2022年7月
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7月1日(金)~15日(金) 10時30分~12時39分 ※水曜休み
『終りよければすべてよし』「ありがとう岩波ホール」特集上映
(2006年製作/129分/日本)
安心して老いるために!安らかな死を迎えるために!
老後の最終段階となる終末期のケアの問題。全ての人にとって絶対に避けられない死。しかし、自分がどんな死を迎えるかは誰にも分からない。理想的な死とは、自宅で親しい人に見守られ、安らかな最後を迎えることではないでしょうか。国内外の優れた医療・福祉を見つめ、医療側から見た現状と課題を映す。監督は岩波ホールで長年活躍してきたドキュメンタリー作家・羽田澄子。
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7月1日(金)~15日(金) 15時10分~16時27分 *水曜急み
『山歌(サンカ)』
(2022年製作/77分/日本)
共に、生きろ。
かつて日本の山々に実在した流浪の民・山窩(サンカ)。財産も戸籍も持たず、ときに蔑まれ、ときに自然の恵みを一身に浴びた。舞台は1965年。サンカの家族と、彼らに惹かれた少年の夏。少年は彼らと自然の中での体験を通してあらためて「生きる」ことを体験する。混乱の今、これまでを問い、これからをつくる私たちの物語。
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7/1金-10日 17:00~18:45/11(月)-15(金) 19:00〜20:45 *水休
『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』
(2021年製作/105分/日本)
1986年カメラは全てを撮っていた。
北海道屈斜路湖を臨む美幌峠。大正時代から75年ぶりに「キタキツネのイオマンテ(霊送り)」が行われた。わが子と同じように育てたキタキツネを、神の国へ送り返す。
ウポポ(歌)とリㇺセ(踊り)。祭祀を司る不世出の伝承者・日川エカシの祈り。北村皆雄(きたむらみなお)監督は「民俗の記録は古いほど原型が残っている。時間の奥に眠っていたアイヌの世界観を現在に引き出した」と語る。
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7/1(金)-10(日) 19:15~20:39 / 11(月)~15(金) 17:00~18:24 *水休
『アイヌモシㇼ』
(2020年製作/84分/日本・アメリカ・中国合作)
ちかくてとおい、ぼくが住む町のお話
アイヌの血を引く少年の成長を通し現代に生きるアイヌ民族のリアルな姿をみずみずしく描いた人間ドラマ。アイヌ文化とともに育ってきたカントは、高校進学のため故郷を離れることを決めていた。そんな中、父の友人だったアイヌコタンの中心的人物デボは、カントをキャンプへ誘い、アイヌの精神や文化について教え込む。
主演は自らもアイヌの血を引く演技初挑戦の下倉幹人。
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7月16日(土)~31日(日) 10時00分〜11時47分 ※水曜休み
『ひまわり 50周年HDレストア版』
(1970年製作/107分/イタリア)
映画史に残る永遠の名作。 ウクライナのひまわり畑。戦争が奪い、失くすものー。第2次世界大戦、時代に運命を翻弄された夫婦の悲劇。 ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの競演、ヘンリー・マンシーニの甘く切ないテーマ曲。世界的巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督による、涙あふれる悲しい愛の名作が、公開から50年の時を経てHDレストア版として復活。
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7月16日(土)~31日(日) 12時15分~14時09分 ※水曜休み
『ハンナ・アーレント』「ありがとう岩波ホール」特集上映
(2012年製作/ドイツ・ルクセンブルク・フランス/114分)
彼女は世界に真実を伝えたー
誰からも敬愛される高名な哲学者から一転、執筆したアイヒマン裁判の傍聴記事により世界中から激しいバッシングを浴びた女性・ハンナ・アーレント。「考えることで、人間は強くなる」という信念のもと、世間から激しい非難を浴びて思い悩みながらも、アイヒマンの<悪の凡庸さ>を主張し続けた。監督はニュー・ジャーマン・シネマの旗手であり世界的女性監督のマルガレーテ・フォン・トロッタ。
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7月16日(土)~31日(日) 14時30分〜15時59分 ※水曜休み
『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』
(2012年製作/89分/アメリカ)
映画業界の最も重要な仕事の一つでありながら、最も知られていない仕事=キャスティング
ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティ。白人男性至上主義の古いスタジオの配役方法から、ユニークで多彩なアンサンブルキャストへ移行する道筋をつけ、革新的なアメリカン・ニューシネマの到来を告げた。名優たちの証言も交えて彼女の人生を紐解き、映画史に新たな光を当てる。
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7月16日(土)~31日(日) 16時20分〜17時57分 ※水曜休み
『サマーフィルムにのって』
(2020年製作/97分/日本)
「私たちの青春は、傑作だ。」
勝新を敬愛する高校3年のハダシ。 キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていたが、目の前に武士役にぴったりな凛太郎が現れる。 すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、「打倒ラブコメ!」を掲げ文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。恋と友情、時代劇、SF。全ての要素が華麗にシンクロ。新時代を代表する青春映画。
今では映画界で強い存在感を放つ伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララといった、実力ある若手役者人たちの2年前の姿に痺れてください!
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7月16日(土)~31日(日) 18時30分~20時13分 ※水曜休み *28日(木)休映
『桐島、部活やめるってよ』
2012年製作/103分/日本
朝井リョウの同名小説を吉田大八が監督した10年代日本映画の金字塔。
映画部の前田涼也は、クラスで目立たない、最下層に位置する存在。ある日、バレー部のキャプテン桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。
役者陣は、神木隆之介、橋本愛、東出昌大のほか、大後寿々花、前野朋哉、松岡茉優、仲野太賀など、今では日本映画界を代表する俳優たち。
当時から見られる才能と真摯な演技に加え、当時にしか出せない、登場人物の瑞々しさと脆さへの接近も本作を形作っている。
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①7/13水 15:00〜16:36 ②7/27水 10:30〜12:06
7/13・27(水)『えんとこの歌』19年度版〜「いせフィルム」特集・遠藤滋さん追悼上映〜
(2019年/日本/96分)
「ベッドの上で 歌が生まれる」寝たきり歌人、遠藤滋。脳性マヒで寝たきり生活を強いられながら、自ら介助者のネットワーク「えんとこ」を組織し、介助の若者たちの力を借りて自立生活を続けている。東京・世田谷のアパートのベッドの上から、社会や自分自身を凝視するその眼差しで、50代から短歌を詠み始める。ときに進行する障がいの苦しみが歌われ、ときに70歳を越えて生き生きと人生を謳歌する悦びを歌う。
《何といふ 偶然なるや 現世に 仮死に産まれて 息吹き返すとは》遠藤滋と学生時代からの友人である伊勢真一監督。99年製作『えんとこ』の続編であり、遠藤滋と若者たちが交流する「えんとこ」の25年の記録。
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7月13日(水) 13時00分〜14時40分
7/13(水)『えんとこ』99年度版〜「いせフィルム」特集・遠藤滋さん追悼上映〜
(1999年/日本/100分)
出会いなおしから生まれた ヒューマンドキュメンタリー
「だって、君はひとりで勝手に何かをやってゆくことなんてできないだろう?」「えんとこ」は、遠藤滋のいるところであり、縁のあるところ。いのちを生かし合う居場所のこと。寝たきりの障害者、遠藤滋さんは自ら介助者のネットワーク「えんとこ」を組織し、自立生活を続けている。もう一つの学校、えんとこ。卒業生は千人を超えるといいます。「ありのままの命にカンパイ!」をモットーにする遠藤滋さんと、介助の若者たちの日々を追ったドキュメンタリー。
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7月13日(水) 17時30分~19時20分
7/13水『いまは むかし』+『東京裁判−世紀の判決』〜「いせフィルム」特集〜
『いまはむかし』(2021年製作/88分/日本)『東京裁判−世紀の判決』(1948年/25分/日本)
「語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか」
戦時、記録映画編集者・伊勢長之助はインドネシアでプロパガンダ映画を創った。
長之助の長男・伊勢真一は、彼の子らと共に、父たちが国策映画を手がけた想いを探る旅へ出る。
日本・インドネシア・オランダ。亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
★同時上映に父・長之助作『東京裁判−世紀の判決』
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