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2025年1月

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1月4日(土)〜10日(金) 10時00分~11時57分 *8日(水)休映

『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』【西田敏行さん追悼】

2008年製作/112分/日本
夢はいつか必ず叶う―
北国の動物園から届いた、大きな愛の物語

北海道旭川市旭山動物園。園長の滝沢は、老朽化し年々来場者が減り続ける動物園を立ち直らせるべく、日々奔走していた。そんな中、小さい頃からいじめられっ子で、人間よりも昆虫が好きな青年・吉田が、新人飼育係としてやって来る。情熱あふれる園長、ベテラン飼育係らとともに、少しでも動物園を盛り立てようと努力を続けるが、園への予算を渋る市長や市議会、突然のゴリラの死など、状況は悪くなるばかりだった。そこへ園内でエキノコックスの感染が発見され、とうとう廃園の危機が迫る・・・。
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1月11日(土)〜17日(金) 10時00分~12時14分 *15日(水)休映

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』【西田敏行さん追悼】

2017年製作/129分/G/日本
東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作
世界累計800万部を突破し、「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と発売より高い支持を受ける小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が待望の映画化!
一夜を明かすため、悪事を働いた敦也が幼馴染みと一緒に忍び込んだ古い家。そこはかつて店主・浪矢雄治が悩み相談を請け負っていたナミヤ雑貨店だった。廃業したはずの店内に、突然32年前からの悩み相談の手紙が舞い込んでくる。時を越え、手紙のやり取りをはじめる敦也たちは、次第に相談者たちから届く手紙と自分たちとの不思議な共通点に気付き始める。そして、ナミヤ雑貨店との繋がりが明らかになり・・・。
時間と空間を越えて、繋がりの謎が明らかとなる時、思いもよらない感動と驚きのラストが待ち受ける——。
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1月4日(土)〜10日(金) 12時15分~13時53分 *8日(水)休映

『息の跡』

2016年製作/93分/日本/ドキュメンタリー
陸前高田から届いた忘れられない風景の記録
映像作家・小森はるか 劇場長編デビュー作

ひとりのたね屋が綴った、彼の町の物語
いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。 いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか? そこには何が書かれているのだろうか?
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1月11日(土)〜17日(金) 12時30分~13時48分 *15日(水)休映

『空に聞く』

2018年製作/73分/日本/ドキュメンタリー
忘れたとかじゃなくて、 ちょっと前を見るようになった かつての町の上に、新しい町が作られていく。
震災後の陸前高田で、いくつもの声を届けた あるラジオ・パーソナリティの物語。
空から見たら私たち、 どんなふうに見えているのかな? 東日本大震災の後、約三年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さん。 地域の人びとの記憶や思いに寄り添い、いくつもの声をラジオを通じて届ける日々を、キャメラは親密な距離で記録した。 津波で流された町の再建は着々と進み、嵩上げされた台地に新しい町が造成されていく光景が幾重にも折り重なっていく。 失われていく何かと、これから出会う何か。 時間が流れ、阿部さんは言う——忘れたとかじゃなくて、ちょっと前を見るようになった。
監督は、震災後のボランティアをきっかけに東北に移り住み、刻一刻と変化する町の風景と出会った人びとの営みを記録してきた映像作家の小森はるか。傑作『息の跡』と並行して撮影が行われた本作は、映像表現の新たな可能性を切り拓くことを目的としたプロジェクト「愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品」として完成。あいちトリエンナーレ、山形国際ドキュメンタリー映画祭、恵比寿映像祭と立て続けに上映され、先鋭的なプログラムの中でもひときわ大きな反響を呼んだ。
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1月4日(土)〜17日(金) 14時15分~15時30分 *8日,15日(水)休映

『ラジオ下神白 あのとき あのまちの音楽から いまここへ』

2023年製作/70分/日本/ドキュメンタリー
福島県復興公営住宅を舞台にした、ちょっと変わった被災地支援活動。
「被災者」という括りでは収まらない、一人ひとりの人生が滲んだ声の記録。

ラジオ、歌声喫茶、宅録、ミュージックビデオ……次々と変化する「伴走」のかたち

いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。 2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。 監督は、震災後の東北の風景と人の営みを記録し続けている映像作家の小森はるか(『息の跡』『二重のまち/交代地のうたを編む』)。本作は、文化活動家のアサダワタルを中心にした活動に、2018年から小森が記録として参加することによって生まれた。 カラオケとは違い、歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。
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1月4日(土)~17日(金) 15時55分~17時53分 *8日,15日(水)休映

『HAPPYEND』

2024年製作/113分/PG12/日本・アメリカ合作
目まぐるしく変わりゆく世界で、変わらない友情など存在するのだろうかー。

今からXX 年後、日本のとある都市。 ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。こんな幸せな日常は終わらないと思っていた。 高校卒業間近のある晩、いつものように仲間と共にこっそり学校に忍び込む。そこでユウタはどんでもないいたずらを思いつく。「流石にやばいって!!」と戸惑うコウ。「おもろくない??」とニヤニヤするユウタ。 その翌日、いたずらを発見した校長は大激怒。学校に四六時中生徒を監視する AI システムを導入する騒ぎにまで発展してしまう。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。 2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ...。
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1月11日(土)~17日(金) 18時20分~20時42分 *15日(水)休映

『ナミビアの砂漠』

2024年製作/137分/PG12/日本
私は私が大嫌いで、大好き
世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。 優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?

『ナミビアの砂漠』は、運命的に出会っていた山中瑶子と河合優実、ふたつの才能が、ついに念願のタッグを組み、“ 今” の彼女たちでしか作り出せない熱量とセンスを注ぎ込んで生み出された。カンヌ国際映画祭でも「若き才能が爆発した傑作」と絶賛され、女性監督として史上最年少となる国際映画批評家連盟賞を受賞する快挙を成し遂げた。2020年代の〈今〉を生きる彼女たちと彼らにとっての「本当に描きたいこと」を圧倒的なパワーとエネルギーで描き切った『ナミビアの砂漠』が、先の見えない世の中に新しい風を吹き込む!
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1月18日(土)〜31日(金) 10:00~12:04 *水曜休映 *1月25日(土),26日(日)のみ 9:30~11:34

『港に灯がともる』

2025年製作/119分/日本
不格好でも迷っても、少しずつ、少しずつ。
わたしと家族とこの街の再生への通過点。

1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐末)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていくーー。 なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろうーー。
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1月18日(土)〜31日(金) 12:20~14:11 *水曜休映 *25日(土),26(日)のみ 11:45~13:36

『1%の風景』

2023年製作/110分/日本/ドキュメンタリー
命を産み育てるあなたのそばに、信頼できる誰かがいますように
99%のお産が病院やクリニックといった医療施設で行われている日本で 助産所や自宅での出産という「1%の選択」をした4人の女性と 彼女たちをサポートする助産師の日々をみつめたドキュメンタリー
あまり知られていない助産所という場所。そこでは助産師が医療機関と連携し、妊娠、出産、産後と子育ての始まりまで、一貫して母子をサポートしています。健診のたびに顔を会わせ、お腹にふれ、何気ない会話を交わす。妊婦と助産師はささやかな時間を積み重ね、信頼関係を築き、命が生まれようとする“その時”をともに待ちます。
この映画で描かれるのは助産所や自宅での自然分娩です。しかし、大切なのは場所や方法を問わず、命を産み、育てようとする女性のそばに信頼できる誰かがいる、ということ。近年、さまざまな理由によりお産を取りやめる助産所が増えています。社会が多様化し、選択肢がひろがる一方で、失われつつある“命の風景”をみつめた4年間の記録です。
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1月18日(土)〜31日(金) 14:25~15:59 *水曜休映 *25日(土),26日(日)のみ 14:00~15:34

『とりつくしま』

2024年製作/89分/日本
もう一度、この世を見つめることができるとしたら
死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか? 亡くなった人に、「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。 東直子の小説『とりつくしま』を原作に、娘である東かほり監督が脚本・監督した特別な映画
人生が終わってしまった人々の前に現れる“とりつくしま係”は、「この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ」と告げる。夫のお気に入りのマグカップになることにした妻、だいすきな青いジャングルジムになった男の子、孫にあげたカメラになった祖母、ビッチャーの息子を見守るため、野球の試合で使うロージンになった母。 人生のほんとうの最後に、モノとなって大切な人の側で過ごす時間。
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1月18日(土)〜31日(金) 16:25~18:04 *水曜休映 *25日(土),26日(日)のみ 15:50~17:29

『SUPER HAPPY FOREVER』

2024年製作/94分/日本・フランス合作
俊英・五十嵐耕平監督が紡ぐ、青春期の終わりを迎えた人々の
“奇跡のような幸福なひととき”

2023年8月19日、伊豆にある海辺のリゾートホテルを訪れた幼馴染の佐野と宮田。まもなく閉館をするこのホテルでは、アンをはじめとしたベトナム人の従業員たちが、ひと足早く退職日を迎えようとしている。佐野は、5年前にここで出会い恋に落ちた妻・凪を最近亡くしたばかりだった。妻との思い出に固執し自暴自棄になる姿を見かねて、宮田は友人として助言をするものの、あるセミナーに傾倒している宮田の言葉は佐野には届かない。2人は少ない言葉を交わしながら、閉店した思い出のレストランや遊覧船を巡り、かつて失くした赤い帽子を探し始める。
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1月18日(土)〜31日(金) 18:30~20:10 *水曜休映 *25日(土),26日(日)のみ 17:40~19:20

『がんばっていきまっしょい』

2024年製作/95分/日本
一生懸命になることをあきらめた高校生が、仲間とこぐボートに夢中になっていく--
学校をあげてボートのクラスマッチを行っている三津東高校。 誰もが全力で競技に挑む中、2年生の村上悦子はひとり冷めた表情だ。 才能もないのに頑張ったって仕方ない……そう気づいてからの悦子は、勝負をあきらめてばかりいる。 そんなある日、悦子のクラスに高橋梨衣奈という転入生がやってきた。クラスマッチのボートに感動した梨衣奈は、 悦子と幼なじみの佐伯姫を巻き込み、廃部状態だったボート部の復活に奔走する。 同学年の兵頭妙子と井本真優美が入部し5人になると、名義貸しのつもりだった悦子も渋々、初の大会に出場することに。 試合当日、理想と現実の差に打ちのめされてしまった悦子たち。 全員がゴールをあきらめかけた瞬間、悦子がオールを再び握りしめる。 「私、もっと上手くなりたい」という悦子の言葉で、5人の気持ちはひとつになるーー! 眩しい水しぶきと真直ぐな思いがあなたの背中を押す
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