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『風の電話』

3月15日(月)〜30日(火)14:40〜16:59<水曜休映>
2020年製作/139分/日本

アンコール上映
ある丘にある“風の電話”
それは天国へとつながり、大切な人と話せる場所――

17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、9歳のとき東日本大震災で家族を失った。 岩手県大槌町から離れ、現在は広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。 心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。
自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。 集中豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平(三浦友和)、福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。祖国を思い日本に暮らす難民。 ・・・様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。 道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき…。 そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。 家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

★第70回 ベルリン国際映画祭 国際審査員特別賞受賞
監督は「ライオンは今夜死ぬ」の諏訪敦彦。 今は亡き大切な人と思いを繋ぐ電話として、岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに映画化した。

監督:諏訪敦彦
脚本:狗飼恭子 諏訪敦彦
音楽:世武裕子
企画・プロデュース:泉英次
プロデューサー:宮崎大 長澤佳也
エグゼクティブプロデューサー:青村麻実 中西康浩 小金澤剛康
撮影:灰原隆裕
照明:舟橋正生
録音・整音:山本タカアキ
美術:林チナ
助監督:是安祐
企画協力:佐々木格 佐々木祐子

出演:モトーラ世理奈 、西島秀俊、 西田敏行、 三浦友和、 渡辺真起子、 山本未來、 占部房子、 池津祥子、 石橋けい、 篠原篤、 別府康子
『風の電話』オフィシャルサイト http://kazenodenwa.com/

同じ月の上映作品

「空に聞く」ポスター画像。顔を上げる阿部さんの顔を柔らかな光が照らす。
3月1日(月)〜14日(日) 10:00〜11:13 *水曜休映

『空に聞く』

2018年製作/73分/日本/ドキュメンタリー
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『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

2020年製作/98分/日本/ドキュメンタリー
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