アイヌの言葉で母なる森を意味する＜ハポネタイ＞
＜チュプキ＞は月や太陽、こもれびなど自然の光。
現代を生きるアイヌの個人史再録と、アイヌ文化を伝えるUtaEさん（ハポネタイ代表）とイベントを開催します。
この日、この時。
トゥレンカムイの計らいによる出会いが
ひとりひとりの未来に向けた喜びと、表現の場になりますように。
トゥレンカムイとは、皆それぞれ、首の後ろにいるカムイ（神）のこと。
そんなカムイのお話もお伝えしながら、UtaEさんを通じてアイヌの文化に触れてゆく一日です。
祖先を思い、自然を慈しむ「春分の日」の前日。
命芽吹く春の光とともに、あたたかな時間を一緒に過ごしましょう。
ハポネタイ×チュプキ 〜母なる森と光の祭り〜
開催日：3月19日（火）13時00分〜21時00分
会場：シネマ・チュプキ・タバタ
●13時00分〜 ＜開演＞ オープニングトーク ハポネタイとカムイのお話し
●13時20分〜 アイヌ個人史上映（2本立て＋各回トークあり）【ご予約】
●16時30分〜 アイヌの楽器・ムックリを鳴らそう【ご予約】
●19時30分〜 ライブ＆トーク（「ハウハウケ×UtaE」トンコリ、ムックリ、ウポポ、リムセ）【ご予約】
〜21時00分 ＜終演＞
＜ご案内＞
※各回定員あり、小さな劇場ですので事前予約をオススメします。
WEB予約のほか、電話・FAXでも承ります。03-6240-8480（水曜休、10時〜）
※サポートが必要な場合、車椅子スペースのご利用、親子鑑賞室のご利用はご相談ください。
※お会計は当日受付にて。現金、クレジット、PayPay、交通系IC、ID、QUICPayがご利用いただけます。
※各回12チケット、サポーター割引、招待券適用外となります。
◉第1部：アイヌ個人史上映（2本立て＋各回トークあり）
＜開演＞
13時00分〜 オープニングトーク ハポネタイとカムイのお話し
① 個人史「広尾正」上映
13時20分〜13時50分 上映（30分／日本語字幕・音声ガイドあり）
13時50分〜14時15分 アフタートーク（スピーカー：UtaEさん）
② 個人史「山本文利」上映
14時25分〜15時05分 上映（40分／日本語字幕・音声ガイドあり）
15時05分〜15時30分 アフタートーク（スピーカー：UtaEさん）
【 チケット（2本立て＋トーク）】
大人：3,500円／中学生以下：1,500円／介助者：無料
※トークのみのご予約は承っておりません。
※トークの際、耳のご不自由な方には、トークの文字通訳（UDトーク）でサポートします。ご希望の方はご予約後、メールにて cinema.chupki@gmail.comまでご連絡ください。
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。
★ 広尾 正さんプロフィール
北海道の十勝地方の広尾町出身、帯広市在住。
1964年に阿寒湖で結成された、アイヌと和人の若者の交流会、ペウレ・ウタリの会に参加。青年時代より、阿寒湖や帯広で古老たちより舞踊や歌謡を学ぶ。
地元の帯広カムイトウウポポ保存会で活動しながら、全国各地の小学校、幼稚園、保育園で先生や生徒たちにアイヌ舞踊を教える活動に長年取り組む。
1994年に東京にできたアイヌ料理店レラ・チセに勤務していたこともあり、首都圏のアイヌ民族団体、レラの会でも活動した経験がある。
また1994年から東京都中野で毎年開催されている、アイヌと沖縄の芸能の祭り、チャランケ祭の創設者の一人でもある。
★ 山本文利さんプロフィール
北海道帯広市出身。釧路市阿寒町在住。父・山本多助、母・スエのもとで幼少期からアイヌ文化に触れ、アイヌ語をはじめ、生活慣習や口承文芸、儀礼などを吸収して育つ。また青年時代から古老のもとを歩いて話を聞き、アイヌ語やアイヌ文化について幅広く知識を吸収。驚くべき記憶力を持ち、北海道各地のアイヌ文化について深い知識を持っている。また、地元・阿寒湖や東京などで後継者たちに知識を伝授している。
◉第2部：アイヌの楽器・ムックリを鳴らそう
初心者向けワークショップ
ムックリは、“口琴” と呼ばれるアイヌの伝統楽器です。
国内はもちろん、ニュージーランド、ドイツでも演奏経験があるUtaEさんのムックリの実演も聞くことができます。竹製の一見シンプルな楽器「ムックリ」ですが、その音域や音の種類など、想像を超える奥深さを実際に体験できる貴重な機会です。
時間：16時30分〜18時30分
定員：16名
講師：UtaEさん（ハポネタイ代表）
【 チケット 】
大人：3,000円／中学生以下：1,500円
＊ムックリをお持ちの方はご持参ください。
貸し出しはありません。お持ちでない方は、当日1,500円でお求め頂けます。
★UtaE（うたえ）さんプロフィール
ハポネタイ代表。
2009年に母とともに北海道清水町にハポネタイ（母なる森） を構え、 現代を生きるアイヌの個人史採録とアイヌアートの展示やライブに 取り組む。
その後一時休止を経て2020年、母より代表を引き継ぐ。
アイヌの口琴楽器ムックリ奏者・ パフォーマーとして国内外でアイヌ文化の伝承と交流に努め、 2014年、ドイツで開催された国際口琴大会に参加。アニメ「 ゴールデンカムイ」ではムックリのパートを担当している。
近年は教育機関を中心にアイヌ文化を伝える講演やワークショップ をリアル会場・オンラインにて開催。 2021年5月よりエフエムおびひろ（JAGA）『anu anu～母なる森 ハポネタイ～』にラジオパーソナリティとして出演中。
◉第3部：ハウハウケ×UtaEライブ ～トンコリ、ムックリ、ウポポ、リムセ～
ハウハウケによるトンコリ（アイヌの弦楽器）と、UtaEのムックリによる共演です。即興に近い、アイヌの音楽。この日、この時感じたこと、伝えたいこと。ここに集うひとたちと共につむぎ、奏であう夜を楽しみましょう。
19時15分〜 開場
19時30分〜 ライブ＆トーク
21時00分 終演
【 チケット 】
♪事前予約がおトクです♪
（大人）事前予約：3,500円／当日：4,000円
（中学生以下）事前予約：2,000円／当日：2,500円
介助者：無料
定員：20名
※トークの際、耳のご不自由な方には、トークの文字通訳（UDトーク）でサポートします。ご希望の方はご予約後、メールにて cinema.chupki@gmail.comまでご連絡ください。
★ハウハウケ（千葉伸彦）プロフィール
HAWHAWKE ハウハウケ（アイヌ名で「声がかすれている意」）
トンコリ演奏家・民族音楽研究者。
1991年に帯広出身の加藤ナミエ媼に出会い、伝承を受けるが、媼の思いを感じ、表現者ではなく次世代育成のために研究者・教育者の道に進む。各地の伝承者を訪ねて歌唱法などを学ぶ。
伝統音楽の現代に適合した学習方法を研究して博士号を取得。ウポポイ（国立民族共生象徴空間）や東京オリンピック参加公演で音楽監督を務め、歌唱や演奏を指導。
現在も精力的に研究・教育活動を行うとともに、30年ぶりに表現活動を解禁し、2021年末からSNSで配信を行なっている。
ハポネタイとは
「今を生きるアイヌが先祖の思いを受け継ぎ、さらに独自のものを生み出しながら、未来へとつなげていく場がほしい。」2006年5月、アイヌとして生きる惠原るみ子さんの思いから活動が始まり、北海道清水町剣山の麓に、アイヌ文化発信拠点「ハポネタイ」を設けました。ハポネタイとは、アイヌ語で「母なる森」。
娘のUtaEさんとともに2009年よりアイヌの人生を聞き取り調査した映像による「個人史展」、アイヌ音楽、舞踏、伝統料理を楽しめるイベントを開催。その後母・るみ子さんが体調を崩し活動を休止しましたが、現在はUtaEさんがその思いを引き継いでいます。
■【ハポネタイ」～トゥレンカムイWeek ～3/15(金)～23(土)】
この期間、チュプキだけでなく、ハポネタイの仲間たちがあちこちでイベントを開催します。田端は遠いなぁ、日にちが合わない・・・という方はこちらチェックしてみてください。
＜SNS＞
Facebook https://www.facebook.com/haponetay
Instagram https://www.instagram.com/haponetay/
＜インターネットラジオ＞
FM JAGA「anuanu ～母なる森 ハポネタイ～」
◯リッスンラジオ(インターネットで本放送中に聴けます)
http://listenradio.jp/sp/
毎週土曜日 17時00分～17時30分
再放送：毎週火曜日 19時30分～20時00分
◯Podcast
聴き逃した方や前のエピソードを聴きたい方はこちらから
▶︎Podcast（iPhoneのみ）https://apple.co/2SfeW2l
▶︎Spotify（iPhone以外のスマホ＆PC）https://anchor.fm/jaga-anuanu
「anuanuまたはハポネタイ」で検索してみてください。
◆◇◆ イベント主催・会場 ◆◇◆
CINEMA Chupki TABATA（シネマ・チュプキ・タバタ）
住所：東京都北区東田端2-8-4
（JR田端駅北口より徒歩7分、業務スーパー隣り、アクセス：https://chupki.jpn.org/#map-area ）
電話／FAX：03-6240-8480（水曜休）
HP：https://chupki.jpn.org
Mail:cinema.chupki@gmail.com
