同じ月の上映作品
3月1日(土)~15日(土) 10時00分〜11時43分 *5日,12日(水)休映
『鹿の国』
2025年製作/98分/G/日本
なぜこの土地に、これほど心が騒ぐのか?
日本列島のヘソ、諏訪盆地に位置する日本最古の神社の一つ、諏訪大社。年間200回をその超える祭礼は謎に満ちている。重要神事で降ろされる古い神・ミシャグジ。そして神事に欠かせないとされた鹿の生贄……。ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた監督・弘理子(ひろ・りこ)は、四季の祭礼を追ううち、そこにあるいのちの循環への原初の祈りに気づく。そして、長らく畏怖と謎に包まれてきた中世の「御室神事(みむろしんじ)」の再現に挑む。厳冬の3カ月間、神域の穴倉に籠められた生き神・少年大祝(おおほうり)の前で繰り広げられた芸能とは?そして春4月、化粧を施されて出現する大祝に捧げられた75頭の鹿の首の意味とは?冬から春へ、死から再生へ。美しい四季とともに3年をかけて描き出された、現代社会を生きる私たちが忘れかけていた原初の祈りの姿。
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日本列島のヘソ、諏訪盆地に位置する日本最古の神社の一つ、諏訪大社。年間200回をその超える祭礼は謎に満ちている。重要神事で降ろされる古い神・ミシャグジ。そして神事に欠かせないとされた鹿の生贄……。ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた監督・弘理子(ひろ・りこ)は、四季の祭礼を追ううち、そこにあるいのちの循環への原初の祈りに気づく。そして、長らく畏怖と謎に包まれてきた中世の「御室神事(みむろしんじ)」の再現に挑む。厳冬の3カ月間、神域の穴倉に籠められた生き神・少年大祝(おおほうり)の前で繰り広げられた芸能とは?そして春4月、化粧を施されて出現する大祝に捧げられた75頭の鹿の首の意味とは?冬から春へ、死から再生へ。美しい四季とともに3年をかけて描き出された、現代社会を生きる私たちが忘れかけていた原初の祈りの姿。
3月1日(土)~15日(土) 12時10分〜13時38分 *5日,12日(水)休映
『その街のこども 劇場版』
2010年/83分/日本
1995年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。
こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。
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こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。
3月1日(土)~15日(土) 13時55分~16時03分 *5日,12日(水)休映
『大きな家』
2024年製作/123分/G/日本
生きてきた。つよく。この先も。
密着したのは、児童養護施設の”ふつう”の日常。
東京のとある児童養護施設。 ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、 さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしています。 家族とも他人とも言い切れない、 そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、 彼らを支える眼差しに密着しました。 生きることへの不安。うまく築けない人間関係。 変えられないものと、ともに生きていくということ。 ここに映っているのは、特別なものではなく、 葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、 それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。 この映画を観終わったあとは、 彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。 そして、あなたの"ふつう"が少しだけ広がるかもしれません。 配信やパッケージ化は予定しておりませんので、ぜひ劇場でご覧ください。
※本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています
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密着したのは、児童養護施設の”ふつう”の日常。
東京のとある児童養護施設。 ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、 さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしています。 家族とも他人とも言い切れない、 そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、 彼らを支える眼差しに密着しました。 生きることへの不安。うまく築けない人間関係。 変えられないものと、ともに生きていくということ。 ここに映っているのは、特別なものではなく、 葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、 それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。 この映画を観終わったあとは、 彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。 そして、あなたの"ふつう"が少しだけ広がるかもしれません。 配信やパッケージ化は予定しておりませんので、ぜひ劇場でご覧ください。
※本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています
3月1日(土)~3月15日(土) 16時30分~18時20分 *5日,12日(水)休映
『アイミタガイ』
2024年製作/105分/G/日本
見逃してしまいそうな微かなふれあいが繋がり、秘密の糸がほどけるとき、
思いもよらない幸せの歯車が動き出す
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
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ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。