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2023年3月

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3月14日(木)~31日(日) 10時00分〜12時09分 *水曜休映 <字幕・手話合成版>上映

『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』

2022年製作/124分/日本/ドキュメンタリー
第78回毎日映画コンクールのドキュメンタリー映画賞受賞!アンコール上映!
「小さないのちが遺した 伝えなくてはいけないこと。 忘れてはいけないこと。」
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれ、全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなった。地震発生から津波が到達するまで約51分、ラジオや行政防災無線で津波情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していた。にもかかわらず、この震災で大川小学校は唯一多数の犠牲者を出した。 この惨事を引き起こした事実・理由を知りたいという親たちの切なる願いに対し、親たちは真実を求め、石巻市と宮城県を被告にして国家賠償請求の裁判を提起。弁護団はたった2人の弁護士。親たちが“わが子の代理人”となり裁判史上、画期的な判決を勝ちとる。 震災直後から裁判、のべ10年にわたる貴重な映像記録。寺田和弘監督は、丁寧に構成・編集し、独自の追加撮影もあわせて、後世に残すべき作品として作り上げた。
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6月1日(木)~13日(火) 20時30分~22時33分 *7日(水)休映

『戦場のメリークリスマス』坂本龍一さん追悼

1983年製作/123分/日本・イギリス合作
2023年3月28日 坂本龍一さんが逝去されました。 世界的な活躍を遂げるきっかけとなった 『戦場のメリークリスマス』を追悼上映いたします。 【 戦闘シーンのない戦争映画。 出演者は全て男。 戦争の闇を容赦なく描く 大島渚監督、最大のヒット作 】 1942年。第2次大戦中のインドネシア、ジャワ島山中。 日本軍捕虜収容所を舞台に、極限状態に置かれた男たちの相克を描いた異色のヒューマンドラマ。カネモト(ジョニー大倉)がオランダの男性兵デ・ヨンを犯すという事件がおきる。日本語を流暢に話す英国軍中佐ロレンス(トム・コンティ)は、共に事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラ(ビートたけし)と奇妙な友情で結ばれていく。ハラの上官で陸軍大尉のヨノイ(坂本龍一)と連合軍捕虜セリアズ少佐(デヴィット・ボウイ)の愛情めいた関係を中心に、異なる宗教観や道徳感が交差するなか、日本軍人と西洋人捕虜との関係が興味深く描かれる。
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3月2日(木)~7日(火) 10時30分~11時52分

『いのちのかたちー画家・絵本作家 いせひでこー』

2016年/82分/日本/ドキュメンタリー
無人の荒野 被災の地で  絵描きを呼び止めたのは 一本のクロマツだった    まるで、絵本のようなドキュメンタリー。無人の荒野、東日本大震災の被災の地で絵描きを呼び止めた、クロマツの倒木。画家・絵本作家、いせひでこがその一本のクロマツに「いのち」を感じ取り、「かたち」にする四年間にわたる創作の過程を追った「いのちのかたち」の物語。いのちのこと…、 一人ひとりの、一つひとつの、いのちのこと。 演出は伊勢真一。
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『土を喰らう十二ヵ月』ポスター画像
3月2日(木)〜14日(火) ※8日(水)曜休み 12時30分〜14時21分

『土を喰らう十二ヵ月』大好評により追加上映!

2022年製作/111分/日本
「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばんうまい」

沢田研二が一年半がかりで撮影に取り組んだ待望の主演作。原案は水上勉の料理エッセイ。その世界観を元に中江裕司監督が脚本を執筆。 自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯を作り、誰かと食べられることに感謝する日々を送る男の姿を通して、丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかける。
タイトルの「土を喰らう」とは、旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くことだ。その食に向き合う精神は、今この瞬間を大切に生きることを意味している。
家庭料理の第一人者・料理研究家の土井善晴が、食材選びや扱い方、手さばきの指導や器選びに至るまで、深く作品に携わった。
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3月2日(木)~14日(火) 14時50分~16時44分  *8(水)休映

『名付けようのない踊り』

2021年製作/114分/日本/ドキュメンタリー
五感が覚醒する映像体験。田中泯のダンスと世界を巡る旅に出る―― ダンス×アニメーションが生む至福のグルーヴ!! 独自の存在であり続ける田中泯。66年からソロダンス活動を開始し、そのダンスの公演歴は、現在までに3000回を超える。映画『たそがれ清兵衛』から始まった映像作品への出演、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現してきた。 本作の監督は犬童一心、アニメーション・シネマリグラフィは山村浩二が担当。 田中泯の〈踊り〉、そして農業を営む山梨の村での暮らし、核となるこども時代を描くアニメーションも交え、ダンスに魅せられた生涯が紐解かれる。 ★山村浩二氏による野心的初長編監督作+プロデュース短編作品 「『幾多の北』と三つの短編」も3月後半に上映。
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『こころの通訳者たち』ポスター画像
3月2日(木)~14日(火) 17時10分~18時54分 *8日水曜休み

『こころの通訳者たちWhat a Wonderful World』当館製作映画

2021年製作/本編94分/日本/ドキュメンタリー
「音を見えるように 光が聴こえるように」

耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、3人の舞台手話通訳者たちの記録。その映像を目の見えない人にも伝えられないか?見えない人に「手話」を伝えるには。
コロナ禍のなかで進行した、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人たち個性豊かなメンバーによる「音声ガイド」づくり。いつしか言語や障害のあるなしを超えて、『こころ』のバトンを繋いでいく。
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3月2日(木)~14日(火) 19時20分~20時30時 *4日(土),8日(水),11日(土)休映 ●3月8日(水) キノコヤさん特集/短編4作品併映&トーク

『にわのすなば GARDEN SANDBOX』

2022年製作/70分/日本
「帰りたいのに帰らない “行き先不明”のロードムービー」東京多摩市で映画の上映やシネクラブを続けるカフェバー・キノコヤさんが製作した第一回作品。2022年7月には、第33回マルセイユ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され好評を博しました。 キノコヤさんとは、当館でも上映した『春原さんのうた』でお馴染みのあの場所! 肌に直接届く映画の息遣い。心身研ぎ澄ます70分。ダラダラと観るも吉です。 とっておきの映画時間を是非、ご体験あれ。
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3月16日(木)~31日(金) 14時50分~17時49分 *22日(水),29日(水)休映

『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』高橋幸宏さん追悼

2019年/179分/日本
「また見つかった。 何がだ? 永遠。」 巨匠大林宣彦監督の遺作であり、新しい世代へと託すメッセージ。 戦争の歴史を辿りながら、無声映画/トーキー/アクション/ミュージカルと様々な映画表現が展開するエネルギッシュなエンタテインメント。 尾道唯一の映画館「瀬戸内キネマ」の閉館日。「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映に集った3人の青年はスクリーンの世界にタイムリープし、運命のヒロインと出会う。豪華キャストを迎え彩られる、映画への愛の物語。 映画は未来を変えられる──!! ●本作で「語部」のような存在を演じられた高橋幸宏さん。 追悼の意を込め、上映いたします。
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3月16日(木)~31日(金) 18時10分~19時09分 *22日(水),29日(水)休映

『はだかのゆめ』

2022年製作/59分/日本
「いつか夢にくらい 顔をだしてくれたら」 息子を思う母、母を思う息子、そして祖父 お互いの距離を測り直していく、親子3代にわたる物語。 四国山脈に囲まれた高知県、四万十川のほとりに暮らす一家の人々。祖父の住む家で余命を送る決意をした母、それに寄り添う息子ノロ。嘘が真で闊歩する現世を憂うノロマなノロは、近づく母の死を受け入れられず徘徊している――。土地に刻まれた時間の痕跡と、幽かな生と確かな死。これは若くして両親を亡くし、高知県で祖父と暮らす監督自身の現在を半ば投影した、親子3代にわたる時間と、その時間の境界線を飛び越えた触れ合いの、そしてそれでも触れることのできない残酷な距離の物語である。 『EUREKA ユリイカ』のプロデューサー・仙頭武則と監督・青山真治に見出された甫木元空が監督。バンド「ビアリストックス」として、本作の音楽も手がける。主演にNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』など話題作への出演が相次ぐ青木柚。さらに小説家でもある唯野未歩子、シンガーソングライターの前野健太が出演。青山組の仙頭武則がプロデューサーを、菊池信之が音響を担当。死者と生者が同居する世界の音をわれわれの世界に届けてくれる。
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3月16日(木)~31日(金) 19時40分~21時10分 *17金,22水,29水 休映

「『幾多の北』と三つの短編」

2021~2022年製作/総上映時間:約90分
「アヌシーもオタワも絶賛! 山村浩二の野心的初長編『幾多の北』、ついに凱旋公開」 日本を代表するアニメーション作家、また絵本作家としても知られる山村浩二。
『幾多の北』(2021/64分)は、彼が月刊誌「文學界」(文藝春秋)の表紙のために2012年から2014年にかけて毎号描いていたイラストとそれに付随するテキストをアニメーションに発展させたもので、コロナ下での隔離状態の中で一気に完成させた初の長編作品。東日本大震災後に彼自身が感じた不安や苦悩が、オランダの前衛ジャズ・ミュージシャンにして作曲家ウィレム・ブロイカー(1944-2010)のどこかサーカス的な音楽に乗せて、断片的なイメージや書かれた言葉で表現されていきます。 明快なストーリーを持たず、一般に「長編アニメーション」という言葉からイメージされるものとは異なる仕上がりで、その前例のないチャレンジは世界で大きく評価され数々の賞を受賞しました。 加えて、墨絵のかわいい動物たちが歌に合わせてコミカルに動く山村の監督作『ホッキョクグマすっごくひま』(2021/7分)、山村が若い作家たちをプロデュースした『骨嚙み』(矢野ほなみ監督/2021/10分)、『ミニミニポッケの大きな庭で』(幸 洋子監督/2022/7分)と、三つの新作短編も同時上映します。 今回の上映は、山村浩二の現在に加え、彼の元で育った新しい才能までも一望できるショーケースであり、現在日本の「作家によるアニメーション」の「極北」を体験出来る絶好の機会とも言えるでしょう。
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『14歳の栞』ポスター画像
3月22日/29日(水) 1日2回上映 ①13時00分~15時00分 ②17時00分~19時00分

『14歳の栞』 竹林亮監督特集

2021年製作/120分/日本
とある中学校の3学期、「2年6組」35人全員に密着し、ひとりひとりの物語を紐解いていく。 まだ子供か大人かも曖昧なその瞬間、私たちは、何に傷ついて、何に悩んで、何を後悔して、何を夢見て、何を決意して、そして、何に心がときめいていたのか。あの頃、一度も話さなかったあの人は、何を考えていたんだろう。 私たちが一度立ち止まり、いつでもあの頃の気持ちに立ち返るための「栞」をはさむ映画です。
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『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』ポスター画像
3月22日/29日(水) 1日2回上映 ①15時20分~16時42分 ②19時20分~20時42分

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』竹林亮監督特集

2022年製作/82分/日本
《 絶望 と 希望 の月曜日が押し寄せる!》 月曜日の朝。プレゼン資料の準備で忙しい中、主人公が後輩2人組から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」 と報告を受けるシーンからこの物語は始まります。小さなオフィスで起きた、"社員全員タイムループ"。 ひとり、またひとりと、タイムループの中に閉じ込められているのを確信していきます。それぞれの様々な思惑が交錯しながら、繰り返される地獄の一週間。しかし、タイムループ脱出の鍵を握る肝心の部長は、いつまで経っても気づいてくれなくて……。新進気鋭の若手女優・円井わん。共演にマキタスポーツ。監督は『14歳の栞』の竹林亮。 身近で共感あふれる新感覚オフィス・タイムループ・ムービー。
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