『宮沢賢治の童話と詩 〜ただ一つの僕を求めて〜』
朗読とバイオリンのライブセッション
ものがたりグループ☆ポランの会 × 白井崇陽(バイオリン)
2021年 第31回イーハトーブ賞 奨励賞を受賞し、賢治作品の表現が高く評価されている「ものがたりグループ☆ポランの会」と、ラジオパーソナリティー、囲碁や舞台音楽への参加など幅広く活動している全盲のバイオリニスト白井崇陽、日本一小さくて、日本一やさしい映画館、シネマ・チュプキ・タバタによる企画朗読会のプロローグ。
100年前に書き綴られた心象スケッチ『春と修羅』より4篇の詩の朗読には、朗読に合わせて文字がスクリーンに映し出されます。 6月(予定)にはろう者の俳優 河合祐三子氏が加わり、手話と、音楽と、ことばで「よだかの星」を表現します。
100年前に書き綴られた心象スケッチ『春と修羅』より4篇の詩の朗読には、朗読に合わせて文字がスクリーンに映し出されます。 6月(予定)にはろう者の俳優 河合祐三子氏が加わり、手話と、音楽と、ことばで「よだかの星」を表現します。
今公演は、全編白井崇陽氏が作曲した楽曲を使用、 「よだかの星」は公演のために書き下ろされたオリジナル曲です。ミニライブもお楽しみに!
■ 日時:2022年2月23日(水)
== ♪ 1日2回公演です ♪ ==
①受付・開場 12時30分〜
公演 13時00分〜14時25分(予定)
②受付・開場 16時30分〜
公演 17時00分〜18時25分(予定)< 会 場 >
シネマ・チュプキ・タバタ
公演 17時00分〜18時25分(予定)< 会 場 >
シネマ・チュプキ・タバタ
■ プログラム ※途中休憩を挟みます
〜 朗読とバイオリン演奏〜
(第一部)『よだかの星』
語り 彩木香里
語り 彩木香里
(第二部) 心象スケッチ「春と修羅」から4篇の詩
朗読 彩木香里/石神哲朗/鈴木太二/小寺麻未
朗読 彩木香里/石神哲朗/鈴木太二/小寺麻未
(第三部) 魂のバイオリニスト 白井崇陽ミニライブ
< 公演全編演奏 > 白井崇陽
■ 料金
大人:3,000円、小学生以下・介助者:1,500円
ご予約はこのサイトから、お支払は当日受付にて(現金/クレジット/交通系マネー)
■席数、配置
・各回 15 名
・最前列は利用なし、2,3列目はソファ席、最後列は肘掛なしアンティークチェアのお席です。 当日御精算いただいた方から席を選んでいただきます。
<<< 新型コロナウイルス感染防止に関して>>>
・ご来場前に、感染予防に関する取組みについて、必ずご一読頂き、ご理解、ご協力のほどお願いします。 劇場までの往復についても充分にお気をつけください。
・公演の際は、演者と客席の間に透明ビニールカーテンを使用します。
■ プログラム ■
◆よだかの星
「よだかは、実にみにくい鳥です。
顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、
くちばしはひらたくて、耳までさけています。」
顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、
くちばしはひらたくて、耳までさけています。」
醜さゆえに他の鳥から嫌がられ、鷹からは名前を変えろと迫られるよだか。 絶望的になり、弟の川せみに別れを告げたあと、巣の中をきちんとかたづけて空を飛びめぐります。 太陽や星に 「私をあなたの所へ連れてってください。やけて死んでもかまいません。」 とお願いしますが全く相手にされません。 どこまでも、どこまでもまっすぐに空へのぼって行ったよだかのからだは、燐の火のような青い美しい光になって燃えていました。
「よだかの星」は今でもまだ燃えています。
〜 心象スケッチ「春と修羅」から 〜
◆春と修羅
心象スケッチ『春と修羅』の中で最も有名な詩。 葛藤や嘆き、深い悲しみと苛立ちをあらわした詩の文字列は、波のような形で書かれています。
◆冬と銀河ステーション
「銀河鉄道の夜」へとつながる詩のひとつです。 土沢駅周辺の冬の朝の活気にあふれた様子がリアルに、ファンタジックに描かれています。
「銀河鉄道の夜」へとつながる詩のひとつです。 土沢駅周辺の冬の朝の活気にあふれた様子がリアルに、ファンタジックに描かれています。
◆手簡
不安な気持ち、拠りどころを求める気持ちが書き綴られています。
不安な気持ち、拠りどころを求める気持ちが書き綴られています。
◆永訣の朝
24歳で亡くなった妹「トシ」の死を悼む三部作「永訣の朝」「松の針」「無性慟哭」の一篇。 真っ白な雪の中の情景と、最愛の妹への想い。深い悲しみの底から未来を見据える聖なる願いへと向かいます。
24歳で亡くなった妹「トシ」の死を悼む三部作「永訣の朝」「松の針」「無性慟哭」の一篇。 真っ白な雪の中の情景と、最愛の妹への想い。深い悲しみの底から未来を見据える聖なる願いへと向かいます。
■ 出演者プロフィール ■
<朗読>
ものがたりグループ☆ポランの会
2004年設立。「宮澤賢治の童話を語りたい」と題して「どんぐりと山猫」「よだかの星」「やまなし」「水仙月の四日」の4作品を上演。台本を持たないで一人が一つの作品をもの語る「一人語り」を中心に、これまで宮沢賢治の童話38作品、心象スケッチ8作品、唄3作品を上演。 2016年 心象スケッチの取り組みをはじめる。 2017年 花巻での公演「ポラン寄席in花巻」を開催。 2021年 心象スケッチ『春と修羅』+補遺 完全版/抜粋版十一篇の朗読CD発売。 2021年 イーハトーブ賞奨励賞受賞。( https://polan1010.com )
★彩木 香里(ヘリンボーン所属・ナレーター)
NHK広報ナレーション(2004〜2019)、beポンキッキーズ総合ナレーション(2008〜2016)、TV番組、CM等のナレーターとして活動する他、舞台の音声ガイド制作に携わっている。
★鈴木 太二
「リア王」「リチャード2世」など、シェエイクスピアの古典演劇の舞台に出演。ラジオCMやラジオドラマの他、朗読配信企画「和の音」にてさまざまな文学作品の朗読も行う。
イラストレーターとしても活動中。
★石神 哲朗
2014年から参加。動画編集、音響、振り付け等担当。 シネマ・チュプキ・タバタをはじめ映画やドキュメンタリーの音声ガイドに多数出演。 役者としての活動のほか障碍者福祉、高齢者福祉に従事する。
★小寺 麻未 (ぷろだくしょんバオバブ所属・声優)
スクール・オブ・ロック エスメラルダ役/ウチの姫様がいちばんカワイイ キノ・ブックス役などアニメ・ゲーム・海外ドラマに多数出演。
役者として公演に出演する他、ものがたりグループ☆ポランの会のオリジナル紅茶のパッケージイラストも担当する。
<バイオリン演奏>
魂のバイオリニスト 白井 崇陽(シライ タカアキ)
情感豊かに心を包み込む暖かい音色は、歌そのもの。 全国各地での演奏の他、学校での講演(トーク&ライブ)・舞台音楽への参加・アニメやゲーム音楽のレコーディング・ラジオパーソナリティ・囲碁など、幅広く活動中。
ー略歴ー 筑波大学付属盲学校音楽科を経て2006年 桐朋学園大学音楽学部バイオリン科卒業。 2007年 陸上アスリートとして、ブラジル開催IBSA世界選手権にて3段跳びで5位入賞。 2008年10月 アルバム「大いなる刻」の全国発売にて、CDデビュー。 2018年 視覚障碍者囲碁大会にて、9路盤の部優勝・13路盤の部準優勝 2019年8月 ニューアルバム「空と大地のノスタルジア」を発売。
作 : 宮沢賢治
構成・演出 : 彩木香里
企画・制作 : ものがたりグループ☆ポランの会
助成 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力 : 特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
CINEMA Chupki TABATA
構成・演出 : 彩木香里
企画・制作 : ものがたりグループ☆ポランの会
助成 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力 : 特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
CINEMA Chupki TABATA
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CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)
住所:東京都北区東田端2-8-4(JR田端駅北口より徒歩7分)
電話:03-6240-8480