Facebookアイコン Twitterアイコン YouTubeアイコン Instagramアイコン Noteアイコン

『よみがえる声』

同じ月の上映作品

「黒川の女たち」ポスター画像
10月2日(木)〜17日(金) 10時00分〜11時44分/10月11日(土)〜17日(金)は2回上映:12時00分〜13時44分の回あり *水曜休

『黒川の女たち』

2025年製作/99分/日本/ドキュメンタリー
記憶が歴史になる前に、未来へ遺す。 戦禍を生きた人々の証言。

80年前の戦時下、国策のもと実施された満蒙開拓により、中国はるか満洲の地に渡った開拓団。日本の敗戦が色濃くなる中、突如としてソ連軍が満洲に侵攻した。守ってくれるはずの関東軍の姿もなく満蒙開拓団は過酷な状況に追い込まれ、集団自決を選択した開拓団もあれば、逃げ続けた末に息絶えた人も多かった。そんな中、岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るために、敵であるソ連軍に助けを求めた。しかしその見返りは、数えで18歳以上の女性たちによる接待だった。帰国後、女性たちを待っていたのは労いではなく、差別と偏見の目。節操のない誹謗中傷。同情から口を塞ぐ村の人々。 身も心も傷を負った女性たちの声はかき消され、この事実は長年伏せられてきた。だが、黒川の女性たちは手を携えた。 したこと、されたこと、みてきたこと。幾重にも重なる加害の事実と、犠牲の史実を封印させないために―。
詳細ページ
10月2日(木)~10日(金) 15時00分~17時04分/10月11日(土)~17日(金) 16時40分~18時44分 *水曜休映

『それでも私は Though I’m His Daughter』

2025年製作/119分/G/日本
社会からの絶え間ない差別や排除の中、
自らの生き方を模索し続ける6年の記録


加害者の家族が背負う罪とは何か。オウム事件を含む犯罪報道に長く身を置いてきた長塚洋監督(『望むのは死刑ですか オウム“大執行“と私』)が考え続けた当事者たちの事件後の人生。松本麗華と出会い、その答えを求めて6年間に渡り記録し続けた。 社会が被害者の代弁者となり加害者の家族を責める。バッシングに負けずひたむきに自身の人生を築こうともがく麗華の姿は、この世界で苦しみながら生きている人に向けた希望のメッセージとなりうるか。
詳細ページ
10月11日(土)~10月17日(金) 19時15分~21時35分 *15日(水)休映

『A』

1998年製作/135分/日本
地下鉄サリン事件から半年。マスコミの熱狂的なオウム真理教報道が続いていた1995年。当時テレビディレクターであった森達也は、教団の広報部・荒木浩を被写体としたオウム真理教についてのドキュメンタリー番組の企画を立ち上げた。作品の方向性について制作会社と対立し、自主制作映画として96年から約1年間、オウム施設内部に視点を置きながら社会とオウム、双方を撮り続けた。
詳細ページ
『中山教頭の人生テスト』ポスタービジュアル
10月2日(木)~10日(金) 17時30分~19時40分/10月11日(土)~17日(金) 14時05分~16時15分/*水曜休映

『中山教頭の人生テスト』

2025年製作/125分/G/日本
人間は誰だって、間違いを犯してしまう
それは“子供”も“大人”も同じ
人間は純粋なんかじゃない


山梨県のとある小学校。教頭の中山晴彦(渋川清彦)は、教員生活30年を迎えた教育現場のベテラン。とても真面目な性格で、誰に対しても物腰柔らかく接する反面、流されやすくどうにも頼りない人物だ。4年前に妻に先立たれた彼は、中学2年生の娘との将来のために校長への昇進を目指しているものの、日々の忙しさから受験勉強はうまく進まない。
そんなある日、ひょんなことから晴彦は5年1組の臨時担任を務めることに。子供たちと真正面から向き合うことで、浮き彫りになってくる問題の数々。児童、教師、保護者、そして自身の家族といった、さまざまな者たちの思惑が複雑に絡み合う中、晴彦の人生は緩やかに、けれども確実に動き出していく──。
詳細ページ