いせフィルムの水曜ロードショー、第四弾。
8月は戦後80年、厭戦をテーマに上映します。
6日はご存じの通り、広島に原子爆弾が投下された日。
7月31日〜上映の劇映画『ひろしま』(監督:関川秀雄)も上映。
もう二度と同じことを起こさせてはならない。
そして世界で今も続く戦争も忘れてはならない。
映画を通して、記録と記憶を受け継ぎ、本当の平和について考えてゆく1日です。
<伊勢監督メッセージ>
8月6日広島、8月9日長崎、
その日のことを伝え続けてきた、世界で唯一の被爆国 日本の「日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が、昨年ノーベル平和賞を授与された。
「忘れてはならないこと」が確かにある。
ドキュメンタリー映画もまた、「忘れてはならないこと」を伝え続ける。
8月6日に三本の映画を観て、語り合いたい。
8月6日水曜開催
【 戦後80年 ー映画「ひろしま」と、いせフィルムの厭戦映画上映ー】
◉10時00分〜11時54分 『ひろしま』
詳細・ご予約:https://coubic.com/chupki/2505962
◉12時30分~14時04分 『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』
>>アフタートークあり。ゲスト:伊勢真一監督
詳細・ご予約:https://coubic.com/chupki/2842378
◉15時00分〜16時33分 『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』
>>アフタートークあり。ゲスト:伊勢真一監督
詳細・ご予約:https://coubic.com/chupki/3673925
<映画について>
◉10時00分〜
『ひろしま』デジタルリマスター版
(1953年製作/109分/日本)
*音声ガイド、日本語字幕あり
ひろしま 平和への祈り
広島市民ら約8万8千人が出演し、原爆が投下された直後の惨状を再現。
自らも広島で被曝した教育学者・長田新が編集した文集「原爆の子〜広島の少年少女のうったえ」を元に、敗戦からまもない1953年、広島県教職員組合と広島市民の全面協力下で製作された作品のリマスター版。東宝出身で戦後独立プロに転じた監督の関川秀雄は、原爆が投下された直後の地獄絵図の映像化に精力を傾け、百数カットに及ぶ撮影を費やして、克明に原爆被災現場における救護所や太田川の惨状等の阿鼻叫喚の修羅場を再現した。そして被爆者たちのその後苦しみを映画いた。それはひとえに被爆者たちの声でもあった。
被爆国ニッポンは、すべての核を否定すべきであった、唯一の被爆国だというのに、私たちは、核の恐ろしさをもっと大きな声で訴えてこなかったのか・・・。
原発も核開発に他ならない。
監督:関川秀雄
撮影:宮島義勇 音楽:伊福部昭
出演:岡田英次、神田隆、月丘夢路、山田五十鈴、河原崎しづ江、町田いさ子、
東京映画俳優協会、劇団虹の橋等から多数出演
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◉12時30分~
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』
(1996年/89分/日本/ドキュメンタリー)
※音声ガイド・日本語字幕あり
★上映後アフタートークあり。
伊勢真⼀監督(映画『ルーペ』監督)
戦場で撮影されなかったワンカットのことを
忘れない…瀬川順⼀の哲学に触れるドキュメント
戦前から戦中、戦後にかけ、数々の劇映画、記録映画、短編映画の撮影に携わり、95年10月5日に80歳で亡くなった名カメラマン・瀬川順一(『奈緒ちゃん』のカメラマン)がドキュメンタリーについて、カメラマンについて語る貴重な記録。
「誰もわかっちゃいないんだ! カメラマンは、いないけど、いるんだ…」
彼を父親のように慕う伊勢真一監督が、10年近くに渡ってカメラを向けた。
題名の「ルーペ」とはカメラマンが撮影中に覗くファインダーを意味する。
演出:伊勢真一
撮影:安井洋一郎J.S.C./瀬川順一/瀬川龍/柳田義和
録音:米山靖 音楽:横内丙午
●日本映画ペンクラブ 記録映画グランプリ
●キネマ旬報 文化映画ベストテン3位
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◉15時00分〜
『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』
(2021年製作/88分/日本/ドキュメンタリー)
※音声ガイド・日本語字幕あり
★上映後アフタートークあり。
伊勢真⼀監督(映画『いまはむかし』監督)
「戦争」という⼤きな流れに翻弄された⼈々の
語られなかった声に、今、⽿を澄ませる
語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。
父をいとおしむ気持ちを込めながら、
あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか。
父から子へ、そして孫へ・・・
“いまはむかし、むかしはいま”
戦時、記録映画編集者・伊勢長之助はインドネシアでプロパガンダ映画を創った。 長之助の長男・伊勢真一は、彼の子らと共に、父たちが国策映画を手がけた想いを探る旅へ出る。 日本・インドネシア・オランダ。亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
●アムステルダム・ドキュメンタリー国際映画祭3部門ノミネート作品
●キネマ旬報文化映画ベストテン3位
演出:伊勢真一
出演:伊勢 長之助 伊勢 真一 伊勢 佳世 カディルマン ロシハン・アンワール ジャカルタの人々
※いずれもトークのみのご予約は承っておりません。
※耳のご不自由な方には、トークの文字通訳(UDトーク)でサポートします。
ご希望の方はご予約後、cinema.chupki@gmail.comまでご連絡ください。
※難聴のお客様には、マイクの音を増幅させて舞台挨拶の内容をお聴きいただけるようにいたします。
スタッフまでお申し付けください。
※本作の舞台挨拶回は12チケット、サポーター割引適用となります。
※登壇者は予告なしに変更する場合がございます。予めご了承願います。
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【チケット料金】
一般 1,700円/シニア (60才以上)1,300円/学生・ユース(22才以下) 1,000円/中学生以下 500円/介助者無料/未就学児無料
<会場・問い合わせ>
CINEMA Chupki TABATA
シネマ・チュプキ・タバタ
東京都北区東田端2-8-4(水曜休)
TEL・FAX 03-6240-8480
cinema.chupki@gmail.com