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9月17日〜9月30日『地球交響曲 第六番』

地球交響曲 第六番 ポスター

『地球交響曲 第六番』
(2006年/日本/127分)
上映時間:10時30分~12時37分

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~全ての存在は響き合っている~

最近のめざましい科学技術の進歩によって、この宇宙の全ての存在、すなわち銀河系、太陽系、地球、海、山、川、森、岩、動物、植物、バクテリアから原子のひとつひとつまでもが、それぞれに独自の“音楽”(vibration)を奏でていることが分かってきた。「人間が音楽をつくる以前に、“音楽”がこの宇宙をつくり、生命を生み出し、人間をつくった」という宇宙物理学者も存在する。

数千年前から伝えられているインド、ヒンドゥー教の教え「ナーダ ブラフマー = 世界は音なり」という言葉がある。
これと同じ教えは、仏教をはじめ世界のあらゆる宗教や神話の中にも存在する。我々人類は、科学が進歩するはるか以前から、この真理を知っていたのだ。21世紀の科学は、宇宙物理学、電子工学、生物学、医学、遺伝子工学など、あらゆる分野で、この「ナーダ ブラフマー」という真理を再発見しつつある。

我々が住むこの世界は、生々流転する全ての存在が、それぞれに独自の“音楽”を奏でながら、互いに響き合い、次々と新しいハーモニーを生み出しつつ、ライブ演奏されてゆく壮大なシンフォニーのようなもの。
ところが最近、この悠久のシンフォニーの中に、著しく調和を乱す“楽音”が聞こえるようになった。我々人類が発する“楽音”だ。甚だしい不協和音が発せられ続ければ、シンフォニーは当然調和を失い、カオス状態に陥り悲惨な結末を迎えることになる。

我々人類が不協和音を奏でるようになった理由ははっきりしている。自分だけの利便や安楽を求め続けるあまり、自分以外の存在が奏でる“音楽”を聴く耳を閉じてしまったからに他ならない。共演者が奏でる“音楽”を聴かないで、美しい交響曲の創造に参加することなどできるはずがないのだ。

今我々人類に早急に求められているのは、自分以外の存在が奏でる“音楽”を聴く耳をもう一度開くこと。そして、“耳を開く”ことはとても簡単で楽しいことなのだ。
閉じているのは我欲に呪縛された“耳”だけだ。私達のからだを構成する10の28乗個もある原子の一つ一つは、今この一瞬にも、外の世界に存在する全ての原子達と響き合いながら、美しいシンフォニーを奏でている。それが“生きている”ということである。
内なる音楽を聴くことは、外なる“音楽”を聴くことであり、外なる音楽を聴くことは、内なる“音楽”を聴くことである。

「音を観て、光を聴く」旅、それが「地球交響曲 第六番」の旅だと言えるだろう。

監督:龍村 仁
出演(声の出演):ケリー・ヨスト(奥村 潮)/ロジャー・ペイン(山川 建夫)/ラヴィ・シャンカール(林 隆三)/アヌーシュカ・シャンカール/ポール・ウィンター/奈良裕之/KNOB/雲龍/長屋和哉
ナレーター:榎木 孝明/森田 真奈美

予告編

公式サイト
http://www.gaiasymphony.com/bu/co_guide6.html

チケット料金:一般 1,500円/シニア(60才以上)1,000円/学生 1,000円/中学生以下 500円

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