CINEMA Chupki TABATA

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今月の上映

10月18日(土)〜31日(金)
*22日,29日(水)休映

10:00〜11:44 NO LIMIT, YOUR LIFE ノー リミット,ユア ライフ
12:15〜13:47 ブックマン・マーク:行動の軌跡
14:15〜16:05 大長編 タローマン 万博大爆発
16:30〜18:27 ジェンダー・マリアージュ 〜全米を揺るがした同性婚裁判〜 *26日(日)休映
18:50〜20:23 ふたりのまま
営業時間
◉休館日:水曜日 ◉オープン時間: 初回上映の30分前
10月18日(土)~10月31日(金) 10時00分~11時44分 *22日,29日(水)休映

『NO LIMIT, YOUR LIFE ノー リミット,ユア ライフ』

2023年製作/99分/G/日本
ALS(筋萎縮性側索硬化症)発症を知った上で結婚した二人
愛と科学で立ち向かう姿を描くヒューマンドキュメンタリー

2021年8月、東京パラリンピック開会式。車いすの少女が演じる「片翼の小さな飛行機」の物語で、ド派手な衣装をまとい、ギタリスト布袋寅泰らを乗せたデコトラの運転席に座りパフォーマンスを繰り広げた武藤将胤(むとうまさたね)。全ての人が自分らしさを表現し、生き続けられる「BORDERLESSな生き方」を世界へ発信した。大学を盛り上げるイベントに明け暮れた学生時代。口癖は「クレージーに行こうぜ!」。社会を明るくするアイデアを形にしたい、その夢を叶えるため大手広告会社に就職。広告プランナーとなり順風満帆の人生が続くと思っていた。妻・木綿子(ゆうこ)と初めて会った日、手の震えが始まっていた。27歳の時、全身の筋肉が徐々に動かせなくなる進行性の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断。「俺の人生は終わるのか—」絶望しかけたその時浮かんだのは、患者たちの未来を明るくするアイデアを形にする事。病気の啓発と、最新テクノロジーを使った活動を開始した。武藤将胤の限界なき挑戦の舞台裏に密着した、ヒューマンドキュメンタリー。
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10月18日(土)~10月31日(金) 12時15分~14時20分 *22日,29日(水)休映

『ブックマン・マーク:行動の軌跡』

87分/アメリカ
誰もが取り残されない世界の実現に生涯を捧げた
重度障害のあるアメリカ人博士のドキュメンタリー
社会は誰のためにあるのか?

日本を愛し、障害の現実に挑んだアメリカ人 ブックマン・マークは、1991年にアメリカ・フィラデルフィアで生まれた。 16週早く生まれ、体重はわずか752グラム。筋肉が弱まる難病により10歳の時に心臓移植を受け、車いすを使いながらも、障害を持つ自身の経験を力に変えてきた。 日本の歴史や宗教観に強い関心を持ち、日本文化・アニメに魅せられた少年はやがて博士号を取得。東京大学で博士研究員を務め、日本の歴史と政策を現場から深く見つめる「行動する学者」へと成長した。 教育者、歴史家、そして活動家として、障害者の権利のために行動し続けた彼の姿は、多くの人に希望と問いを投げかける。
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『大長編タローマン』ポスタービジュアル
10月18日(土)~10月31日(金) 14時15分~16時05分 *水曜休映

『大長編 タローマン 万博大爆発』

2025年製作/105分/日本
ようこそ!昭和100年の世界へ‼︎

「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと、岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作され、岡本太郎×特撮(日本を代表する芸術×エンターテインメント)の組み合わせが話題をよんだ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』。1話5分の物語が大長編となって、この夏スクリーンで大あばれ!(なんだこれは!)

物語の舞台は1970年。そしてさらに、2025年へ。時代を超えて、さらなるでたらめを繰り広げる物語に!ただし…現在の2025年ではなく「1970年代頃に想像されていた未来像」としての2025年【昭和100年】が舞台! 幾何学的な建物、透明なパイプで空中を移動する自動車、宇宙と交信する未来都市。昭和のこどもたちが目を輝かせ、心を躍らせた、あの頃に思い描いていたワクワクとした未来。夢と希望に満ち溢れたあの頃の未来の世界で、たたかえタローマン!
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『ジェンダー・マリアージュ』ポスタービジュアル
10月18日(土)~10月31日(金) 16時30分~18時27分 *水曜+26日(日)休映

『ジェンダー・マリアージュ 全米を揺るがした同性婚裁判』

2013年製作/112分/アメリカ/ドキュメンタリー
同性婚をめぐる歴史的な裁判
その感動的な舞台裏を追う


同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚が再び禁止されることになった。この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。クリス&サンディとポール&ジェフ。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われるこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッド・オルソンとデヴィッド・ボイスも手を取り合う。愛とは、家族とは、人権とは……。彼らのかつてない闘いを5年以上に渡って撮影し続けた感動のドキュメンタリー。
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『ふたりのまま』ポスタービジュアル
10月18日(土)~10月31日(金) 18時50分~20時23分 *水曜休映

『ふたりのまま』

2025年製作/88分/日本/ドキュメンタリー
私たちの関係性は、一体誰が決めるのだろう?
確かな“家族”として暮らす、4組の同性カップルの愛と日常の記録


同性婚が認められていない日本にも、子どもを育てている同性カップルの「家族」はたくさん存在します。 しかしその大多数が、差別や偏見を懸念し、関係性を隠して暮らしています。 そんな「見えない」家族のことを知ってもらいたいと 4組の「子どもを育てている/子どもを望む」同性カップルの日常をカメラに収めました。

精子提供をしてもらった友人と本人の両親たちと一緒に、生まれたばかりの赤ちゃんを育てるカップル。 ステップファミリーになるために同棲を始めたシングルマザーと同性のパートナーのカップル。 長年不妊治療に時間もお金も心も注いできたが、様々な「期限」にプレッシャーを感じているカップル。 精子バンクを通じた精子提供で生まれ、育ててきた娘がまもなく成人を迎えるカップル。

4組4様の「家族」の選択のなかにある、子どもへの愛情、子育ての悩み、未来への願い……。 「ふたりのまま」の思いに耳を傾けます。
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来月の上映

デフシネマリレープログラムAのイメージ
11月1日(土)〜11月14日(金) *5日(水)、12日(水)休映

『みんなのデフリンピック』『アイ・コンタクト』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーA】

『みんなのデフリンピック』(2023年製作/21分/日本)
『アイ・コンタクト』(2010年製作/88分/日本)
『みんなのデフリンピック』
 デフアスリートたちには、「きこえない」だけでなく、競技をする上でいくつものバリアがある。彼らには、デフリンピックで競い合うことにこそ意味があるのだ。  「感謝の気持ちを胸に、デフリンピックを目指したい」という高校生の声。きこえない人ときこえる人が共に暮らせる共生社会とは? 2025年東京デフリンピックが目指すものとは。

『アイ・コンタクト』
2009年夏、台北。第21回デフリンピックに初出場を果たした“ろう者サッカー女子日本代表”。 全国各地から年齢や環境も異なる選手たちが集まって練習を積み重ね、思いのたけを込めて台湾での試合に挑んだ。初めて世界に挑戦することで成長してゆく選手たち。スポーツ・ドキュメンタリーという枠を超え、ろう者への関心や理解も深まるドキュメンタリー映画。
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ぼくが生きてる、ふたつの世界、チラシ画像
11月1日(土)~11月14日(金) 12時30分~14時20分 *水曜休映

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーB】

2024年製作/105分/G/日本
伝えられない想いがあふれだす―。
「キングダム」シリーズの吉沢亮が主演を務め、きこえない母ときこえる息子が織りなす物語を繊細なタッチで描く。 宮城県の小さな港町。耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った五十嵐大にとって、幼い頃は母の“通訳”をすることもふつうの日常だった。しかし成長するとともに、周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、母の明るさすら疎ましくなっていく。複雑な心情を持て余したまま20歳になった大は逃げるように上京し、誰も自分の生い立ちを知らない大都会でアルバイト生活を始めるが……。 母役の忍足亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。「正欲」の港岳彦が脚本を手がけた。
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11月1日(土)~11月7日(金) 14時45分~16時06分 *5日(水)休映

『私だけ聴こえる』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーB】

2022年製作/76分/日本/ドキュメンタリー
「ずっと、ろうになりたかった」
コーダの心の声ーー

耳の聴こえない親を持つ耳の聴こえる子どもたち
音のない世界と聴こえる世界のあいだで居場所を探すドキュメンタリー
耳の聴こえない親から生まれた、耳の聴こえる子どもたち、コーダ(CODA:Children Of Deaf Adults)。 家では手話で、外では声で話す彼らは、学校に行けば“障害者の子”扱い、ろうからは「耳が聞こえるから」と距離を置かれる。 コーダという言葉が生まれたアメリカでコーダ・コミュニティを取材した初めての長編ドキュメンタリーとなる本作は、15歳というアイデンティティ形成期の多感な時期を過ごすコーダの子どもたちの3年間を追う。
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「わたしたちに祝福を」ポスター画像
11月8日(土)~11月14日(金) 14時45分~16時05分 *12日(水)休映

『わたしたちに祝福を』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーB】

2024年製作/60分+メッセージ動画15分/日本
わたしたちの痛みを見てほしい―。
イントロダクション
旧優生保護法による強制不妊、手話が禁止された時代、 障害者と女性への賠償金の減額…ろう者女性の生きづらさを 繊細かつ強烈な描写で描いた芸術的映画 夫を亡くし、過去と現在を行き来する高齢女性、手話が禁じられ、 日本語を身に付けることができなかった母を見つめる娘、子どもが欲しい女性… 3人の女性の繰り返される痛みの先には何があるのか。
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11月1日(土)~11月14日(金) 16時35分~18時35分 *5日,12日(水)休映

『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーC】

2023年製作/115分/マレーシア・台湾合作/PG12
クアラルンプール最下層の街で、支え合いながら生きてきた兄弟の物語。
マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にある荒廃したスラム街。この地域には不法滞在者2世とも言える人々や、様々な国籍・背景を持つ貧困層の人々が多く暮らしている。その場所で、身分証明書(ID)を与えられず、過酷な生活を強いられ生きてきた兄アパンと弟アディ。アバンは聾唖(ろうあ)というハンディを抱えながらも、市場の日雇いで堅実に生計を立てているが、アディは簡単に現金が手に入る裏社会と繋がっていて、彼の行動は常に危険と隣り合わせだ。そんなある日、実父の所在が判明したアディにはID発行の可能性が出てきた。しかしある事件がきっかけとなって、二人の未来に重く暗い影が忍び寄る。
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『こころの通訳者たち』ポスター画像
11月1日(土)~11月14日(金) 19時00分~20時39分 *5日,12日(水)休映

『こころの通訳者たち(日英字幕版)』【デフリンピック応援!Deaf CINEMA リレーC】

2021年製作/94分/日本/ドキュメンタリー
音を見えるように
光が聴こえるように

見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さなお子様を連れた人、誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアターのシネマ・チュプキ・タバタでは、上映する全ての映画音声ガイドと字幕をつけている。そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから2021年9月、本作の撮影がスタートした。 耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、 3人の舞台手話通訳者たちの記録。 その映像を目の見えない人にも伝えられないか?見えない人に「手話」を伝えるには。 演劇との架け橋になろうとした舞台手話通訳者たちの想いを伝えようと、壁にぶつかりながらも音声ガイドづくりを「諦めない」メンバーたちの想いが重なり、いつしか言語を超え、障害のあるなしを超えて、『こころ』のバトンを繋いでいく。
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11月15日(土)~11月28日(金) 10時00分~12時03分 *19日,26日(水)休映

『ら・かんぱねら』

2025年製作/118分/G/日本
漁師が奏でる「ラ・カンパネラ」
海苔漁師になって三十有余年、繁忙期が明けた途端に、気が抜けたように、パチンコ通いに明け暮れていた徳田時生は、ある日、自宅で自棄酒を飲んで寝ていた時に、つけっぱなしのテレビから流れてきた情熱的なピアノの音色に、かつてない衝撃を受ける。 「オイも、この曲を弾いてみたか!」。曲目は、フランツ・リストの名曲「ラ・カンパネラ」。それまでの人生で、音楽には全く無縁。楽譜も読めず、「ド」の位置にすら戸惑う。妻や息子からは「弾けるわけがない」と猛反対され、仕事仲間からも馬鹿にされながら、時生は楽譜を購入し、1日4時間、長い時には8時間、ピアノに向かい、練習を重ねるー。
ご予約・詳細
11月15日(土)~11月28日(金) 12時25分~14時06分 *19日,26日(水)休映

『ふつうの子ども』

2025年製作/96分/日本
唯士、10才。「好き」を知る
上田唯士(ゆいし)、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛(ここあ)が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスのちょっぴり問題児、橋本陽斗(はると)に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。
『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の呉美保監督と脚本家・高田亮が三度めのタッグを組んだ最新作『ふつうの子ども』は、子ども同士のリアルな人間ドラマを描く完全オリジナルストーリー。
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11/15土~11/21金 19:10~21:23 11/22土〜11/28金 14:30〜16:43 *水曜休映

『赤い糸 輪廻のひみつ』

2021年製作/128分/G/台湾
『あの頃、君を追いかけた』(11)から10年
ギデンズ・コーが贈る 楽しくも胸を打つ純愛冥界ファンタジー

落雷で不慮の死を遂げた青年が〈 月老(ユエラオ)〉として縁を結ぶのは、 最愛の恋人のこれからの幸せ?それとも〝あの世〟と〝この世〟を越えた禁断の恋?
落雷で命を落とし冥界に連れてこられた孝綸(シャオルン)は、同じく冥界にやってきたピンキーとともに、〈月老(ユエラオ)〉として現世で人々の縁結びをすることになる。 ある日、ふたりの前に1頭の犬が現れ、孝綸(シャオルン)は失っていた生前の記憶を取り戻す。それは初恋の相手、小咪(シャオミー)の、果たせぬままに終わってしまった“ある約束”だった。
ご予約・詳細
11/15土~21金 16:50~18:53 11/22土〜28金 17:10〜19:13 *水曜休映

『私たちが光と想うすべて』

2024年製作/118分/PG12/フランス・インド・オランダ・ルクセンブルク合作
都会で生きる女性たちが、人生のままならない状況に対峙しながら、ありのままでいたいと願い支え合う姿に、国や文化を超えた共感が湧き上がる感動作。
インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。二人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、お見合い結婚させようとする親に知られたら大反対されることはわかっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァティが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァティを村まで見送る旅に出る。神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する──。
ご予約・詳細
11/15土~21金 14:30~16:20 11/22土〜28金 19:30〜21:20 *水曜休映

『わたのはらぞこ』

2025年製作/105分/日本
層になった優しさと、せわしない休憩時間
山々に囲まれた歴史ある街・上田を訪れたヨシノ。 東京での日々に苦しさを感じた彼女がこの街に来た目的は、ゲストハウスでありながら同時に劇場であり、カフェでもあるこの街の特別な拠点「犀の角」を訪ね“休憩”することであった。 かつてこの上田には深い深い海があった。数年前、8メートルものクジラの化石が発見されたこの街を歩きながら、ヨシノは不思議な出来事に次々と巻き込まれていく。 今が現実なのか、夢なのか、過去か未来かも曖昧な時間の中で、ヨシノの“休憩”は予想もしないものになっていって……。
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『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』ポスター画像
11月19日(水) 13時30分〜15時03分

『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』★いせフィルムの水曜ロードショー

2021年製作/88分/日本/ドキュメンタリー
「語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。 父をいとおしむ気持ちを込めながら、あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか」 戦時、記録映画編集者・伊勢長之助はインドネシアでプロパガンダ映画を創った。長之助の長男・伊勢真一は、彼の子らと共に、父たちが国策映画を手がけた想いを探る旅へ出る。日本・インドネシア・オランダ。亡き父を想う旅で辿り着いた”戦争”の真実。
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11月19日(水) 10時00分〜11時55分

『大好き 〜奈緒ちゃんとお母さんの50年〜』★ いせフィルムの水曜ロードショー

2024年製作/110分/日本/ドキュメンタリー
50年におよぶ "大好き"の記憶
てんかんと知的障がいをもつ女性・西村奈緒さんとその母・信子さんの50年の歩みを描いたドキュメンタリー。1995年の「奈緒ちゃん」に始まる“奈緒ちゃんシリーズ”の第5作で、奈緒さんの叔父である伊勢真一監督が一貫して同シリーズを手がけている。
1973年に生まれた奈緒ちゃんは、生後まもなく難治性のてんかんと知的障がいがあることが判明する。幼い頃は重い発作を繰り返し、両親は医者から彼女が長く生きられないと宣告された。しかし、てんかん専門病院での持続的な治療と薬の効果に救われ、信子さんによる「積極的に地域で育てる」という方針のもと、奈緒ちゃんは明るく元気に成長していく。
現在は信子さんが仲間のお母さんたちと立ち上げた地域作業所「ぴぐれっと」のグループホームで暮らし、2週に一度は実家で過ごしている。ついに50歳を迎えた奈緒ちゃんと、常に彼女に寄り添いながら生きてきた信子さんの姿にスポットを当て、50年間におよぶ“いのち”の記憶を映し出す。
ご予約・詳細
『みんな、おしゃべり!』ポスタービジュアル
11月29日(土)〜12月25日(木) 上映スケジュールは予約ページにて

『みんな、おしゃべり!』当館封切り作品

2025年製作/143分/日本
ろう者vsクルド人!!
 もはや「未知との遭遇」か―

日本手話とクルド語を題材に、ろう者の日本人家族とクルド人一家が繰り広げる誇り高き小競り合いの行方を描いたコメディ。

古賀夏海は電器店を営むろう者の父と弟と暮らしているが、ある日、一家は同じ町に暮らすクルド人家族と些細なすれ違いから対立してしまう。両者の通訳として駆り出されたのは聴者である夏海と、クルド人一家の中で唯一日本語を話せるヒワだった。お互いの家族の通訳をするなかで、夏海とヒワの間には次第に信頼関係が生まれるが、両家の対立は深まるばかり。そんなある日、夏海の弟・駿が描いた謎の文字が、町を巻き込む事態へと発展してしまう——。
自身もCODA(ろう者の親を持つ聴者の子ども)である河合健がメガホンをとった。
ご予約・詳細
12月5日(金)~12月13日(土) 13時00分~14時40分 *10日(水)休映

『夏休みの記録』

2025年製作/95分/日本
近年様々なメディアで「難民」や「仮放免者」として在日クルド人の存在が伝えられている。他方で彼らを「難民ではない」とする声もある。しかし「難民」や「仮放免者」であるかないかに関わらず、彼らは今すでに同じ街に暮らしている。その彼らと私たちはどのように向き合えばいいのだろうか。 本作『夏休みの記録』は監督の川田と同じマンションに暮らすクルド人姉弟が夏休みの宿題をする様子と、母親たちが日本語を勉強する姿を記録したものである。それはメディアで報じられる悲劇的な「難民」や「仮放免者」でもなく、SNSで語られる暴力的な「クルド人」でもなく、目の前の「隣人」として出会った彼らの姿である。
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「黒川の女たち」ポスター画像
11月29日(土)〜12月4日(木) *3日(水)休映 10時00分〜11時44分 /12月26日(金)〜12月31日(水) 14時45分〜15時59分

『黒川の女たち』アンコール上映決定!

2025年製作/99分/日本/ドキュメンタリー
記憶が歴史になる前に、未来へ遺す。 戦禍を生きた人々の証言。

80年前の戦時下、国策のもと実施された満蒙開拓により、中国はるか満洲の地に渡った開拓団。日本の敗戦が色濃くなる中、突如としてソ連軍が満洲に侵攻した。守ってくれるはずの関東軍の姿もなく満蒙開拓団は過酷な状況に追い込まれ、集団自決を選択した開拓団もあれば、逃げ続けた末に息絶えた人も多かった。そんな中、岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るために、敵であるソ連軍に助けを求めた。しかしその見返りは、数えで18歳以上の女性たちによる接待だった。帰国後、女性たちを待っていたのは労いではなく、差別と偏見の目。節操のない誹謗中傷。同情から口を塞ぐ村の人々。 身も心も傷を負った女性たちの声はかき消され、この事実は長年伏せられてきた。だが、黒川の女性たちは手を携えた。 したこと、されたこと、みてきたこと。幾重にも重なる加害の事実と、犠牲の史実を封印させないために―。
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『もうひとつのヒロシマーアリランのうたー』ポスター画像
11月29日(土)〜12月4日(木) 12時10分〜13時13分 *3日(水)休映

『もうひとつのヒロシマーアリランのうた』アンコール上映決定!

1986年製作/58分/日本/ドキュメンタリー
父や母たちは、未曾有の原爆惨禍を証言して、人類の未来を証言する

日本の植民地支配によって被爆を余儀なくされたコリアン原爆被爆者の声を掘り起こした朴壽南の第一作目の監督作品。 広島の原爆スラムに住み込み「ピカに38度線はない」と同胞に呼びかけ20年の歳月をかけ被爆体験の証言を集めた。 日本の平和運動の中で語られることのなかった在日、在韓被爆者たちの存在が大きな衝撃を呼び、自主上映は全国300カ所以上に広がった。 ◉朴監督最新作『よみがえる声』を9月1日〜7日に上映します。
ご予約・詳細
『よみがえる声』ポスター画像
12月5日(金)〜12月13日(土) 10時00分〜13時33分 *10日(水)休映

『よみがえる声』アンコール上映決定!

2025年製作/148分/日本・韓国合作/ドキュメンタリー
歴史の闇に埋もれながら、なおも響き続ける証言の数々ー 90歳の母から戦後世代の娘へ。ともに歴史の襞に耳を澄ます
歴史に埋もれる声なき者たちの物語を刻銘に記録したドキュメンタリー 在日朝鮮人2世である映画作家・朴壽南(パク・スナム)は、2025年に90歳を迎える。彼女と娘の朴麻衣(パク・マイ)が共同で監督したドキュメンタリー『よみがえる声』は、約40年前から朴壽南が撮り続けていた16mmフィルムを基に制作された。広島や長崎で原爆被害を受けた朝鮮人、長崎の軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦の朝鮮人元軍属、そして日本軍の「慰安婦」にされた女性たちの声なき物語を描き出す。
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チュプキについて

チュプキはアイヌ語で「自然界の光」
誰もが楽しめる映画館です。

目の不自由な人も、耳の不自由な人も、
車いすの人も、小さなお子様連れの人も、
だれもがいつでも安心して、
一緒に映画を楽しむことができる、
すべてのお客様を対象とした映画館、
それが、ユニバーサルシアターです。

劇場案内

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チケット料金やご入場に際するご注意、ユニバーサルシアターの特徴や、劇場設備、シアターレンタルについて。

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  • ● JR山手線・京浜東北線 田端駅北口を出て、右方向徒歩5分
  • ● 田端駅北口有人改札にて地図を配布しています。
階段とスロープが並行しています。下りきったところで右折し、
車道の下をくぐって信号のある横断歩道を渡ってください。

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今後もっと広げていくために、
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