『プリズン・サークル』
(2019年/日本/96分/ドキュメンタリー)
※日本語字幕・音声ガイドあり
5月16日(土)〜「仮設の映画館」にて上映
本物の映画館では7月上映予定
僕たちがここにいる、本当の理由
取材許可に6年をかけ、撮影2年——
2年にわたり日本国内の刑務所に初めてカメラを入れて完成となったドキュメンタリー。
過熱する犯罪報道、厳罰化を叫ぶ声——
けれど私たちは、この国の「罪」と「罰」について多くを知らない。
「島根あさひ社会復帰促進センター」は、官民協働の新しい刑務所。警備や職業訓練などを民間が担い、ドアの施錠や食事の搬送は自動化され、ICタグとCCTVカメラが受刑者を監視する。しかし、その真の新しさは、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを日本で唯一導入している点にある。なぜ自分は今ここにいるのか、いかにして償うのか? 彼らが向き合うのは、犯した罪だけではない。幼い頃に経験した貧困、いじめ、虐待、差別などの記憶。痛み、悲しみ、恥辱や怒りといった感情。そして、それらを表現する言葉を獲得していく…。
処罰から回復へ
今、日本の刑務所が変わろうとしている——
監督は、『ライファーズ 終身刑を超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』など、米国の受刑者を取材し続けてきた坂上香。日本初となる刑務所内の長期撮影には、大きな壁が立ちはだかった。取材許可が降りるまでに要した時間は、実に6年。この塀の中のプログラムに2年間密着したカメラは、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死などで服役する4人の若者たちが、新たな価値観や生き方を身につけていく姿を克明に描き出していく。
監督・製作・編集:坂上香
撮影: 南幸男・坂上香
録音:森英司
音楽:松本祐一・ 鈴木治行
アニメーション監督:若見ありさ
製作:out of frame
配給:東風
『プリズン・サークル』公式ホームページ https://prison-circle.com/
『プリズン・サークル』は
“仮設の映画館” で観ることができます
鑑賞ページ:https://temporary-cinema.jp/prison-circle/
*配信期間:5月16日(土)10時00分 〜 6月5日(金)21時00分まで(予定)
*料金:1800円(税込)
*観たい映画館を選んで鑑賞することができます。
*シネマ・チュプキ・タバタでは、視覚に障害のある方、聴覚に障害のある方もご鑑賞いただけるよう、「字幕つき版」「字幕・音声ガイドつき版」選ぶことができます。
◉仮設の映画館とは—-
新型コロナウイルスの影響によって停滞している「映画の経済」
ウイルスの蔓延が収束しましたら、ぜひ、本物の映画館でご覧ください(7月予定)。
◉視聴にあたって
・鑑賞期限は、レンタル購入後24時間以内。
・クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)、PayPalに対応。
・Vimeoの「Basicプラン(無料)」で視聴可能。
◉鑑賞方法、よくあるご質問についても事前にご確認ください。
◆詳しい鑑賞方法
(PDF)
http://www.tongpoo-films.jp/GUIDE-TC_prisoncircle.pdf
(テキスト)
https://chupki.jpn.org/仮設の映画館『プリズン・サークル』のご利用方
?劇場パンフレットも公式サイトより販売
http://tongpoo-films.shop-pro.jp/?pid=150679505
◆「仮設の映画館」『プリズン・サークル』主催イベント◆
5月22日(金)19時00分〜 坂上香監督ティーチイン開催!
「仮設の映画館」での上映を記念して坂上香監督のティーチインが〔YouTube Live〕で無料配信されます。ぜひご覧ください。
▶YouTube Live
配信URL https://youtu.be/E6i1xpoDOec
▶︎イベント詳細・最新情報は公式サイトよりご確認ください
Facebook https://www.facebook.com/prison.circle/posts/262833458400981?__tn__=-R
▶︎UDトークによる字幕も行います。
詳しくはこちらのイベントページをご参照ください。
https://chupki.jpn.org/archives/5579