12月1日(火)~13日(日)13:00~14:55 <水曜休映>
(2019年製作/115分/PG12/日本・アメリカ合作 ) ※日本語字幕・音声ガイドあり
私の「時間」 が刻み始める。 37秒 。
それは生まれてきたとき、息をしていなかった時間。
それは生まれてきたとき、息をしていなかった時間。
出生時に、たった37秒間呼吸ができなかったために、手足が自由に動かない身体になってしまった女性の自己発見と成長を描き、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で観客賞とCICAEアートシネマ賞を受賞した人間ドラマ。脳性麻痺の貴田夢馬(ユマ)は、異常なほどに過保護な母親のもとで車椅子生活を送りながら、親友の 漫画家のゴーストライターとして空想の世界を描き続けていた。 独り立ちをしたいと思う一心で、自作の漫画を出版社に持ち込むが、女性編集長に「人生経験が少ない作家に、いい作品は描けない」と一蹴されてしまう。 ユマの新しい友人で障がい者専門の娼婦である舞は、ユマに外の世界を見せる。これまでの自分の世界から脱するため、夢と直感だけを信じて、道を切り開いていくユマ。その先で彼女を待ち受けていたものとは… 。 主人公のユマと同じく出生時に数秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺を抱えながらも社会福祉士として活動していた佳山明が、オーディションで見いだされ主演に抜てき。母親役を神野三鈴、主人公の挑戦を支えるヘルパー・俊哉役を大東駿介、友人・舞役を渡辺真起子がそれぞれ演じる。ロサンゼルスを拠点に活動するHIKARI監督の長編デビュー作。