Facebookアイコン Twitterアイコン YouTubeアイコン Instagramアイコン Noteアイコン

2017年10月1日〜14日『地球交響曲 第七番』

地球交響曲 第七番

『地球交響曲 第七番』
(2010年/日本/126分)
上映時間:10時30分~12時36分

クービック予約システムから予約する

 「第七番」は、母なる星GAIAからミクロのバクテリアまで、この世の全ての生命体が、その内部に秘めている生命の叡智・自然治癒力の、健やかな発現を願い、祈る作品にしたい、と考えています。

 自然治癒力とは、ふだんから全ての生命体の中で働き続けていて、その複雑極まりない生命システム全体の統一と調和を整えている“目には見えない力”のことです。時に、その生命体が命の危機に遭遇した時、それ迄の自分の生命システムを一気に変えて、その危機的状況下でも生き延びることのできる新しい生命システムに組み替えてゆく、神秘的な力も秘めています。
 ごく稀な例とはいえ、末期癌や不治の病から奇跡的に生還され、健やかに生き続け、穏やかに生を全うされた方々の話をお聞きになったことがあるでしょう。彼らは異口同音に言います。
 「命の危機に遭遇した時、その苦しみを忌むべきこととは捉えず、かけがえのない試練と受け止め、感謝の想いすら持って、からだの内なる声にしたがって、今、自分にできることを精一杯やっていると、フト気が付くと死の淵から生還していた」というのです。
 すなわち、危機的状況下で自然治癒力が、健やかな方向に発現するか否かのひとつの鍵は私たちの心のあり方にあったのです。
今、母なる星GAIAは悪性の肺炎に苦しんでいます。過激化する天候異変は、自らの力で病を癒そうとするGAIAの巨大な自然治癒力の現れです。そして、私達人類は、そのGAIAの心を荷う存在です。
 「第七番」では「GAIAの自然治癒力」の健やかな発現を願って、GAIA本来の「心」とはなにか、その「心」に寄り添うために、私達人類は今、なにに気付き、なにを捨て、なにを取り戻すべきか、を問いたいと思います。

監督:龍村 仁
出演:アンドルー・ワイル(アリゾナ大学医学部教授、医学博士)、高野孝子(環境教育活動家、NPO法人エコプラス主宰)、グレッグ・レモン(元「ツール・ド・フランス」チャンピオン)

オフィシャルサイト
http://gaiasymphony.com/gaiasymphony/no7

予告編

チケット料金:一般 1,500円/シニア(60才以上)1,000円/学生 1,000円/中学生以下 500円

同じ月の上映作品

「黒川の女たち」ポスター画像
11月29日(土)〜12月4日(木) *3日(水)休映 10時00分〜11時44分 /12月26日(金)〜12月31日(水) 14時45分〜15時59分

『黒川の女たち』アンコール上映決定!

2025年製作/99分/日本/ドキュメンタリー
記憶が歴史になる前に、未来へ遺す。 戦禍を生きた人々の証言。

80年前の戦時下、国策のもと実施された満蒙開拓により、中国はるか満洲の地に渡った開拓団。日本の敗戦が色濃くなる中、突如としてソ連軍が満洲に侵攻した。守ってくれるはずの関東軍の姿もなく満蒙開拓団は過酷な状況に追い込まれ、集団自決を選択した開拓団もあれば、逃げ続けた末に息絶えた人も多かった。そんな中、岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るために、敵であるソ連軍に助けを求めた。しかしその見返りは、数えで18歳以上の女性たちによる接待だった。帰国後、女性たちを待っていたのは労いではなく、差別と偏見の目。節操のない誹謗中傷。同情から口を塞ぐ村の人々。 身も心も傷を負った女性たちの声はかき消され、この事実は長年伏せられてきた。だが、黒川の女性たちは手を携えた。 したこと、されたこと、みてきたこと。幾重にも重なる加害の事実と、犠牲の史実を封印させないために―。
詳細ページ
『もうひとつのヒロシマーアリランのうたー』ポスター画像
11月29日(土)〜12月4日(木) 12時10分〜13時13分 *3日(水)休映

『もうひとつのヒロシマーアリランのうた』アンコール上映決定!

1986年製作/58分/日本/ドキュメンタリー
父や母たちは、未曾有の原爆惨禍を証言して、人類の未来を証言する

日本の植民地支配によって被爆を余儀なくされたコリアン原爆被爆者の声を掘り起こした朴壽南の第一作目の監督作品。 広島の原爆スラムに住み込み「ピカに38度線はない」と同胞に呼びかけ20年の歳月をかけ被爆体験の証言を集めた。 日本の平和運動の中で語られることのなかった在日、在韓被爆者たちの存在が大きな衝撃を呼び、自主上映は全国300カ所以上に広がった。 ◉朴監督最新作『よみがえる声』を9月1日〜7日に上映します。
詳細ページ
『みんな、おしゃべり!』ポスタービジュアル
11月29日(土)〜12月25日(木) 上映スケジュールは予約ページにて

『みんな、おしゃべり!』当館封切り作品

2025年製作/143分/日本
ろう者vsクルド人!!
 もはや「未知との遭遇」か―

日本手話とクルド語を題材に、ろう者の日本人家族とクルド人一家が繰り広げる誇り高き小競り合いの行方を描いたコメディ。

古賀夏海は電器店を営むろう者の父と弟と暮らしているが、ある日、一家は同じ町に暮らすクルド人家族と些細なすれ違いから対立してしまう。両者の通訳として駆り出されたのは聴者である夏海と、クルド人一家の中で唯一日本語を話せるヒワだった。お互いの家族の通訳をするなかで、夏海とヒワの間には次第に信頼関係が生まれるが、両家の対立は深まるばかり。そんなある日、夏海の弟・駿が描いた謎の文字が、町を巻き込む事態へと発展してしまう——。
自身もCODA(ろう者の親を持つ聴者の子ども)である河合健がメガホンをとった。
詳細ページ
『マイスモールランド』ポスター画像
11月29日(土)~12月4日(水) 16時30分~18時29分 *3日(水)休映

『マイスモールランド』

2022年製作/114分/日本・フランス
ここに居たいと願うことは罪ですか?
在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに自身の居場所に葛藤する姿を描いた社会派ドラマ。是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の若手監督・川和田恵真が商業映画デビューを果たし、自ら書き上げた脚本を基に映画化した。クルド人の家族とともに故郷を逃れ、幼い頃から日本で育った17歳のサーリャ。現在は埼玉県の高校に通い、同世代の日本人と変わらない生活を送っている。大学進学資金を貯めるためアルバイトを始めた彼女は、東京の高校に通う聡太と出会い、親交を深めていく。そんなある日、難民申請が不認定となり、一家が在留資格を失ったことでサーリャの日常は一変する。自身も5カ国のマルチルーツを持つモデルの嵐莉菜が映画初出演にして主演を務め、「MOTHER マザー」の奥平大兼が共演。2022年・第72回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に出品され、アムネスティ国際映画賞スペシャルメンションを贈られた。
詳細ページ