『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』
舞台挨拶のお知らせ
3月上映時、そして4月の追加上映の際も大変反響をいただいた土キュメーンタリー映画。
「あの日、何があったのか」「事実と理由が知りたい」という親たちの強い思い。
彼らが10年にわたり撮り続けた記録は、未来へ渡していくべき大切なメッセージとなりました。
今回、寺田和弘監督のほか、多数のゲストをお招きし、ご登壇いただきます。
小さな劇場ですので、事前のご予約をおすすめいたします。
●ご予約はこちら
・WEB予約 https://coubic.com/chupki/544021
・電話・FAX 03-6240-8480(水曜日定休)
※トークのみのご予約は承っておりません。
※耳のご不自由な方には、トークの文字通訳(UDトーク )でサポートします。ご希望の方はご予約後、cinema.chupki@gmail.com までご連絡ください。
※登壇者は予告なしに変更する場合がございます。予めご了承願います。
◯日にち・ゲスト
<2023年5月上映後、舞台挨拶開催します>
18日(木)花田達朗さん(フリーランス社会科学者)、寺田和弘監督
19日(金)山口正芳さん(本作カメラマン)、寺田監督
20日(土)松本裕子さん(本作プロデューサー)
21日(日)齋藤雅弘さん(原告代理人弁護士)
22日(月)寺田監督
23日(火)吉岡和弘さん※リモートでのご登壇(原告代理人弁護士)、寺田監督
25日(木)大墻敦さん(ドキュメンタリー映画監督、桜美林大学教授)、寺田監督
26日(金)只野英昭さん※リモートでのご登壇(原告遺族)、寺田監督
27日(土)米村滋人さん(東京大学大学院法学政治学研究科・法学部教授)
松本裕子さん(本作プロデューサー)
28日(日)齋藤雅弘さん(原告代理人弁護士)
29日(月)松本裕子さん(本作プロデューサー)
味谷和哉さん(フジテレビ「ザ・ノンフィクション」元チーフプロデューサー)<急遽ご登壇決定!
30日(火)寺田監督
◆作品情報◆
『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』
<上映日時>
5月18日(木)~30日(火) 10時00分~12時02分 *24日(水)休映
(2022年製作/122分/日本)
※字幕・手話合成版上映です。 画面の端に手話通訳者の映像がつきます。 手話版にも日本語字幕がつきます。 <イメージ画像へ飛ぶ >
※Hello Movie対応 音声ガイドあり。当館では座席のコントローラーにイヤホンを挿してお聞きいただくこともできます。
小さないのちが遺した
伝えなくてはいけないこと。
忘れてはいけないこと。
「あの日、何があったのか」「事実と理由が知りたい」
親たちの強い思いが、10年にわたる唯一無二の記録となった――
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれ、全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなった。地震発生から津波が学校に到達するまで約51分、ラジオや行政防災無線で津波情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していた。にもかかわらず、この震災で大川小学校は唯一多数の犠牲者を出した。この惨事を引き起こした事実・理由を知りたいという親たちの切なる願いに対し、行政の対応には誠意が感じられず、その説明に嘘や隠ぺいがあると感じた親たちは真実を求め、石巻市と宮城県を被告にして国家賠償請求の裁判を提起した。彼らは、震災直後から、そして裁判が始まってからも記録を撮り続け、のべ10年にわたる映像が貴重な記録として残ることになっていく――
弁護団はたった2人の弁護士
親たちが“わが子の代理人”となり裁判史上、画期的な判決に
この裁判の代理人を務めたのは吉岡和弘、齋藤雅弘の両弁護士。
この裁判で、親たちは、「金がほしいのか」といわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、“わが子の事実上の代理人弁護士”となって証拠集めに奔走し、わずか2人の弁護団でわが子を失った親たちとともに、5年にもわたる裁判で「画期的」といわれた判決を勝ち取った。そうした親たちと二人の弁護士の闘いの一部始終を記録として撮り続け、膨大な闘いの記録が残った。寺田和弘監督は、この貴重な撮影記録を丁寧に構成・編集し、独自の追加撮影もあわせて、後世に残すべき作品として作り上げた。
監督:寺田和弘
プロデューサー:松本裕子
撮影:藤田和也、山口正芳、音効:宮本陽一、編集:加藤裕也、MA:髙梨智史、宣伝美術:追川恵子
協力:大川小学校児童津波被災遺族原告団、吉岡和弘、齋藤雅弘
主題歌:「駆けて来てよ」(歌:廣瀬奏)
バリアフリー版制作:NPOメディア・アクセス・サポートセンター
製作:(株)パオネットワーク
配給:きろくびと
公式HP:https://ikiru-okawafilm.com