアトリエであった。 「私たちの仕事は、まずよく聞き、観察すること。口は出さない」 次第に思い思いの絵を描くようになる患者たち。論理的な言葉を失っても、患者は別の言葉で対話し、彼らの絵には無意識のイメージが表れているのだとニーゼは語る。 第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最高賞の東京グランプリと最優秀女優賞を受賞した。 スタッフコメント有り👇
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『世界一と言われた映画館』ポスター画像
9月13日(月)~21日(火) 10:30~11:37 9月20日(月・祝)のみ10:20開始

『世界一と言われた映画館』

2017年製作/67分/日本/ドキュメンタリー
40年前存在した、「世界一」と謳われた奇跡のような映画館にまつわる、証言集。 上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れると、暗がりの中で映画が始まる……。 山形県酒田市に、映画評論家・淀川長治氏が「世界一の映画館」と評した映画館、グリーン・ハウスがあった。 その当時東京の映画館でも存在しなかった設備やシステムを取り入れ、人々を魅了したそこは、20歳の若さで支配人となった佐藤久一が作り上げた夢の映画館。しかし、1976年の大火災で焼失してしまう。時を越えた今、あの場所へかつて集った人々が、煌めいた思い出をもとに言葉を紡いでいく……。ナレーションは名優・大杉漣。スタッフコメント有り👇
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