同じ月の上映作品
【アンコール上映】2025年2月1日(土)~14日(金) 10時00分〜12時04分 *5日,12日(水)休映)
『マミー』
2024年製作/119分/日本/ドキュメンタリー
母は、無実だと思う。
和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
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和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
映画は、この社会のでたらめさを暴露しながら、合わせ鏡のようにして、私たち自身の業や欲望を映し出す。
12月1日(日)~7日(土) 10:30~12:12 / 12月8日(日)~14日(土) 10:00~11:42 *水曜休映
『奇跡の子 夢野に舞う』
2024年製作/97分/日本
人の知恵と都合と
愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。
農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
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愛とエゴが解け合って
"希望"が生まれた。
農家は鳥に手を焼いている。撒いた種はほじくるし、新芽が出ればバリカンで刈ったように食べつくす。張ったばかりのビニールハウスにはフンをかけていく。そんな農民たちが地元に鳥を呼ぶと言い出した。それも絶滅危惧種のタンチョウだ。北海道の東部にごくわずかしか生息していない希少種が大都市・札幌の近郊にある農村に来るはずもない。それで14人の農家が集まり、タンチョウの棲み家づくりが始まった。治水対策で人工的に作られた遊水地の中に、タンチョウが生息できる「湿地」が回復してくると、やってくるのは予期せぬ訪問者ばかり。大量の渡り鳥に獰猛な外来種、カメラを抱えた人間たち…。次々と巻き起こるトラブル。果たしてタンチョウはやってくるのか?。
12月1日(日)~3日(火) 15時00分~17時45分
『この空の花 長岡花火物語』<世界をとどける映画祭>
2011年製作/160分/日本
世界中の爆弾が花火に変わったら、
きっとこの世から戦争はなくなる。
「まだ、戦争には間に合いますか?」2004年の新潟県中越地震から復興をとげ、11年の東日本大震災発生時には被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡市を舞台に、ひとりの女性新聞記者がさまざまな人と出会い、不思議な体験を重ねていく姿を大林宣彦監督が描く。11年夏、熊本・天草の地方紙記者の玲子が新潟・長岡を訪れる。目的は、中越地震を乗り越え復興し、東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた同地を取材すること。そして、長年音信不通だった元恋人からの「長岡の花火を見てほしい」という便りに心ひかれたためだった。
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きっとこの世から戦争はなくなる。
「まだ、戦争には間に合いますか?」2004年の新潟県中越地震から復興をとげ、11年の東日本大震災発生時には被災者をいち早く受け入れた新潟・長岡市を舞台に、ひとりの女性新聞記者がさまざまな人と出会い、不思議な体験を重ねていく姿を大林宣彦監督が描く。11年夏、熊本・天草の地方紙記者の玲子が新潟・長岡を訪れる。目的は、中越地震を乗り越え復興し、東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた同地を取材すること。そして、長年音信不通だった元恋人からの「長岡の花火を見てほしい」という便りに心ひかれたためだった。
12月1日(日)~7日(土) 18時45分~20時23分 *4日(水)休映
『Keememej』 <世界をとどける映画祭>
2021年製作/93分/日本/ドキュメンタリー
私のことを忘れないでください。
かつて日本の委任統治下にあったマーシャル諸島共和国。
いまだ戦争の爪痕が残るが映画館はひとつもないこの国で、
2019年8月、1本の映画を上映した。
タイトルは“keememej”
マーシャル語で“憶えている”。
ジャルート島で会った、軍歌を歌う88歳の元少女。
ウォッチェ島に眠る、消えゆくハングル文字の詩。
2012年から追いかけた環礁に散らばる記憶のピース。
元日本兵の父の最期の地を探していた78歳の息子は 母の骨と共に、
家族を連れて3年ぶりに島を訪れる。
マーシャル、日本、朝鮮、アメリカ。
時を越え、再び出会った私たちが新しい物語を編む時、
何を共有し、誰を忘れずにいたいのだろう。
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