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『太陽の塔』

9月2日(木)~12日(日) 10:30~12:22<水曜休映>
(2018年/112分/日本
/ドキュメンタリー )※日本語字幕・音声ガイドあり
上映後、舞台挨拶をいただきました!
日にち:9月5日(日) ゲスト:曽根 祥子さん(プロデューサー)
「何だったんだ、これは!!」
1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博(日本万国博覧会)。
そこでひときわ異彩を放っていたのが、テーマに反して周りと調和しようとしない太古のようなフォルムをした太陽の塔だった。
あれから約半世紀、今もなお大阪のシンボルとしてそびえ立つ。テーマ展示プロデューサーであった岡本太郎は何を想い、何と闘い、なぜ太陽の塔を作ったのか。今となっては本人の口から語られることはない。
それでも21世紀の今でも人びとが太陽の塔に惹かれるのは、岡本太郎が太陽の塔に込めたメッセージが、今のこの時代にこそ人々の心に響くからに他ならない。
それはなぜなのか?それは何なのか?
当時、岡本太郎の周辺で太陽の塔の事業に関わっていた人々の貴重な証言と、美術研究家など様々な分野の専門家やアーティスト、クリエイターのインタビューや、太陽の塔のルーツ、そして同時期に制作された“明日の神話”のテーマを探る取材を通して、現代に生きる我々への太陽の塔からのメッセージを浮き彫りにしていく。
「私は 進歩 に 疑問 を持っている」
監督:関根光才
製作:井上肇 大桑仁 清水井敏夫 掛川治男
インタビュー出演:赤坂憲雄 安藤礼二 糸井重里 植田昌吾 大杉浩司 奥山直司 嵩英雄 唐澤太輔 小林達夫 コンチョク・ギャムツォ師 佐藤玲子 椹木野衣 シェーラブ・オーセル師 ジャスティン・ジェスティー 菅原小春 春原史寛 関野吉晴 舘鼻則孝 千葉一彦 Chim↑Pom 土屋敏男 中沢新一 長野泰彦 並河進 奈良利男 西谷修 平野暁臣 マユンキキ
出演:織田梨沙
配給:パルコ
公式サイトhttp://taiyo-no-to-movie.jp/

【5周年記念上映作品 スタッフ推薦コメント】
国民が熱狂した万博、高度経済成長時代、「過去の遺産」の映画…ではなかった!万博のテーマである「進歩と調和」を岡本太郎は真っ向から否定。今この瞬間も脈打ち、私たちに問いかける太陽の塔。「人間が人間らしくあること」。社会につきつける壮大で強烈な生命賛歌を目の当たりにする。(miyagi)

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9月2日~12日 12:50~14:39 *水曜休

『ニーゼと光のアトリエ』

2015年製作/109分/ブラジル
「私の武器は、愛と絵筆」 1940年代のブラジル。精神病院で働くことになった医師のニーゼは、患者に対するショック療法など、暴力的な治療が日常茶飯事になっている現実を目の当たりにし、衝撃を受ける。 男性医師ばかりの病院で身の置き場も少ないニーゼは、冷遇にも怯まず病室を快適な場所に変えようと試みる。そうして生まれたのが、患者たちに絵の具と筆を与え、心を自由に表現するアトリエであった。 「私たちの仕事は、まずよく聞き、観察すること。口は出さない」 次第に思い思いの絵を描くようになる患者たち。論理的な言葉を失っても、患者は別の言葉で対話し、彼らの絵には無意識のイメージが表れているのだとニーゼは語る。 第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、最高賞の東京グランプリと最優秀女優賞を受賞した。 スタッフコメント有り👇
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2018年製作/93分/アメリカ/ドキュメンタリー
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『世界一と言われた映画館』

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