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2024年11月

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10月31日(木)〜11月16日(土) 10時00分~11時44分 *6日,13日(水)休映

『九十歳。何がめでたい』

2024年製作/99分/G/日本
生きづらい世の中を‘‘一笑両断‘‘。
人生100年時代に贈る、前向きになれる痛快エンターテインメント


歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子。 昨年100歳を迎えた彼女のベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を原作に、90歳を迎えた草笛光子が、 エネルギッシュかつチャーミングに等身大の佐藤愛子を熱演し、映画化! 彼女を支える頑固な中年編集者・吉川真也役に唐沢寿明、愛子の娘・響子役に 真矢ミキ、さらに豪華キャストとゲストが多数登場! 映画『老後の資金がありません!』で老若男女の共感を呼んだ前田哲監督がメガホンをとり、 2024年No.1の笑いと共感の痛快エンターテイメントをお届けします!
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10/31木~11/16土 15:55~17:45 / 11/17日~11/23土 18:30~20:20 *水曜休映

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

2024年製作/105分/G/日本
伝えられない想いがあふれだす―。
「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」などで国内外から高く評価されてきた呉美保監督が9年ぶりに長編映画のメガホンをとり、作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を映画化。「キングダム」シリーズの吉沢亮が主演を務め、きこえない母ときこえる息子が織りなす物語を繊細なタッチで描く。
宮城県の小さな港町。耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った五十嵐大にとって、幼い頃は母の“通訳”をすることもふつうの日常だった。しかし成長するとともに、周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、母の明るさすら疎ましくなっていく。複雑な心情を持て余したまま20歳になった大は逃げるように上京し、誰も自分の生い立ちを知らない大都会でアルバイト生活を始めるが……。
母役の忍足亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。「正欲」の港岳彦が脚本を手がけた。
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10月31日(木)~11月16日(土) 13時40分〜15時31分 *6日,13日(水)休映

『うんこと死体の復権』

2024年製作/106分/日本
探検界のレジェンド
関野吉晴が初監督!
うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡るいのちの循環の旅へ

「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集⺠と の暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいい かを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。
野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻 。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた...。
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10月31日(木)~11月16日(土) 12時05分~13時10分 ※6日,13日(水)休映

『手でふれてみる世界』

2022年製作/60分/日本語・イタリア語
彫刻に手で触れて、 この世界の一部を感じとる。
彫刻を抱擁する人が写し出された一枚の写真と出会った。
彼はなぜ、愛おしそうに触れているのか、知りたいと思った。

イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。 日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。
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10月31日(木)~11月16日(土) 18時10分~19時55分 *2日(土),6日(水),13日(水)休映

『きみの色』

2024年製作/100分/G/日本
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。 そんなある日、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、音楽好きの少年・ルイと古書店で出会う。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を備ったりー 勝手に退学したことを、家族に打ち明けられないきみ。母親からの将来の期待に反して、隠れて音楽活動をしているルイ。そして、自分の色だけは見ることができないトツ子。 それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。 よかったらバンドに、入りませんか? バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。
わたしたちの色、わたしたちの音やがて訪れる学園祭、初めてのライブ。
観客の前で見せた三人の「色」とは。
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11/17日~11/23土 16:10~18:06 / 11/24日~11/30土 10:00~11:56 *水曜休映

『掘る女 縄文人の落とし物』

2022年製作/111分/日本
夢中になれることが、人生をこんなに豊かにする。
土臭くてラヴリーな発掘ドキュメンタリー

2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録され、再評価が進む縄文文化。今から約1万6千年〜3千年前に作られた奇妙なデザインの土器や、どこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹き付けてやまない。しかし、本作が光を当てるのは、その「発掘」に魅せられた女性たち。『≒草間彌生 わたし大好き』『氷の花火 山口小夜子』が話題となった松本貴子監督の最新作は、縄文遺跡の発掘調査に携わる女性たちを3年間にわたって記録したドキュメンタリー。男仕事と思われがちな遺跡発掘で、汗だくになりながらスコップを地面に這わせる彼女たちが、あなたを縄文時代へと誘う。ナレーションは「銀河鉄道999」のメーテル役で知られる池田昌子が担当。
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11/17日~11/23土 14:00~15:39 / 11/24日~11/30土 14:25~16:04 *水曜休映

サヘル・ローズ初監督作品『花束』<世界をとどける映画祭>

2024年製作/94分/G/日本
煌びやかな日本が抱える大きな闇
その犠牲になっているコドモたち
その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは?
大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない
大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている

これほど【あらすじ】を書くのが難しい映画があっただろうか? これほど【演技】という言葉が当てはまらない映画があっただろうか? 映画であって、映画ではない 物語というものは存在しない ドキュメンタリーと、ノンフィクションと、ドラマ これらを融合させた実験映画と云うべきなのか? それとも言葉とお芝居による記億映画とでも云うべきか?
8人の少年少女が主人公である 誰ひとり役者ではない 一見、どこにでもいる普通の少年少女たち ・・・・だが
彼らは幼少期、思春期に普通とは言い難い体験をしている 彼等が児童養護施設で過ごした記憶を辿ると 彼等自身、忘れ難い瞬間(ひととき)があった 奪われた時間 怯え続けた日々の中で 彼等が望んだもの その忘れ難い瞬間を カメラの前で彼等自身が演じていく 主人公たちが実際に生きてきた痕跡を辿る 記憶の断片を表現する 全てのコドモが 生まれてきたこの世界で祝福されるべきだ ・・・・けど 現代の日本では叶わぬ希望となりつつある 煌びやかな日本が抱える大きな闇 その犠牲になっているコドモたち その当事者である彼等が見つめる一筋の光とは? 憎むことを放棄し、 人を許し、 そして・・・・愛されたい 大人が幸せじゃないと、子どもは幸せになれない 大人が救われ、子どもがいつも笑顔でいられる世界を願っている
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11月17日(日)~11月19日(火) 12時00分~13時34分

『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』<世界をとどける映画祭>

2013年製作/89分/シリア・ドイツ合作
世界中の兄弟たちよ
この叫びを無視するというのか?

中東シリアで祖国の民主化を求めて戦う若者たちの姿をとらえたドキュメンタリー。2011年にアラブから始まった民主化運動の波を受け、2人のシリア人青年が立ち上がった。サッカーのユース代表チームで活躍していた19歳のバセットは、そのカリスマ性で若者たちの心をつかみ、民主化運動のリーダーになる。一方、彼の友人であるカメラマンのオサマは、デモの様子を撮影してインターネットで公開することで民主化運動を広げようとする。非暴力の抵抗運動を続けていた彼らだったが、12年2月に状況は一変。政府軍の攻撃により、ホムスで170人もの市民が殺害された。政府との対話が不可能であることを知ったバセットたちは、武器を手に取り命がけの戦いに身を投じる。11年夏より彼らの活動を追ってきたシリア人監督タラール・デルキが、今なお戦いの中で生きる彼らの姿をありのままに映し出す。サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門でグランプリを獲得。
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11月21日(木)~11月23日(土) 12時00分~13時34分

『バベルの学校』<世界をとどける映画祭>

2013年製作/89分/フランス
違ってたっていい。
違ってるからいい。

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。
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11月24日(日)~26日(火) 16時30分~18時08分

『燃えあがる女性記者たち』<世界をとどける映画祭>

2021年製作/93分/インド/ドキュメンタリー/ヒンディー語
たくさんの人に知ってほしい。
世の中のために書く、女性記者のことを。

インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」。 独立した草の根メディアとして、大手メディアが注目しない農村の生活や開発など地方自治の問題を報道し続けてきた「カバル・ラハリヤ」は、紙媒体からSNSとYouTubeの発信を主とするデジタルメディアとして新しい挑戦を始める。ペンをスマートフォンに持ちかえた彼女たちは、貧困と階層、そしてジェンダーという多重の差別や偏見、さらには命の危険すらある暴力的な状況のなか、怯まず粘り強く小さな声を取材していく。
知識も経験も豊富な「カバル・ラハリヤ」主任記者のミーラは、ニュースのデジタル化に戸惑う仲間を励ましながらも、自身の子育てと夫の無理解に苦慮している。有望記者のスニータは、意欲も能力の十分だが、家族と世間からの結婚の圧力に疲弊し、新人のシャームカリは、自分の取材力に自信が持てなくなっていた。それぞれの悩みを抱えながらも徐々に記者としての取材方法を獲得していったミーラたちは、次々と生活の問題の先にある反社会勢力の存在や警察の怠慢などをあきらかにしていく。やがて、彼女たちの発信するニュースは、インド各地へと波紋のような広がりを見せるのだった――。
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11月28日(木)~30日(土) 16時30分~18時21分

『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』<世界をとどける映画祭>

2020年製作/106分/日本
とどいてほしい ひとりの少女が紡いだ言葉。
あなたが知らない 沖縄の明るさの向こう側。

沖縄の言葉、ウチナーグチには「悲しい」という言葉はない。 それに近い言葉は「肝(ちむ)ぐりさ」。誰かの心の痛みを自分の悲しみとして一緒に胸を痛めること。 それがウチナーンチュの心、ちむぐりさ。
そんな沖縄に、ひとりの少女がやってきた。北国・能登半島で生まれ育った、坂本菜の花さん、15歳。 彼女が通うのは、フリースクール・珊瑚舎スコーレ。既存の教育の枠に捉われない個性的な教育と、お年寄りも共に学ぶユニークな学校だ。 70年あまり前の戦争で学校に通えなかったお年寄りとの交流を通して彼女は、沖縄ではいまなお戦争が続いていることを肌で感じとっていく。
次々に起こる基地から派生する事件や事故。それとは対照的に流れる学校での穏やかな時間。 こうした日々を、彼女は故郷の新聞コラム「菜の花の沖縄日記」(北陸中日新聞)に書き続けた。
「おじぃ なぜ明るいの?」。疑問から始まった日記は、菜の花さんが自分の目で見て感じることを大切に、自分にできることは何かを考え続けた旅物語だった。
少女がみた沖縄の素顔とは―。
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