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2017年04月04日

アイヌ文化を楽しく学ぶワークショップ、参加受付開始しました!

お知らせ

アイヌ文化伝承イメージ
アイヌ文化を楽しく学ぶワークショップ①・②

今回のワークショップでは、アイヌの伝統的な歌・踊り・楽器のパフォーマンスやアイヌ文化やアイヌ語を楽しく伝えるイベントなど多岐にわたり活動している惠原詩乃(えはら うたえ)さんを講師にお迎えいたします。

22日はアイヌの伝統的な口琴楽器である「ムックリ」の弾き方ワークショップを実施。国内はもちろん、ニュージーランド、ドイツでも演奏経験がある惠原さんのムックリの実演も聞くことができます。竹製の一見シンプルな楽器「ムックリ」ですが、その音域や音の種類など、想像を超える奥深さを実際に体験できる貴重な機会です。

29日はアイヌ語を学ぶワークショップを開催。ゲームやカルタでからだを動かしながら楽しくアイヌ語を学びます。また、自身がニュージーランドに一カ月滞在し、先住民族マオリと交流を深め、マオリ語の言語復興に大きく貢献した語学学習法である「テ・アタランギ」を学んだ経験から、この学習法を応用したアイヌ語のレッスンも実施します。

 

■個人史の上映

「個人史」は、様々に生きるアイヌ個人の歴史を追い、映像でその人 の人生の道のりを表現しているプロジェクト。これまでに二人の「個人史」が完成しています。このプロジェクトは、2009年から5年間に渡り北海道の森の中でアイヌアートのフェスティバルを開催してきたグループである「ハポネタイ」代表の惠原るみ子さんが発起人。自身もアイヌのルーツを持ち、アイヌ自身がアイヌの個人の人生を聞き取ることを趣旨に「個人史」を始めました。

自分の父母、祖父母、そしてその上の先祖ばかりでなく、北海道で生きてきた狩猟民族であるアイヌ。時代の変化でアイヌとして生きにくい時代を生き、亡くなっていったであろう多くのアイヌたちの悲しみが、北海道という地に埋まっているような気がしました。
その思いを、ただ悲しみだけでなく、今を生きるアイヌとしてつながっていくにはどうしたらよいか考えました。・・・・・
一人一人のアイヌが生きた歴史が、これからのアイヌの歴史になっていくと思いました。

惠原るみ子 (「個人史」上映時のあいさつより抜粋)

広尾ただしさんの写真山本ふみとしさんの写真22日に上映するのは帯広在住のアイヌの古老・広尾正さんの個人史。東京で暮らした時の話や、アイヌの踊りと歌に対する強い思いを語っていただきました。

29日は阿寒在住のアイヌの古老・山本文利さんの個人史を上映。阿寒湖周辺の自然、樺太アイヌに伝わる神話、アイヌ語の大切さについて、話していただきました。

二人ともユーモアたっぷりに自身の人生を語ってくれます。鑑賞後は本人に会いに行きたくなるような、そんな作品です。今までは、主に「ハポネタイ」が開催していた北海道でのアートフェスティバルでの上映のみ。今回の貴重な機会に是非お越しください。
ご予約、お申し込みは、ワークショップのページからお願いします。
https://chupki.jpn.org/workshops

 

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