CINEMA Chupki TABATA

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今月の上映

12月8日(日)〜12月14日(土) *11日(水)休映

10:00〜11:42 奇跡の子 夢野に舞う
12:10〜13:46 ビッグ・リトル・ファーム <世界をとどける映画祭>
14:15〜16:02 ぼくたちの哲学教室<世界をとどける映画祭>
16:25〜18:00 劇場版 荒野に希望の灯をともす<世界をとどける映画祭>
18:25〜20:08 新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!
営業時間
◉オープン時間: 初回上映の30分前
12月1日(日)~7日(土) 10:30~12:12 / 12月8日(日)~14日(土) 10:00~11:42 *水曜休映

『奇跡の子 夢野に舞う』

2024年製作/97分/日本
人の知恵と都合と
愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。

農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
ご予約・詳細
12月5日(木)~7日(土) 15:00~16:35 / 12月8日(日)~14日(土) 16:25~18:00 *水曜休映

『劇場版 荒野に希望の灯をともす』<世界をとどける映画祭>

2022年製作/90分/日本/ドキュメンタリー
百の診療所より一本の用水路を
解説 2019年、アフガニスタンで用水路建設に邁進するなか武装勢力に銃撃されて死去した医師・中村哲の足跡を追ったドキュメンタリー。アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた中村哲医師。現地の人びとにその誠実な人柄が信頼され、医療支援が順調に進んでいた2000年、アフガニスタンの地を大干ばつが襲う。農業は壊滅し、人びとは渇きと飢えで命を落とす中、中村医師は医療で人びとを救うことに限界を感じる。そこで彼は医療行為のかたわら、大河クナールから水を引き、用水路を建設するという事業をスタートさせる。これまでにテレビなどで放送された映像に、未公開映像、最新の現地映像も加えて劇場版として再編集し、中村哲の生き様を追った。
ご予約・詳細
12月8日(日)~14日(土) 14時15分~16時02分 *11日(水)休映

『ぼくたちの哲学教室』<世界をとどける映画祭>

2021年製作/106分/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス合作/ドキュメンタリー
人生は正解のない問いの連続
考えて、考えて、歩む

 北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴力で問題解決を図ってきた後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。
ご予約・詳細
ビッグ・リトル・ファーム
12月8日(日)~14日(土) 12時10分~13時46分 *11日(水)休映

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』<世界をとどける映画祭>

2018年製作/91分/アメリカ/ドキュメンタリー
\アンコール上映!/
大自然と共に”究極の農場”を作る、
8年間の夫婦の奮闘を追った奇跡のドキュメンタリー。

殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。 その鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心する。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった―。
時に、大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちと未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていく―。自然を愛する夫婦が夢を追う8年間の奮闘を描いた感動の軌跡。
ご予約・詳細
12月8日(日)〜14日(土) 18:25~20:08 /12月15日(日)~24日(火) 17:05~18:48 *水曜休映

『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』

2024年製作/98分/日本
飽くなき探究心が、世界を変える。
高校生たちが学園の闇に迫る、
痛快青春エンターテインメント!

当時、日本大学藝術学部・映画学科に在籍中だった宮川彰太郎が授業の課題で書いた、母校の不祥事に端を発した熱量溢れる原案がプロデューサーたちの心を動かし、まさかの映画化!
文学少女の所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家“緑町このは”が在籍するといわれている名門・私立櫻葉学園高校に入学。 しかし、文芸コンクールを連覇するエリート集団の文芸部には入ることができなかった。 落ち込む結衣に文芸部の部長・西園寺茉莉(久間田琳加)が、正体不明の作家“このは”を見つけ出せば入部を許可するという条件を提示。結衣は、“このは”のインタビュー実績がある学園非公認の新聞部に潜入し、部長のかさね(髙石あかり)と副部長の春菜(中井友望)のもとで新米記者“トロッ子”として活動することになる。 教師たちの不祥事に切り込む新聞部を快く思わない学園の理事長・沼原(髙嶋政宏)に理不尽な圧力をかけられ、新聞部は窮地に立たされてしまう。しかし、結衣は一念発起し元文芸部の松山秋(綱啓永)らと協力して理事長、そして学園の闇に切り込んでいくのだった。
ご予約・詳細
12月15日(日)~31日(火) 10時00分~11時40分 *18日,25日(水)休映

『あなたのおみとり』

2024年製作/95分/日本/ドキュメンタリー
今日も一日、がんばりました。
家での最期を希望した父と、看取りを決意した母。
息子のカメラが映し出す、戸惑いと焦燥、驚きと喜び、感謝と労い…。
生と死に向き合う日々をありのままにみつめたドキュメンタリー。

40日余りにわたる両親の最後の日々をみつめたのは、『東京干潟』(2019)、『たまねこ、たまびと』(2022)などで自然と人間との結びつきを描き続けてきた映画監督の村上浩康。介護生活を続ける両親と積極的に関わりたいとの思いから回し始めたカメラには、「老老介護」「オレオレ詐欺」といった高齢者を取り巻く社会問題や、花や虫などの様々な命が映り込む。高齢化が進み続ける日本で介護や看取りは他人事ではなく、「看取り難民」という言葉も生まれている。いつ何が起こり、いつ終わるのかもわからない日常をどう生きるか。不思議な爽快感にあふれた、ある看取りの記録。
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12月15日(日)~31日(火) 12時05分~14時09分 *18日,25日(水)休映

『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』

2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
世界中から愛され、人々の心を震わせてきたピアニスト、フジコ・ヘミング。
"恋”に彩られた彼女の人生、奏でた音色は、旅を続ける。

―― 子どもの頃、寝床に着くと聞こえてきたのは、母が弾くショパンの「ノクターン」。 その音楽に魅了され、ピアノに触れた時から、フジコの音楽の旅が始まった。 数奇な運命をたどり、世間から注目されたのは60代後半。いくつもの苦難が訪れても、フジコはピアノを弾くことを決してやめなかった。 90歳を超えてもなお、世界中で精力的に演奏を続け、公演はどこもソールドアウト。2024年もたくさんの公演を控えていた中、フジコは4月に急逝した。
戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げる演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして秘めた恋の話――。 2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲が披露された。「最後の演奏会はどんなものにしたい?」の問いに、パリでの演奏会のようにしたいと話していたフジコ。 大切な場所で、過去と記憶が交差し、フジコの人生とともにあった魂の演奏に思わず涙があふれる――。フジコはどんな時も、自分らしく生きてきた。
ご予約・詳細
【アンコール上映】12月15日(日)〜31日(火) 14時35分〜16時39分 *18日,25日(水)休映

『マミー』

2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦

本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
ご予約・詳細
12月15日(日)~24日(火) 19:05~21:07 / 12月26日(木)~31日(火) 17:05~19:02 *水曜休映

『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』

2024年製作/112分/G/日本
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ待望の第3弾!
ちさと×まひろの前に、史上最強の殺し屋、現る。

殺し屋協会に所属するプロの殺し屋コンビ、杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)が宮崎県に出張。 到着早々ミッションをこなし、バカンス気分を満喫していたが、ちさとはとあることに気づく。 今日は相棒まひろの誕生日、しかしこの後は次の殺しの予定が入っていてプレゼントを用意する暇もない! 内心の焦りを隠しつつ、ターゲットがいる宮崎県庁に向かう。チンピラを一人消すだけの簡単な仕事のはずが、指定された場所にいたのはターゲットに銃を向けている謎の男。この男の正体は一匹狼の殺し屋、冬村かえで(池松壮亮)。 150人殺しの達成を目指す“史上最強の敵”が、ちさととまひろを絶体絶命のピンチに追い詰めるのだった・・・。
ご予約・詳細
『アイの歌声を聴かせて』ポスター画像
12月26日(木)~31日(火) 19:20~21:13 / 2025年1月4日(土)〜10日(金) 18:20~20:13

『アイの歌声を聴かせて』

2021年製作/108分/日本
ポンコツAI、約束のうたを届けます。
最後にきっと、笑顔になれる――。
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった! シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ、人気NO.1イケメンのゴッちゃん、気の強いアヤ、柔道部員のサンダーたちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。 しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。 ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!
★当館の音響設計を手掛けた岩浪美和氏が音響監督をつとめた作品です!
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来月の上映

1月4日(土)〜1月10日(金) 10時00分~11時57分 *8日(水)休映

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』【西田敏行さん追悼】

2008年製作/112分/日本
夢はいつか必ず叶う―
北国の動物園から届いた、大きな愛の物語

北海道旭川市旭山動物園。園長の滝沢は、老朽化し年々来場者が減り続ける動物園を立ち直らせるべく、日々奔走していた。そんな中、小さい頃からいじめられっ子で、人間よりも昆虫が好きな青年・吉田が、新人飼育係としてやって来る。情熱あふれる園長、ベテラン飼育係らとともに、少しでも動物園を盛り立てようと努力を続けるが、園への予算を渋る市長や市議会、突然のゴリラの死など、状況は悪くなるばかりだった。そこへ園内でエキノコックスの感染が発見され、とうとう廃園の危機が迫る・・・。
ご予約・詳細
1月11日(土)〜1月17日(金) 10時00分~12時14分 *15日(水)休映

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』【西田敏行さん追悼】

2017年製作/129分/G/日本
東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作
世界累計800万部を突破し、「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と発売より高い支持を受ける小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が待望の映画化!
一夜を明かすため、悪事を働いた敦也が幼馴染みと一緒に忍び込んだ古い家。そこはかつて店主・浪矢雄治が悩み相談を請け負っていたナミヤ雑貨店だった。廃業したはずの店内に、突然32年前からの悩み相談の手紙が舞い込んでくる。時を越え、手紙のやり取りをはじめる敦也たちは、次第に相談者たちから届く手紙と自分たちとの不思議な共通点に気付き始める。そして、ナミヤ雑貨店との繋がりが明らかになり・・・。
時間と空間を越えて、繋がりの謎が明らかとなる時、思いもよらない感動と驚きのラストが待ち受ける——。
ご予約・詳細
1月4日(土)〜1月10日(金) 12時15分~13時53分 *8日(水)休映

『息の跡』

2016年製作/93分/日本/ドキュメンタリー
陸前高田から届いた忘れられない風景の記録
映像作家・小森はるか 劇場長編デビュー作

ひとりのたね屋が綴った、彼の町の物語
いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。 いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか?
ご予約・詳細
1月11日(土)〜1月17日(金) 12時30分~13時48分 *15日(水)休映

『空に聞く』

2018年製作/73分/日本/ドキュメンタリー
忘れたとかじゃなくて、 ちょっと前を見るようになった かつての町の上に、新しい町が作られていく。
震災後の陸前高田で、いくつもの声を届けた あるラジオ・パーソナリティの物語。
空から見たら私たち、 どんなふうに見えているのかな? 東日本大震災の後、約三年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さん。 地域の人びとの記憶や思いに寄り添い、いくつもの声をラジオを通じて届ける日々を、キャメラは親密な距離で記録した。 津波で流された町の再建は着々と進み、嵩上げされた台地に新しい町が造成されていく光景が幾重にも折り重なっていく。 失われていく何かと、これから出会う何か。 時間が流れ、阿部さんは言う——忘れたとかじゃなくて、ちょっと前を見るようになった。
監督は、震災後のボランティアをきっかけに東北に移り住み、刻一刻と変化する町の風景と出会った人びとの営みを記録してきた映像作家の小森はるか。傑作『息の跡』と並行して撮影が行われた本作は、映像表現の新たな可能性を切り拓くことを目的としたプロジェクト「愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品」として完成。あいちトリエンナーレ、山形国際ドキュメンタリー映画祭、恵比寿映像祭と立て続けに上映され、先鋭的なプログラムの中でもひときわ大きな反響を呼んだ。
ご予約・詳細
1月4日(土)〜1月17日(金) 14時15分~15時30分 *8日,15日(水)休映

『ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ』

2023年製作/70分/日本/ドキュメンタリー
福島県復興公営住宅を舞台にした、ちょっと変わった被災地支援活動。
「被災者」という括りでは収まらない、一人ひとりの人生が滲んだ声の記録。

ラジオ、歌声喫茶、宅録、ミュージックビデオ……次々と変化する「伴走」のかたち

いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。 2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。 監督は、震災後の東北の風景と人の営みを記録し続けている映像作家の小森はるか(『息の跡』『二重のまち/交代地のうたを編む』)。本作は、文化活動家のアサダワタルを中心にした活動に、2018年から小森が記録として参加することによって生まれた。 カラオケとは違い、歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。
ご予約・詳細
1月4日(土)~1月17日(金) 15時55分~17時53分 *8日,15日(水)休映

『HAPPYEND』

2024年製作/113分/PG12/日本・アメリカ合作
目まぐるしく変わりゆく世界で、変わらない友情など存在するのだろうかー。

今からXX 年後、日本のとある都市。 ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。こんな幸せな日常は終わらないと思っていた。 高校卒業間近のある晩、いつものように仲間と共にこっそり学校に忍び込む。そこでユウタはどんでもないいたずらを思いつく。「流石にやばいって!!」と戸惑うコウ。「おもろくない??」とニヤニヤするユウタ。 その翌日、いたずらを発見した校長は大激怒。学校に四六時中生徒を監視する AI システムを導入する騒ぎにまで発展してしまう。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。 2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ...。
ご予約・詳細
1月11日(土)~1月17日(金) 18時20分~20時42分 *15日(水)休映

『ナミビアの砂漠』

2024年製作/137分/PG12/日本
私は私が大嫌いで、大好き
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。 優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?

『ナミビアの砂漠』は、運命的に出会っていた山中瑶子と河合優実、ふたつの才能が、ついに念願のタッグを組み、“ 今” の彼女たちでしか作り出せない熱量とセンスを注ぎ込んで生み出された。カンヌ国際映画祭でも「若き才能が爆発した傑作」と絶賛され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞する快挙を成し遂げた。2020年代の〈今〉を生きる彼女たちと彼らにとっての「本当に描きたいこと」を圧倒的なパワーとエネルギーで描き切った『ナミビアの砂漠』が、先の見えない世の中に新しい風を吹き込む!
ご予約・詳細
1月18日(土)〜31日(金) 10:00~12:04 *水曜休映 *1月25日(土),26日(日)のみ 9:30~11:34

『港に灯がともる』

2025年製作/119分/日本
不格好でも迷っても、少しずつ、少しずつ。
わたしと家族とこの街の再生への通過点。

1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐末)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていくーー。 なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろうーー。
ご予約・詳細
1月18日(土)〜31日(金) 12:20~14:11 *水曜休映 *25日(土),26(日)のみ 11:45~13:36

『1%の風景』

2023年製作/110分/日本/ドキュメンタリー
命を産み育てるあなたのそばに、信頼できる誰かがいますように
99%のお産が病院やクリニックといった医療施設で行われている日本で 助産所や自宅での出産という「1%の選択」をした4人の女性と 彼女たちをサポートする助産師の日々をみつめたドキュメンタリー
あまり知られていない助産所という場所。そこでは助産師が医療機関と連携し、妊娠、出産、産後と子育ての始まりまで、一貫して母子をサポートしています。健診のたびに顔を会わせ、お腹にふれ、何気ない会話を交わす。妊婦と助産師はささやかな時間を積み重ね、信頼関係を築き、命が生まれようとする“その時”をともに待ちます。
この映画で描かれるのは助産所や自宅での自然分娩です。しかし、大切なのは場所や方法を問わず、命を産み、育てようとする女性のそばに信頼できる誰かがいる、ということ。近年、さまざまな理由によりお産を取りやめる助産所が増えています。社会が多様化し、選択肢がひろがる一方で、失われつつある“命の風景”をみつめた4年間の記録です。
ご予約・詳細
1月18日(土)〜31日(金) 14:25~15:59 *水曜休映 *25日(土),26日(日)のみ 14:00~15:34

『とりつくしま』

2024年製作/89分/日本
もう一度、この世を見つめることができるとしたら
死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか? 亡くなった人に、「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。 東直子の小説『とりつくしま』を原作に、娘である東かほり監督が脚本・監督した特別な映画
人生が終わってしまった人々の前に現れる“とりつくしま係”は、「この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ」と告げる。夫のお気に入りのマグカップになることにした妻、だいすきな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、ビッチャーの息子を見守るため、野球の試合で使うロージンになった母。 人生のほんとうの最後に、モノとなって大切な人の側で過ごす時間。
ご予約・詳細
1月18日(土)〜31日(金) 18:30~20:10 *水曜休映 *25日(土),26日(日)のみ 17:40~19:20

『がんばっていきまっしょい』

2024年製作/95分/日本
一生懸命になることをあきらめた高校生が、仲間とこぐボートに夢中になっていく--
学校をあげてボートのクラスマッチを行っている三津東高校。 誰もが全力で競技に挑む中、2年生の村上悦子はひとり冷めた表情だ。 才能もないのに頑張ったって仕方ない……そう気づいてからの悦子は、勝負をあきらめてばかりいる。 そんなある日、悦子のクラスに高橋梨衣奈という転入生がやってきた。クラスマッチのボートに感動した梨衣奈は、 悦子と幼なじみの佐伯姫を巻き込み、廃部状態だったボート部の復活に奔走する。 同学年の兵頭妙子と井本真優美が入部し5人になると、名義貸しのつもりだった悦子も渋々、初の大会に出場することに。 試合当日、理想と現実の差に打ちのめされてしまった悦子たち。 全員がゴールをあきらめかけた瞬間、悦子がオールを再び握りしめる。 「私、もっと上手くなりたい」という悦子の言葉で、5人の気持ちはひとつになるーー! 眩しい水しぶきと真直ぐな思いがあなたの背中を押す
ご予約・詳細

チュプキについて

チュプキはアイヌ語で「自然界の光」
誰もが楽しめる映画館です。

目の不自由な人も、耳の不自由な人も、
車いすの人も、小さなお子様連れの人も、
だれもがいつでも安心して、
一緒に映画を楽しむことができる、
すべてのお客様を対象とした映画館、
それが、ユニバーサルシアターです。

劇場案内

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チケット料金やご入場に際するご注意、ユニバーサルシアターの特徴や、劇場設備、シアターレンタルについて。

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上映会のサポート

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ユニバーサル上映会の開催をお手伝いいたします。ユニバーサル上映のノウハウと対応作品の検索もできる情報サイトです。

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トピックス

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メディア掲載、noto、過去のトークショーのログ、事業報告など、読みものを集めたページです。

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地図・アクセス

チュプキまでのアクセス
  • ● JR山手線・京浜東北線 田端駅北口を出て、右方向徒歩5分
  • ● 田端駅北口有人改札にて地図を配布しています。
階段とスロープが並行しています。下りきったところで右折し、
車道の下をくぐって信号のある横断歩道を渡ってください。

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ユニバーサルシアターとしての運営を継続し、
今後もっと広げていくために、
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皆様に支えていただけましたら幸いです。
ご支援よろしくお願いします。

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